『ジョン・ウィック』『Mr.ノーバディ』『ブレット・トレイン』を手掛けた「87ノース・プロダクションズ」制作の映画『バイオレント・ナイト』が公開(2023年2月)。
武装集団の3億ドル強奪事件に巻き込まれた、おじさんサンタのお話です。
主演は『ストレンジャーシングス 未知の世界』ホッパー署長役などで知られるデヴィット・ハーバー。
そして監督に抜擢されたのが、鬼才トミー・ウィルコラです。
彼の作品は痛みやグロテスク要素、コメディ要素の按排が絶妙で、物語の中にガッツリ引きこまれるものが多い印象です。
万人にはおすすめできないけど、グロとコメディが好きなら是非観て欲しい。
今回は、そんなトミー・ウィルコラ監督のおすすめ作品をご紹介します!
(冒頭画像:引用https://www.facebook.com/universal.eiga/)
憎み合う夫婦を襲う悲劇:『ザ・トリップ』
作品概要
映画タイトル | ザ・トリップ |
原題 | The Trip |
出演 | ノオミ・ラパス、アクセル・ヘニ―他 |
公開日 | 2021年/113min 【YouTube:予告編】 |
(ネットフリックスで独占配信されています。)
あらすじと見どころ
別荘で休日を過ごすことになったある夫婦、リサ(ノオミ・ラパス)とラーシュ(アクセル・ヘニ―)はお互い秘密の計画がありました。
夫婦生活に冷めきっていた2人は、お互い相手を殺してしまおうと企んでいたのです。
上手くいけば綺麗さっぱり相手を忘れ新しい道を歩んでいける、そう思っていたのは束の間。悲劇の物語が2人を待ち受けていました……。
この作品、トミー・ウィルコラ監督の作品の中で1番好きです。
はじめてみた時、なんてお洒落な作品なんだろうと思いました。
ちなみに、とっても痛くてグロテスクでブラックジョーク満載なので、苦手な人も多いかもしれません。
伏線がたくさん散りばめられていて、回収、回収、回収といった形でスッキリする作品です。
夫婦の暴言の言い合いもセンス抜群で、本当に面白いです!
ブラックコメディがお好きな方に、是非おすすめしたいです。
●ノオミ・ラパス(Noomi Rapace)
誕生日:1979年12月28日生まれ
星座:やぎ座
身長:163㎝
出身:スウェーデン
▶おすすめの代表作品(管理者選)
ストックホルム・ケース(予告編:Amazon) (楽天ブックス)
※人質事件の心理現象「ストックホルム症候群」の意味がわかります。
セブン・シスターズ(予告編:Amazon) (楽天ブックス)
※奇想天外な発想で一人七役で登場!アクションもふんだんにあります!
あの物語の15年後を描く:『ヘンゼルとグレーテル』
作品概要
映画タイトル | ヘンゼルとグレーテル |
原題 | Hansel and Gretel:Witch Hunters |
出演 | ジェレミー・レナ―、ジェマ・アータートン他 |
公開日 | 2013年/88min |
『ハートロッカー』『ボーンレガシー』『アベンジャーズシリーズ』等のジェレミー・レナ―がヘンゼル、『タイタンの戦い』『キングスマン:ファースト・エージェント』等のジェマ・アータートンがグレーテルを演じています!
あらすじと見所
お菓子の家で魔女を倒したあの日から15年後、大人になったヘンゼル(ジェレミー・レナ―)とグレーテル(ジェマ・アータートン)は有名な魔女ハンターになっていました。
ある街で子供たちが誘拐される事件が起き、依頼を受けたヘンゼルとグレーテルは敵となる黒魔女を追います。
物語の内容からして、子供からお年寄りまで老若男女にどうぞ!と言いたいところですが、グロはグロ、しっかりR15+のレイティング付きです。
痛い描写というより、破壊です笑
おとぎ話らしく、レパートリーに富んだ魔女や武器、可愛いトロールも登場するので、大人でも子供心を忘れずに楽しむことができる作品です。
●ジェマ・アータートン(Gemma Arterton)
誕生日:1986年2月2日生まれ
星座:みずがめ座
身長:170㎝
出身:イギリス
▶おすすめの代表作品【管理者選】
※ジェマ・アータートンのアクションはなかなか見ごたえがありますよ!
