『シックス・センス』などユニークな作品を生み出してきたM・ナイト・シャマラン。
そんなシャマラン監督の娘、イシャナ・ナイト・シャマランの長編初監督作品『ザ・ウォッチャーズ』が公開されます!
本作は4人の登場人物が「何か」に監視される恐怖を描いた新感覚ホラー。
しかも『IT/イット』や『アナベル』などを手がけたワーナーホラーとのコラボということで、背筋も凍る恐さであることは間違いなし。
今回は、『ザ・ウォッチャーズ』のあらすじ・キャストから注目ポイントまでを一挙にご紹介します。
(冒頭画像:引用https://deadline.com/2024/02/)
あらすじ:リアリティホラー、「覗き見」の恐怖を味わう!
主人公のミナ(ダコタ・ファニング)は28歳の孤独なアーティスト。
ある日、贈り物を届けようと家を出たものの、地図にない森に足を踏み入れてしまいます。
彼女は奇妙なガラス張りの部屋に避難することに。
部屋で暮らしている3人の見知らぬ人物は、毎晩のように「何か」に監視されていると言います。
謎の「監視者」に拍手とともに迎え入れられたミナ。
ここでは「日が暮れたら部屋を出てはいけない」「監視者に背を向けてはいけない」「決してドアを開けてはいけない」というルールを守らなければならないのです。
姿の見えない監視者に怯えながらも、ミナはその正体を探ろうとしはじめて……。
ミナたちを待ち受ける衝撃の結末とは一体?
謎だらけの予告編に、不気味さだけが募る!
公開された予告編からわかるあらすじはここまで。
物語の大部分は謎のベールに包まれています。
予告編の中に登場する人物はたったの4人。
ミナの他に、リーダー格の老女・マデリンと青年・ダニエル、そして若妻のシアラ。
誰もが不気味な表情をしており、生気がないところから「この人たち信用できるの?」と猜疑心を煽ります。
さらに姿の見えない監視者も、薄気味悪いモンスターを連想させてくる描写です。
M・ナイト・シャマランの娘・イシャナがどんな仕掛けを用意しているのか、ぜひその目で確かめてください。
イシャナ・ナイト・シャマラン、24歳で監督デビュー!
最も注目すべきは、本作でシャマラン父娘がタッグを組んでいることでしょう。
メガホンを取るシャマラン娘・イシャナはまだ24歳。
今回が初監督作品とはなりますが、父が名監督ということもあって映像制作との関わりは深かったようです。
キャリア最初期は、姉であり歌手のサレカ・シャマランと幾度となくタッグを組んでいます。
サレカのミュージックビデオのほとんどはイシャナが手がけたものです。
また、M・ナイト・シャマラン監督の作品『オールド』や『ノック 終末の訪問者』の製作にも携わっていました。
特に『オールド』は「家族」をテーマにした作品であり、イシャナやサレカの存在がM・ナイト・シャマラン監督にインスピレーションを与えたようです。
イシャナの原点、シャマラン監督作品に惹かれるワケとは?
イシャナ・シャマランの作品作りの原点であろう、M・ナイト・シャマラン監督作品の魅力を解説します。
シャマラン監督が生み出す物語の面白さは「意外なオチ」にあるでしょう。
例えば名作『シックス・センス』はどんでん返し作品の代表とも言え、オチを知った上でもう一度観るとさらに面白くなる作品です。
このように意外なオチはシャマラン監督のオハコであり、自身も新作公開の際は「ネタバレ厳禁」と公言しているほど。
同時に映画の設定の不気味さやミステリアスなストーリー運びで観客を緊張させ、怖がらせるのも彼の得意技です。
娘・イシャナとタッグを組む『ザ・ウォッチャーズ』でも、「覗き見ホラー」という新たなジャンルを確立する予感。
父娘で挑む最恐ホラーは必見です!
キャスト陣、少ない登場人物でどこまで魅せられるのか?
本作は登場人物の少なさも注目ポイント。
前述のとおり予告編からは4人の登場人物しか確認できません。
なかでも期待が高まるのは、主人公・ミナ役のダコタ・ファニングの演技でしょう!
ダコタ・ファニング:美しき実力派、ホラーへの再挑戦!
「天才子役」の称号を欲しいままにしてきたダコタ・ファニングも、いまや30歳の美しき実力派女優に。
20代最後の作品となった『イコライザー THE FINAL』ではCIA捜査官役を演じるなど、新たな役どころに挑戦し続けています。
そんなダコタがホラー映画に出演するのは本作が初めてではありません。
まだ子役時代だった2005年に、ロバート・デ・ニーロ主演の『ハイド・アンド・シーク 暗闇のかくれんぼ』に出演していました。
当時この作品は「『シックス・センス』を超える大どんでん返し!」と銘打たれて話題を呼びました。
自殺によって母を失った娘・エミリー(ダコタ・ファニング)がある時から架空の友達の存在を信じ始め、父・デビット(ロバート・デ・ニーロ)が次々起こるショッキングな出来事に立ち向かっていく……というストーリー。
ダコタの無表情で不気味な演技に引き込まれるだけでなく、ラストの「そういうことだったの!?」という展開に衝撃を受けました。
それから約20年が経ち、実力派となったダコタのホラー再挑戦を見れるのが『ザ・ウォッチャーズ』なのです。
ダコタ演じるミナが謎に満ちた「監視者」と対峙し、どんな結末を迎えるのかが気になりますね。
●ダコタ・ファニング(Dakota Fanning)
誕生日:1994年2月23日生まれ
身長:163㎝
出身:アメリカ・ジョージア州
▶おすすめの代表作品(管理人・選)
オルフェン・フエレら、個性的な俳優陣を脇役に起用
ミナとともにガラス部屋で過ごす登場人物たちを演じるのはこちらの3人。
▶オルウェン・フエレ:ガラス部屋のリーダー的存在・マデリン
彼女は女優であるだけでなく、視覚芸術の作家・監督として活動しています。
▶オリバー・フィネガン:衝動的な青年・ダニエル
舞台を中心に活躍し『アウトランダー』の幼き日のウィリアム役で一躍注目を浴びた若手俳優です。
▶ジョージナ・キャンベル:若妻・シアラ役
『私のボーイフレンドに殺されました』で2015年度英国アカデミー賞TV賞主演女優賞に輝いた女優です。
まとめ
『ザ・ウォッチャーズ』は2024年6月21日に日本公開されます!
シャマラン監督とその娘がコラボするということもあり、思いもよらぬラストが待ち受けているのではないでしょうか。
本作を観てシャマランの世界観にハマった人は、ぜひ『シックス・センス』や『オールド』、『サイン』などのシャマラン父の代表作もチェックしてみてください!
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ウェス・アンダーソン作品の世界観が大好き!ライターの「もな」です。
映画にどハマりしたのは、小学生の頃に『ロード・オブ・ザ・リング』を観てから。
それからというもの、映画は私の人生にとって欠かせないもので、大学では映画学を専攻しました。
私の書く記事が、誰かと素敵な映画との出会いの場になったら嬉しいです。
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