1988年のティム・バートン監督の映画『ビートルジュース』。
強烈な造形センスとユーモア、視覚効果で、低予算ながら当時大ヒットしたホラーコメディ映画です。
なんと、40年近くの時を経て、ティム・バートン監督による正当的な続編が公開へ!
日本公開は2024年9月27日(金)で、タイトルも『ビートルジュース ビートルジュース』に決定しています!
今回は、前作からのスターも含めた続編に登場するキャストをお伝えしていきます!
(冒頭画像:引用https://www.facebook.com/BeetlejuiceOfficial/)
マイケル・キートン、『ビートルジュース』 が復活!
まずは旧作から引き続き出演するキャストから。
タイトルロールであるビートルジュースを演じるのは、『ザ・フラッシュ』での記憶が新しいマイケル・キートンです。
キャリアの初期ではコメディ俳優として知られていました。
1988年の『ビートルジュース』は、その奇抜なビジュアルこそ今までにないものでしたが、コメディ映画という点ではイメージに違わない出演だった様子。
■参考:前作【管理人・選】
それだけに、その翌年に同じティム・バートン監督の『バットマン』のタイトルロールとなることは誰も予想していませんでした。
しかし、今ではすっかり定着しましたね。
近年の出演作『バードマン』や『スパイダーマン:ホームカミング』のヴィラン、ヴァルチャー役などは、バットマン役へのトリビュート的な側面もあると言っていいでしょう。
『ビートルジュース』は、そういったシリアスで複雑なバットマン像が登場する前の作品。
公開された画像を見ると、数十年ぶりに発揮されるさらにハチャメチャな?コメディ演技が楽しみです!
●マイケル・キートン(Michael Keaton)
誕生日:1951年9月5日生まれ
星座:おとめ座
身長:175cm
出身:アメリカ・ペンシルベニア州
▶おすすめの代表作品
ウィノナ・ライダーが、再びリディア役に!
続いて、ヒロインのリディアを演じるウィノナ・ライダー。
前作は10代の少女でしたが、続編では10代か20代の娘を持つ母親になっているようです。
Netflixの大ヒットドラマ『ストレンジャー・シングス』での母親役が記憶に新しいですが、実は初期バートン映画の「常連」として知られています。
88年の『ビートルジュース』に出演したあと、代表作にもなった『シザーハンズ』でジョニー・デップと共演。
人造人間のエドワードと恋に落ちるブロンドの女子高校生を演じました。
バートン映画では、2013年にアニメーション版『フランケンウィニー』で、リディアの再演のようなキャラクターのエルザのボイスキャストを務めています。
『ビートルジュース2』の撮影現場では、あの特徴的なギザギザの前髪が復活している様子でした。
前作では継母との確執を乗り越え、引っ越し先のコネチカットで無事学校に通い出した様子が映されていました。
こちらがファーストルックです。
●ウィノナ・ライダー(Winona Ryder)
誕生日:1971年10月29日生まれ
星座:さそり座
身長:161cm
出身:アメリカ・ミネソタ州
▶おすすめの代表作品
フランケンウィニー(作品情報)
母親役キャサリン・オハラがカムバック!
リディアの継母で、アーティストのデリアを演じたキャサリン・オハラも戻ってきます。
引っ越してきたコネチカットの家を自分の彫刻でいっぱいにしてしまい、怒った幽霊夫婦がビートルジュースを呼ぶ原因を作った張本人でもありました。
ビートルジュースがアーティスト仲間とのパーティを乗っ取って「バナナ・ボート・ソング」(プライムビデオ動画)を踊らせる場面は、見たことがある人もいるのではないでしょうか。
キャサリン・オハラは、『ホーム・アローン』のお母さん役などでも有名です。
バートン映画では、『フランケンウィニー』でフランケンシュタイン夫人のボイスキャストでもありました。
(『フランケンウィニー』は、それまでのバートン映画に出てきた俳優や様々な要素がたくさん隠された映画なんです!)
公開された画像はこちらです!
