皆さん、こんにちわ!洋画が大好きなライターのYuuriです。
今回は、2024年5月17日よりロードショーのドイツ発サスペンススリラー『ありふれた教室』をピックアップ!
校内で起きた盗難事件を、新任女教師の視点で描いた衝撃作として今、大きな注目を集めています。
ここでは、映画公開がより楽しみになる物語のあらすじや見どころといった魅力をご紹介いたします。
(冒頭画像:引用https://arifureta-kyositsu.com/)
『ありふれた教室』:作品情報
映画タイトル | ありふれた教室 |
原題 | Das Lehrerzimmer/The Teachers’ Lounge |
監督 | イルケル・チャタク |
出演 | レオニー・ベネシュ、エバ・ロバウ、マイケル・クラマー、レオナルド・シュテットニッシュ他 |
公開日 | 2024年 【YouTube:予告編】 |
盗難事件の犯人探し、校内が崩壊へ:あらすじ
新たに赴任してきた理想主義者である教師のカーラ・ノワク(ノヴァク)。
仕事熱心で真面目、そして正義感の強いカーラは担当することとなった1年生のクラスで熱心に指導をしていくうちに、教師や生徒からも徐々に慕われるような存在になりつつあった。
連日、校内では盗難事件が相次いでおり、カーラは犯人の可能性が最も高い生徒を特定するように他の教師から圧力をかけられ、独自の犯人探しを開始する。
ある時、カーラはクラスの男子生徒達に検査のために財布を提出するよう促すと、トルコ系の生徒であるアリが大金を所持していることが判明。
教師たちはアリこそが犯人だと告発するのだが、その後、カーラが仕掛けた隠し撮りの動画には、とある人物が窃盗する瞬間が記録されていたのだった。
やがて、この事件を巡るカーラや学校側の対応は保護者から厳しい批判を受け、生徒たちの間でも反乱や反発が巻き起こってしまう。
同僚教師とも対立しだし、もはや四面楚歌となったカーラは孤立無援の危機的状況に追い込まれてしまうのだった…
現代に潜む社会問題を、生々しく描写
ドイツの新鋭であるイルケル・チャタク監督が手掛けた、長編4作目となる『ありふれた教室』。
本作は、ドイツ映画賞にて数々の作品賞を受賞し、第96回アカデミー賞の国際長編映画賞にノミネートされた話題の一作です。
主人公カーラ・ノワクを、映画『ザ・スウォーム』(23)などに出演するレオニー・ベネシュが演じました。
本作は、イルケル・チャタク監督が学生時代に得た経験を参考に書かれたストーリーであり、社会の縮図と呼ばれる学校内で起きる教育や差別、規則、そして社会とは何か?をテーマにじっくりと描いた作品です。
予告編からも分かるように緊張感に溢れ、じとりと汗をかきそうなイヤな空気感が漂う、濃密でリアルな世界観が描かれています。
主人公の教師カーラは、理想主義者であるものの生徒思いの真面目な若き教師で、同僚や生徒達からは大きな信頼を得ている新任教師でした。
しかし、校内で起きていた盗難事件に対応したカーラの行動で状況は一気に地獄へと化し、職員たちはもちろん、生徒やその保護者達も巻き込んだカオスな日常へと変化していきます。
フィクションとは思えぬほどその描写は生々しく、舞台は海外でありながらも、日本でもいつの日にか人種差別や格差といった問題が巻き起こるのではないか?と思わされるような一作に。
社会問題に耳を傾けたいという方には特に深く刺さる内容となっているので、要チェックです!
ドイツ人女優、レオニー・ベネシュに惚れる!
本作にて、主人公カーラ・ノワクを演じたのはドイツ人女優のレオニー・ベネシュ。
ドイツ制作の映画やドラマシリーズに多く出演している人気女優であり、本作での高い演技力や存在感が評価され、2023年ドイツ映画賞主演女優賞(Film Award in Gold)を見事に受賞しました。
『ありふれた教室』は、終始新任教師カーラの視点で描かれていきます。
このカーラという主人公の魅力が強く光る作品で、秩序が崩壊し、孤立無援という絶望的な状況となっても逃げずに戦い抜くその姿は圧巻。
カーラの真っすぐなかっこよさは、観ている者の心を強く揺れ動かし、彼女がどういった行動を取るのか最後まで目が離せない珠玉のキャラクターとなっています。
映画撮影の秘話として、4人兄弟の長女として育ったレオニー曰く、年下の子役達と撮影することは当初は不安があったものの、全てとても素晴らしい瞬間であったと語っています。
レオニーだからこそ演じることが出来た新任教師としての魅力。
その役柄を存分に堪能出来る本作で是非彼女の演技に触れてみてください。
●レオニー・ベネシュ(Leonie Benesch)
誕生日:1991年4月22日生まれ
星座:おうし座
身長:162cm
出身:ドイツ
主な出演作品:ドラマシリーズ『八十日間世界一周(原題)』(2021~2022年)
映画『ザ・スウォーム』(23)など
まとめ
ふとしたきっかけで、学校内が崩壊していく様を描いたサスペンス映画『ありふれた教室』。
窮地に追い込まれてしまった熱心な新任教師・カーラを待ち受けている結末とは何か?
果たして正義とは何か――?
その気になる行方を、最後までお見逃しなく。
映画『ありふれた教室』は、2024年5月17日より全国でロードショーとなります!
《ライター:Yuuri》
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アクション映画を好み、エマ・ストーンとクリステン・スチュワートをこよなく推してます。
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