2023年に世界同時公開となった『ザ・フラッシュ』。
フラッシュを演じるエズラ・ミラーとバットマンを演じるベン・アフレックが、『ジャスティス・リーグ』以来ほぼ6年ぶりに共演します。
DC映画にマルチバースが取り入れられたり、豪華キャストが集結したりと、何かと話題の本作。
今後の「DCユニバース」を左右する重大な1作になるとのことで、期待に胸が躍ります!
そんな『ザ・フラッシュ』の注目ポイントを解説していきましょう。
(冒頭画像:引用https://www.facebook.com/TheFlash/)
DCユニバースの、新たな幕開け!
『ジャスティス・リーグ』以降、DCでは『ワンダーウーマン』や『アクアマン』など数々のシリーズが製作されてきました。
今作『ザ・フラッシュ』は、これまでのDCユニバースの締めくくりであるとともに新たな幕開けになります。
ジェームズ・ガン監督がDCの立て直しのためにトップに就任し、すでに10作品の製作を公表。
本作がどのようにDCユニバースを描くかによって、今後のDC映画の世界が左右されるというわけです。
さらにはマルチバースの世界観も登場するとのことで、気になる『ザ・フラッシュ』の詳細をチェックしていきます。
あらすじ:世界を変えるタイムトラベル
幼い頃に母が殺され、父が無実の罪を被るという悲しい過去を背負ったフラッシュ/バリー・アレン(エズラ・ミラー)。
地上最速ヒーローとして地球を救った彼は、亡き母をも救うため、過去へ遡ります。
しかし、その行動は世界の運命を大きく変えてしまうことに。
過去を変えたことによって現在の世界にも影響が現れ、スーパーマンはおらず、バットマンは別人になってしまったのです。
そこへ、本来ならスーパーマンが倒していたはずの敵・ゾッド将軍が大軍勢を率いて襲来!
バリーは人類滅亡の歴史を変えるため、別人のバットマン、そして黒髪のスーパーガールとともに敵に立ち向かいます。
DC作品にも、マルチバースの世界観が登場!
マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)や『エブリシング・エブリウェア・ オール・アット・ワンス』をはじめとして、近年「マルチバース」を扱った映画はたくさん登場しています。
※マルチバースとは「多元宇宙」のことで、私たちのいる宇宙以外にもたくさんの別の宇宙が存在するという概念のことです。
今回『ザ・フラッシュ』では、バリーが母を救うために過去へタイムトラベルをしたことで別の世界線が広がってしまいます。
そのため、『ジャスティス・リーグ』とは別人のバットマンや、スーパーマンではなくスーパーガールが登場するのです。
要するに、DCユニバースにもマルチバースの世界観が持ち込まれたということ。
これを機に本格的に※「DCvsMCU」の様相を呈するのか……、今後の展開が気になって仕方ありません。
■※マルチバース(多元宇宙)をちょっと深堀り!【管理人・選】
※宇宙の外側に何があるのか? 私たちの住む宇宙の他に“別の宇宙”は存在するのか? 最先端の物理学がこの究極の問いに挑む!この宇宙が「不自然なほど」よくできているのはなぜ?その謎を解く鍵は「マルチバース(多数の宇宙)」だった!【引用:Amazon】
■※「DCvsMCU」の新たな幕開け!
Pen+(ペン・プラス) マーベルとDCで楽しむ、アメコミ映画新時代。
※まさにマーベルとDCによる、〝アメコミ映画新時代〞の幕開けだ。MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)は、2019年の『アベンジャーズ/エンドゲーム』のあと、新たなフェーズへ移行。(中略)DCは、『ザ・バットマン』でタイムリーな社会性を盛り込む一方、『シャザム! 』や『アクアマン』といったヒット作の続編を準備中…。【引用:Amazon】
エズラ・ミラーが、二人の「バリー」を演じ分け!
見た目は同じなのに、中身は正反対。
主演のエズラ・ミラーは別の世界線に存在する2人のフラッシュ/バリー・アレンを演じ分けています。
一方は心配性で愚痴っぽい「オールド・バリー」、もう一方は能天気でお調子者の「ヤング・バリー」です。
オールド・バリーは幼い頃に母を殺されるという辛い過去を背負いながら、ヒーローとして戦ってきました。
一方のヤング・バリーは母からの愛情を注がれて育たっため、無邪気で子供っぽい性格をしています。
本作ではそんな2人のバリーのかけあいが盛りだくさん!
映画公開前に解禁された映像では、フラッシュのスーツを手に入れて大はしゃぎのヤング・バリーと、そんな彼を冷静にいさめようとするオールド・バリーのやりとりを見ることができます。
同じエズラが演じていても、全く違うキャラクターに見えてくるから不思議!
エズラ・ミラーの演技力が本作の見どころのひとつとも言えるでしょう。
【YouTube:『ザ・フラッシュ』本編映像(変身リング編)予告編】
●エズラ・ミラー(Ezra Miller)
誕生日:1992年9月30日生まれ
星座:てんびん座
身長:180cm
出身:アメリカ・ニュージャージー州
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豪華なサプライズキャスト、多数出演!
