『オフィーリア』の死、絵画に新発見!最新映画はデイジー・リドリー主演

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https://edition.cnn.com/2019/07/02/entertainment/daisy-ridley-ophelia-column/index.html

(https://edition.cnn.com/2019/07/02/entertainment/daisy-ridley-ophelia-column/index.html)

あまりにも有名な「オフィーリア」

ウィリアム・シェイクスピアの4大悲劇のひとつ「ハムレット」のヒロインです。

戯曲の中で語られた彼女の悲運は、ハムレットとともに、絵画、舞台上映、音楽などの題材となり400年以上にわたり紹介されてきました。

ジョン・エヴァレット・ミレーの絵画(下図)で、花束を抱えたまま川面に浮かぶオフィーリアの姿は特に印象的です。

オフィーリア,ジョン・エヴァレット・ミレー,絵画
https://item.rakuten.co.jp/art-eurasia/ma257-m20_080928/

さて、今回紹介するのは、久々の映画化『オフィーリア 奪われた王国』です。

映画化は何度かされていますが、今作は主演を、『スター・ウォーズ』の興奮がまだ冷めやらないデイジー・リドリー

ハムレット王子は、『1917 命をかけた伝令』の印象が深く残るジョージ・マッケイが演じています。

オフィーリアの視点でオリジナルに制作され、絵画に見る謎めいた死にも新しい発見を示しています。

オフィーリア 奪われた王国 [ デイジー・リドリー ]

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オフィーリアが、注目され続けてきた理由

オフィーリア,デイジー・リドリー,ナオミ・ワッツ
https://www.nytimes.com/2019/06/27/movies/ophelia-review.html

「オフィーリア」がそれほどまでに、さまざまな美術、芸術作品の題材に取り上げられてきたのには大きな理由があります。

それは、「ハムレット」の中での彼女の悲運です。

演じるデイリー・リドリーは、どうしてもスター・ウォーズの勇敢なレイのイメージがありますよね。

しかし、今作では果たせぬ恋と、身近な人たちを次々と失っていくという悲劇のヒロイン役のため、物憂げな彼女が印象的です。

物語の舞台は中世、デンマーク王国

庶民の子として生まれたオフィーリアですが、ある時、王妃ガートルードナオミ・ワッツ)に見初められ、侍女として仕えたことから物語は始まります。

(ベテラン女優、ナオミ・ワッツの二役の好演も光ります。)

ありがちな話で、周囲の貴族出身の者たちから身分の低いオフィーリアはなにかと蔑視されることに。

ハムレット王子と出会い、さらなる苦悩へ

王妃とデンマーク王との間にはひとり息子がおり、それが「ハムレット王子」です。

将来の王を嘱望された、いわばサラブレッド的存在でした。

演じるのは、「1917 命をかけた伝令」で、密命を持って最後まで走り続けたあのジョージ・マッケイ。

誠実そうで、一生懸命なところはイメージ通りですが愚直なハムレット王子として、オフィーリアを最後まで守ってやることができません。

遠征から帰還した彼は、新しい侍女のオフィーリアを目ざとく見つけます。

オフィーリアもハムレットに好意を抱きますが、彼女の中では身分の違いは避けられないのが現実でした。

暗殺されたデンマーク国王?波乱の始まりへ

オフィーリア,ハムレット,クロンボー城
まさたさんによる写真ACからの写真 「ハムレット」の舞台となった「デンマーク・クロンボー城」

そんな中、デンマーク王が突然死するという事件が発生します。

城内では、蛇の毒が原因ではないかと噂されるのですが、ハッキリしたことがわからないまま葬儀が進みます。

しかし、みんなが驚いたのは、なんと王妃ガートルードのあまりにも早い再婚でした。

しかも相手は、王の弟にあたるクローディアス

これは、新しい王の誕生を意味します。

一番驚いたのは、父の死を深く悲しんでいた矢先のハムレットだったのは言うまでもありません。

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デンマーク王の不審な死と、城内の亡霊

夜な夜な出る亡霊から、父を殺したのは叔父のクローディアスに違いないと教えられたハムレット。

母にも落胆し、次第に正気を失いかけるハムレットに、オフィーリアの気持ちも大きく揺れます。

ハムレットに芽生えた殺意は新王クローディアに向けられるのですが、誤ってオフィーリアの父親を刺し殺すという事件が発生。

身の危険を察したクローディア王は、ハムレットを国外へ追放してしまいます。

平和だった城内には、一気に疑心暗鬼な空気が蔓延。

オフィーリアも、父の死とハムレットとの離別の中で、次第に正常さを欠いていくのでした。

まとめ~川に身を沈めるオフィーリア~

 

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映画の後半では、オフィーリアの残された身内である兄レアティーズが、クローディア王の策略でハムレットと一騎打ちさせられ、またしても悲劇が彼女を襲います。

王妃の再婚はじめ、これまでオフィーリアを包んでくれた身内も次々と亡くなりオフィーリアは孤立していくばかり。

エンディングでは、冒頭に紹介したミレーの絵画と同じように、ついに彼女は自ら死を選択します。

しかし、しかしです。

このオリジナル作品は、本当に絵画のような死を選んだのだろうかといういう謎かけとともに、新しい伝説を作ってくれていました。

また新しいオフィーリア像を今作で確かめて下さい。

 

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