※爽やかな風景とパンの香りをバックに、新鮮な官能を味わえます。
7人1役:『セブン・シスターズ』
作品概要
映画タイトル | セブン・シスターズ |
原題 | What happened to Monday? |
出演 | ノオミ・ラパス、グレン・クローズ、ウィレム・デフォー他 |
公開日 | 2017年/123min |
『ザ・トリップ』と同様、ノオミ・ラパス主演です!
あらすじと見どころ
少し先の未来、人口爆発と環境破壊による食糧不足を解決すべく、国家が下したのは「児童分配法」と呼ばれる一人っ子政策でした。
2人目以降の子供は人口・食料問題が解決するその日まで、児童分配局により冷凍保存されるのです。
テレンス・セットマン(ウィレム・デフォー)は、七つ子を出産しそのまま亡くなった娘の代わりに、子供たちを国に隠しながら育てることを決めます。
月曜日から順番に名前をつけられた少女たちは、自分の名前の曜日だけ外に出ることを許され、7人で1人の人間「カレン・セットマン」(ノオミ・ラパス)を演じます。
ある日、「月曜日」が帰宅しなかったことにより彼女たちの運命は大きく変わってしまいます……。
ノオミ・ラパスが1人で7役演じており、1人1人外見の個性はあるものの演技によって全く違う人間として成り立っており、さすがだなと思いました。
女性アクションとは思えないほど激しい戦いが繰り広げられ、痛くて辛くなるほどです。
物語の設定もこれからこのような未来が訪れてもおかしくないような、現実的なものになっています。
最強女ノオミ・ラパスを拝みたい人におすすめです!
ゾンビ対決:『処刑山 ナチゾンビvsソビエトゾンビ』
作品概要
映画タイトル | 処刑山 ナチゾンビvsソビエトゾンビ |
原題 | Dead Snow:Red vs. Dead |
出演 | ウェガール・ホール、マーティンスター、スティッグ・フローデ・ヘンリクセン他 |
公開日 | 2014年/101min |
2007年に公開された『処刑山 デッド・スノウ』の続編になります!
なぜ続編から紹介するのか……?
『処刑山 デッド・スノウ』は動画配信がなく、DVDも廃盤となってしまっているのです。
続編である『処刑山 ナチゾンビvsソビエトゾンビ』を観てみるとわかるのですが、最初に前作のあらすじがしっかりと描かれているため続編から観ても問題ないです!
あらすじと見どころ
ゾンビの大群に襲われ、一夜にして仲間と恋人を失った主人公マーティン(ウェガール・ホール)。戦いの末、左腕を失ってしまいます。
奇跡的に救助され病院で目が覚めますが、ご丁寧に縫いつけられた左腕はマーティンのものではなくゾンビの腕でした。
ゾンビの力を左腕分だけ身につけたマーティンは、ゾンビの大群に復讐をしかけます。
ゾンビvsゾンビなんてカオスじゃないか…そう思っていたのですが、登場するゾンビたちは戦争で命を落とした戦士なので、礼儀正しくボスに忠実、思った以上にまともなのです。
トミー・ウィルコラらしく痛くグロテスクな場面がかなり多いので、体調は万全な状態での鑑賞をおすすめします!
ですが、やはりコメディ要素は多く笑えるシーンも多い。
ひと味違ったゾンビ映画を楽しみたい方におすすめです。
まとめ
トミー・ウィルコラ監督の作品は、基本的に全てR15+のレイティングが付いていますので、鑑賞の際はお気をつけてご覧ください!
今回公開される『バイオレント・ナイト』も期待大ですね!!
クリスマスは一足先に去ってしまいましたが、どんなクリスマスアクションを体験できるか楽しみです。
■「ゾンビ&恐怖映画ファン」へのおすすめ本【管理者選】
懐かしの 名作 恐怖映画 大解剖 (映画大解剖 ベストシリーズ)
※本作は1970年~2020年までに公開された死ぬまでに観ておきたい50年間の名作ホラー49作品を一挙紹介!
50年間の恐怖映画の歴史とともに恐怖の名場面を振り返ることで当時の恐怖と思い出が再び蘇ってくる。
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子供の頃から趣味は映画と言い続けている自称ゆる映画好きsioriです。
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