フラッシュ/バリー・アレンを演じるエズラ・ミラーはもちろんのこと、『ザ・フラッシュ』には豪華なサプライズキャストが多数出演しています。
時空を超えてバットマンと共闘することになるフラッシュ。
彼とチームを組むメンバーからヴィランまでご紹介します!
サッシャ・カジェ:(役)スーパーガール/カーラ・ゾー=エル
スーパーマンのいとこであるスーパーガール。
クリプトン星人の彼女は飛行能力や透視能力など、さまざまなスーパーパワーを操ります。
絶体絶命のバリーを救う、可愛くて強いまさに「スーパー」な女性です。
スーパーガール役に大抜擢されたのは、本作が映画デビュー作となるサッシャ・カジェ。
ドラマ『ザ・ヤング・アンド・ザ・レストレス』に出演していた新人女優です。
スーパーガール役を演じることが、彼女にとって大きな転機になるかもしれません。
●サッシャ・カジェ(Sasha Calle)
誕生日:1995年8月7日生まれ
星座:しし座
身長:170cm
出身:アメリカ・マサチューセッツ州
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マイケル・キートン:(役)バットマン/ブルース・ウェイン
タイムトラベルをしたバリーが出会う、別次元のバットマン。
どこかで見たことのある顔立ち?
それもそのはず、1989年のティム・バートン版『バットマン』で主演を務めたマイケル・キートンがカムバックしたから!
キートン演じるバットマンは、孤独な隠居生活を送っていましたが、バリーに説得されてチームに参戦。
伝説のヒーローとしての経験や、明晰な頭脳を生かして戦いに挑みます。
約30年ぶりにバットマンを演じるキートンから目が離せません!
バットマン(作品情報)マイケル・キートン, ジャック・ニコルソン
ベン・アフレック:(役)バットマン/ブルース・ウェイン
フラッシュをスカウトしたバットマンは、『ジャスティス・リーグ』から続投となったベン・アフレックが演じています。
自身も幼い頃に両親を失っており、母を助けたいと思うバリーの気持ちに同情する部分もある様子……。
そんなベン・アフレック版バットマンが登場するのは、本作で最後だと公言されています。
フラッシュの良きメンターともなったバットマンの姿を目に焼き付けておきましょう。
バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生(作品情報)
マイケル・シャノン:(役)ゾッド将軍
『マン・オブ・スティール』に登場し、スーパーマンに打ち倒されたはずのゾッド将軍。
しかしバリーが過去を改変したことで現代に甦り、再び人類を滅さんとします。
演じるのは、『マン・オブ・スティール』から続投となったマイケル・シャノン。
スーパーマンとの戦いで「最凶の敵」としてのイメージを強く残したゾッド将軍ですが、バリーたちが彼にどのように立ち向かうのかが気になりますね。
あの大物俳優も、ラストにサプライズ登場?
なんと本作では、ジョージ・クルーニーもバットマンとして登場すると言われています。
クルーニーと言えば1997年公開の『バットマン & ロビン Mr.フリーズの逆襲』で、バットマン役を演じたことをご存知の方も多いのでは?
もし『ザ・フラッシュ』にクルーニーが出演するとしたら、ファンにとってはとんでもないサプライズ!
この噂の発端は、ポストクレジットシーンにこれまでに明かされていない新たなバットマンが登場したからのようです。
さらには、ニコラス・ケイジが演じるスーパーマンが登場しているとの情報も!
かつてティム・バートン制作の映画でスーパーマンを演じる予定だったというケイジ。
大の※アメコミファンであるニコラス・ケイジが念願のDC作品出演となるのでしょうか?
謎に包まれたサプライズキャストたちが本当に登場するのか、その目で確かめてみてください!
■※DCコミックのあのヒーローたちをおさらい!【管理人・選】
※スーパーマン、バットマン、ワンダーウーマン、バットガール、ジョーカー、キャットウーマン、グリーンランタン、キャプテン・マーベル、フラッシュ……(中略)DCコミックスの1,000を超えるキャラクターたちが詳細なデータと解説とともフルカラーで完全収録!【引用:Amazon】
まとめ:今後もDC注目作は目白押し
新生DCユニバースの幕開けを告げる作品となる『ザ・フラッシュ』。
以降、『ブルービートル』、『アクアマン/失われた王国』も公開!
大きな立て直しを図っていくというDCユニバースの動向から目が離せません!
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ウェス・アンダーソン作品の世界観が大好き!ライターの「もな」です。
映画にどハマりしたのは、小学生の頃に『ロード・オブ・ザ・リング』を観てから。
それからというもの、映画は私の人生にとって欠かせないもので、大学では映画学を専攻しました。
私の書く記事が、誰かと素敵な映画との出会いの場になったら嬉しいです。
ヒーロー映画愛好家が近年頭を抱えていることの1つに、マルチバースという概念があると思います。
映画界がマルチバースを取り入れたことによって、多様な描き方が可能になりました。
悪く言えば、マルチバースによって、「何でもあり」になってしまいました。
本作『ザ・フラッシュ』の予告を観たとき、「もしかするとMCUの二の舞になってしまうのでは…?」と不安を覚えましたが、これがDCのマルチバースの取り入れ方なんだと納得しました。
また、マイケル・キートンのバットマンの登場など、DC映画を観てきた様々な世代へのアプローチがあるのも良かったです。