HOLA!大の犬好き!なんじゅんです!
動物が出てくる映画って、なんだか癒されますよね?
人間に寄り添う姿に感動したり、少しおまぬけな姿に思わず笑ったり。
色々な表情を見せてくれるアニマルが活躍する映画を今回はご紹介したいと思います。
(冒頭画像:https://www.facebook.com/Weboughtazoomovie/)
① 『パディントン』:くまのパディントンの物語
※マイケル・ボンドの児童文学書の実写化した、イギリスの大人気キャラクター「くまのパディントン」の物語です。
イギリスに憧れるおじさんに育てられたモフモフくまさんのパディントン。
ペルーからイギリスに渡ってきたものの、彼がクマだから誰にも相手にしてもらえず困り果てていました。
そこを心優しいブラウン夫人(サリー・ホーキンス)に助けられ、その駅名から「パディントン」と名付けられたこのクマさん。
英国紳士な振る舞いがとってもかわいくて癒されます。
わくわくするパディントンの冒険、そのもそのはず!
筆者は子供の観る映画だと半ば冷めた目で見始めたのですが、観始めていくうちにどんどん世界観にのめり込みグッズまで購入してしまいました。
ストーリー構成もしっかりしており、全体の色使いやパディントンの周りの俳優たちの演技も素晴らしく絵本を読んでいるような優しい気持ちになりました。
(なんと悪役でニコール・キッドマンも出演してます)
そしてわくわくする冒険の数々を見せてくれるんです!
それもそのはず、「ハリー・ポッター」のプロデューサーがつくっております!
英国の美しい雰囲気が好きな方には是非ご鑑賞いただきたいです
この映画一本で英国旅行している気分になれるくらいイングランド色濃いめの作品となっております。
丁寧すぎるパディントンを煙たがっているブラウン夫人の家族達と、徐々に心が繋がっていく様子が心に沁みます
お子様と観るのは勿論、もうすぐクリスマスですので恋人とまったりお家でご鑑賞にもおすすめです。
そして、パディントン駅は現存する駅名です!
少し前ですが生前のエリザベス女王とパディントンがアフタヌーンティーをしている映像も話題になりましたね
この映像はなんともほっこりするものです。
筆者が好きなシーンはこちら、はじめてのお風呂に驚くパディントン!
『パディントン2』もおもしろい!
シリーズ続編、『パディントン2』には英国を代表するイケオジ俳優ヒュー・グラントがパディントンと対立する適役で出演しております
無実の罪で捕まったパディントンと、彼を救うため奔走するブラウン一家の物語。
歌ありダンスありで、シリーズ1とは違ったパディントンの顔が見られます。
なんといっても刑務所の中のシーンが女子心揺さぶる配色なのがたまりません!(衣装が本当にキュートです)
参考記事:『パディントン3』新キャストと新監督を紹介、ブラウン夫人はエミリー・モーティマーに!
② 『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』
監督は、『ブロークバック・マウンテン』のアン・リー監督。
主演はこれが初演技だったというインド人俳優スラージ・シャルマ。
アカデミー賞11部門ノミネート4部門受賞のすごい作品です、
トラと漂流して、どうせ友情芽生える感動系の話だと思ったら大間違いです。
凄い映画です。もうその一言に尽きると思います。
映像美はもちろんなのですが、宗教も絡み哲学も入る。
ただのトラと青年の映画ではない本作、ラストがまさにインドの哲学といった感じで「観た後に考えることが好き」な方には楽しめる内容です。
筆者は、この映画を考えれば考えるほど味の出る映画だと思っており、まるで読書をしているような感覚で鑑賞できる頭を使う高ポイント作品です。
公開当時少し話題になった気がしますが、クジラが水面に出てまた潜っていくシーンの美しさは絶品です
しかし、スラージ・シャルマという逸材を見つけたアン・リー監督に脱帽です。
初演技だなんて嘘だと思うくらいハマり役です。
③ 『幸せへのキセキ』:実話映画、世の中って素敵…!
ハリウッド人気スターによる泣けるコメディ映画!
マット・デイモンとスカーレット・ヨハンソン共演、豪華です。
妻を失い男手一つで息子と娘を育てる新聞コラムニストのベンジャミン(マット・デイモン)。
反抗期の息子とは対立し、幼い娘も母親を失ったことがキッカケで沈みがちに。
そんな家族を立て直すために妻が育った町を離れることを決意、購入した家はなんと「動物園」つきの家だった。
知識も経験もないまま園長になったベンジャミンに資金不足や悪天候、更に風変わりな飼育員たち…。
と災難が降り注ぎますが、果たして無事に動物園はオープンできるのか?!
といった内容の本作。
監督は、『バニラスカイ』『あの頃ペニーレインと』のキャメロン・クロウ監督。
キャメロン監督の映画に登場する恋愛の描き方って、ピュアさと小悪魔的な色気がいい調合で料理されていて筆者は好きです。
本作でもダコタ・ファニングの実妹エル・ファニングの可愛らしさと、ほんのり漂う色気が全開されております。
胸キュン間違いなしです。
話は戻りまして、
本作に登場するトラ(またトラですが)がいい味出しております。
年老いたトラで人間にあまり懐かず、反抗期の息子はこのトラを可愛がり距離を縮めていきます。
このトラと、父親との接し方、息子との接し方と家族の在り方が絡み合い、物語中盤からラストまで涙が途切れなかったです
マット・デイモンって最近では肉体派でアクションのイメージが強かったのですが、非常に人間味のある愛情深いお父さんを演じております。
スカーレット・ヨハンソンも飼育員の役づくりのために実際動物に携わってみたりしたそうです。
こんだけのスターが出ているのに前に出すぎていない演技力はさすがとしか言えません。
そうです、ちゃんと「動物」が主役になっている本作!
筆者はあまり「幸せ」とついたタイトルの映画は好まないのですが、本作は100点満点の「幸せ」な映画だったと思います。
なんと実話だそうで、色々脚色はあるにせよ、世の中って素敵なんだな。と思わせてくれる一作品でした。
まとめ
いかがでしたか?
動物って愛情を注げば注ぐほど人間に近づいてくれるかと思いきや、時に野生の本性も垣間見えることもありハラハラさせてくれる。
今回ご紹介した3作品共、冒険心をかきたてられる映画ですのでぜひお楽しみいただけるかと思います
それではまた次回
NOS VEMOS!
《ライター:なんじゅん》 クリックで担当記事一覧へ→
元舞台俳優・劇作家・現イラストレーター
中学生の頃から一人映画館をキめていたくらい大の映画好き。好きな映画は「髪結いの亭主」。
ポップコーンはバター多めで。
記事へのご感想・関連情報・続報コメントお待ちしています!