前作ではビートルジュースが引き起こした事件を通して、リディアと距離が近づいたらしい継母のデリア。
今回はお孫さんができているようです。一体どんな家族になっているのでしょうか。
リディアの娘役に、ジェナ・オルテガ
続いて、続編で初登場する注目のキャスト。
『アダムス・ファミリー』のスピンオフドラマ『ウェンズデー』(NETFLIX)で大ブレイクしたジェナ・オルテガが、リディアの娘役として出演します!
ホラー映画に多く出演してきたキャリア、高校生になったウェンズデーはまさにハマり役でしたね。
バートン監督作品という点で見ても、ポスト「ヘレナ・ボナム=カーター」的な存在感が印象的でした。
母親にあたるウィノナ・ライダーのリディアは、『ビートルジュース』では10代のいわゆる「ゴス少女」でした。
真っ黒なレースのワンピース、黒い日傘にサングラス、外へ行くより家の中で死について詩を書く、サブカルチャーの一種です。
ジェナ・オルテガも、『ウェンズデー』で様々なゴス・ファッションを披露していましたね。
両方ご覧になった方なら気づかれるかもしれませんが、リディアのようなロリータ的な雰囲気とはまた違った、現代のゴス少女として表象されていました。
『ビートルジュース ビートルジュース』は、ウィノナ・ライダーとジェナ・オルテガ、バートン作品の新旧「ゴス少女」が親子役で揃い踏みするまたとない機会となりそうです。
参考記事:ブレイク女優!『ウェンズデー』のジェナ・オルテガ、DiorアンバサダーのPVから次回作まで紹介
ビートルジュース の妻役!?モニカ・ベルッチ
こちらも初登場、モニカ・ベルッチ。
イタリア出身でモデルとしても有名です。
『マトリックス』シリーズや、2016年には『007 スペクター』でボンドガールとして出演しました。
フランシス・フォード=コッポラ監督の『ドラキュラ』(92)では、ウィノナ・ライダーとも共演しています。
ところで、モニカ・ベルッチの『ドラキュラ』での役柄は「ドラキュラの花嫁」。
『ビートルジュース ビートルジュース』で発表されている役柄も、「Beetlejuice’s wife」(ビートルジュースの妻)なんです。
詳しいあらすじはまだ分かっていませんが、どうやらビートルジュースにもパートナーが出来たようですね。
前作のクライマックスも、ビートルジュースがリディアと結婚しようとするという展開でした。
今回も「結婚/結婚式」がひとつのキーワードになりそうです。
バートン御用達のスタッフが再集結!公開は2024年9月
発表されているキャストでは、ウィレム・デフォーの名前もあります。
筆者としては絶妙にバートン映画とマッチングしたキャストでとても楽しみです。
他にも、音楽はダニー・エルフマン、衣装はコリーン・アトウッドと、これまでのバートン作品に欠かせなかったアーティストたちも参加します。
「ビートルジュース」のアイコニックな白黒のストライプスーツも復活する様子!
ビートルジュースの続編、『ビートルジュース ビートルジュース』は、2024年9月27日(金)に日本公開です!
Beetlejuice: Original Motion Picture Soundtrack
Danny Elfman (作曲)
《ライター:ぜろ》 担当記事一覧はこちらをクリック→
高校2年生で『アベンジャーズ』を観て以来の映画ファン。大学と大学院では映画研究にどっぷり浸かっていました。
アナログでファンアートを描いてはインスタグラムに載せています。楽し〜!
話題の作品や、そこにつながる過去の名作、注目のキャストなどをわかりやすく楽しく紹介していきたいです!
公開まであとひと月となり、予告編やポスター、その他の情報も出揃ってきました!予告編を見る限りだと、死後の世界に攫われた娘のアストリッドを助けるために、リディアが数十年ぶりにビートルジュースを霊界から呼び出して、助けを求めるという筋書きのようです。さらに、オリジナル版で叶わなかったリディアとビートルジュースの結婚がその条件に課されている様子。”Beetlejuice’s wife”とされていたモニカ・ベルッチの役どころは元妻ということらしいですね。バートン映画でお馴染み「ツギハギ」キャラクターで、存在感抜群です!