1970年代、一世風靡したかつての『チャーリーズ・エンジェル』は女3人のスパイ・アクション作品で人気のテレビシリーズです。
あれから、なんと半世紀以上。
その間、キャメロン・ディアスやドリュー・バリモアなどの出演で2度映画化されていますが、今回、エリザベス・バンクス監督のもと、三たび新企画で帰ってきました!
秘密の探偵社「チャーリー・タウンゼント」社で働く「エンジェル」たちが、訓練されたスキルで悪漢を翻弄しミッションをこなすというセッティングは以前のまま。
今作では、高度にIT武装化した殺人組織に銃撃戦、カーチェイス、接近戦、頭脳戦でとことん食い下がります。
新3人スパイは、新たなキャラの顔ぶれで集合!
見どころは、なにより新鮮な女性3人のキャスティング。
そして、テンポの良さと流れる音楽とのマッチングで無条件に楽しめる映画が新バージョンの特徴です。
さらに、新『チャーリーズ・エンジェル』の最大の興味は、タウンゼント社から派遣される女3人スパイを誰が演じるか。
クリステン・ステュワートとナオミ・スコット、そしてエラバリンスカ!
選ばれたのは、まずサビーナ役クリスティン・スチュワート。
あの『トワイライト』シリーズで一気に人気を得た彼女が、ほぼメインの「エンジェル」となります。
ちょっとやんちゃな憎めないキャラクターが持ち味で映画全体を引っ張っています。
もう一人のエンジェルは、エリーナ役ナオミ・スコット。
ミュージカル・ファンタジー『アラジン』のヒロイン、ジャスミンで一躍注目された彼女が登場します。
●クリステン・スチュワート(Kristen Stewart)
誕生日:1990年4月9日生まれ
星座:おひつじ座
身長:165㎝
出身:アメリカ・カリフォルニア州
▶おすすめ代表作:『チャーリーズ・エンジェル』
※ロバート・パティンソンと共演。この映画で付き合いを噂されました。
●ナオミ・スコット(Naomi Scott)
誕生日:1993年5月6日生まれ
星座:おうし座
身長:167㎝
出身:イギリス・イングランド
タウンゼント社の、一流探偵への登竜門?
実は、ナオミ・スコット演じるエリーナは、本作では正式なエンジェルではありません。
もとはタウンゼント社のクライアント、顧客でした。
エンジニアであるエリーナは「カリスト」という素晴らしいエネルギー装置を開発するのですが、会社には兵器転用を企む連中がいたため相談を持ち掛けたのでした。
ミッションを担当することになったのがサビーナと、もうひとりが次に紹介するジェーン。
3人は、協力して依頼会社に潜入していきます。
後になってわかるのですが、タウンゼント探偵社はIT知識に精通しているエリーナに目を付け、エンジェルのメンバーにしようと計画していることがわかります。
元MI6の諜報員役、新人エラ・バリンスカ!
さて、映画『チャーリーズ・エンジェル』に期待する魅力のひとつはエンジェルたちの派手なアクション!
その期待を引き受けるメイン・キャラクターこそ、エラ・バリンスカ演じる元MI6諜報員のジェーン。
彼女のフィルモグラフィーとしては、本作が注目のほぼ第一作目でしょうか。
元陸上アスリート経歴の持ち主である彼女が、女性では長身の178㎝で繰り出すアクションは期待を裏切りません。
(ちなみに、クリステン・スチュワートの身長が165㎝、ナオミ・スコットが167㎝なので、エラ・バリンスカのスタイルの良さが飛び抜けて見えますよ。)
●エラ・バリンスカ(Ella Balinska)
誕生日:1996年10月4日生まれ
星座:てんびん座
身長:178㎝
出身:イギリス・ロンドン
▶エラ・バリンスカのおすすめ出演作品
ラン・スイートハート・ラン(作品情報)
新しいボスに、エリザベス・バンクスが登場
さて、今作で忘れてはならないのはエンジェルたちを統括するボスの存在。
この物語のキーマンになります。
演じるのはエリザベス・バンクス。
『ハンガーゲーム』の、あの奇抜なコスチュームが印象に残っている人も多いのではないでしょうか。
そして、なんとこの映画の監督でもあるのです。(『ピッチ・パーフェクト』を手掛けた実績も)
今作では、エレーナの持ち込んだエネルギー装置「カリスト」を調査中に前任のボスがあえなく殺され、その後を継いだのが彼女の役、レベッカ・ボスレー です。
エンジェルたちをバックアップし、真実に迫る信頼されるべきボス!
のはずが、必死に戦うエンジェルたちを裏切ってしまうという事件が起こってしまいます。
ここはちょっと見どころ。
●エリザベス・バンクス(Elizabeth Banks)
誕生日:1974年2月10日生まれ
星座:みずがめ座
身長:165㎝
出身:アメリカ・マサチューセッツ州
▶おすすめの代表作品
※監督業にも意欲的なエリザベス・バンクス。本作ではキーマンとしても自ら登場しますよ!
「シスターフッド」、女性たちの連帯に注目!
途中、ボスとメンバー、また性格の違うメンバー間でちょっと不穏な雰囲気になることもあるのですが、すぐお互い理解し合い目的を達成していくという、すごくわかりやすやすく楽しめるストーリーです。
ところで「シスターフッド映画」という言葉をご存じでしょうか。
「シスターフッド」とは、共通の目的に力を合わせ助け合う、女性同士の連帯と協調を指す言葉です。
平たく言えば、仲の良い姉妹同士といったところでしょうか。
今、「シスターフッド映画」はひとつのブームで今作もその流れといってもいいでしょう。
最近では、『ハーレイ・クイン の華麗なる覚醒』『スキャンダル』『オーシャンズ8』など。
いずれも、「敵」はそれぞれ違えども女性同士が連携し、協調して目的を達成していくという小気味の良い映画でいずれもヒット作です。
参考:2021年の女スパイ映画『355』、ブームのシスターフッド映画とは?
もしかしたら、新たなキャストでシリーズ化?
やんちゃなサビーナ、ファイターのジェーン、そしてタウンゼント社に認められたエリーナ。
出揃った、新キャストによるエンジェルたち。
ここで終わってしまっては面白くないですよね。
映画の終盤そしてエンドロール後も、新たなシリーズ化を予感するシーンが見られるのでお見逃しのないように!
ちょっとネタバレすると、IT知識は天才的だが「闘うエンジェル」としては武闘スキルに欠けるエリーナ。
そのエリーナが「女スパイ養成学校」(?)でガンガン鍛えられているシーンは楽しめますよ。
まとめ~アリアナ・グランデがプロデュースの音楽~
シスターフッドのわかりやすく楽しめるストーリー、新キャストのエンジェルに加え、今作のもうひとつの見どころ(聴きどころ!)は、アリアナ・グランデ総監督の音楽!
ここに紹介した動画は、本作のテーマ曲のひとつである「Don’t Call Me Angel 」です。
映画のイメージで、エンジェルの羽をもった歌姫3人が登場。
アリアナ・グランデ、マイリー・サイラス、ラナ・デル・レイによるミュージック・ビデオ。
このほか、「How It’s Done」「Bad To You」など、映画全編を通じて著名アーチスト(すべて女性!)による音楽は最高です。
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