最近インド映画にハマったHalleより、インド映画の魅力をたっぷり語る記事を作成しました。
『バーフバリ』シリーズや『RRR』により、日本でもよりインド映画が身近になりました。
ハリウッド映画とはまた一味も二味も異なるインド映画について、具体的な作品を紹介しながら魅惑の世界へとご案内します。
(冒頭画像:https://www.facebook.com/MagadheeraMovie/)
『ムトゥ 踊るマハラジャ』(95)
あらすじ:盛りだくさんの大娯楽映画!
屋敷のしもべとして働くムトゥ。
独身で演劇が好きなラージャーに仕え、いつも明るく働いていた。
ある時、ムトゥと共に演劇鑑賞に向かったラージャーは、出演していた女優ランガに一目惚れ。
しかし、あることからムトゥもランガと恋に落ちるという、まさかの三角関係に発展。
彼ら彼女らを取り巻く人々と、陽気なムトゥの意外な過去まで、盛りだくさんの内容が詰め込まれた166分。
インド映画旋風の、代表的初期作品
“マハラジャ”とは“偉大な王”という意味。
若干ネタバレになってしまうので、タイトルの深い意味はここでは触れません。
日本においてインド映画旋風を巻き起こした、初期の代表的な映画と言えるでしょう。
見どころ
① 女優ランガの美しさが異次元!
女優という役であることもありますが、とにかく目立ち方が半端ないです。
インド映画あるあるですが、大人数の背景の中で歌と踊りが披露されますが、特に目立つ衣装とメイクで、飛びぬけて美しい。
はっきりとした顔立ちと眉毛のインパクトが強く、アクセサリーに負けない画を私たちに見せてくれます。
② Halle推薦、この映画で一番好きな曲
登場人物たちのある勘違い騒動で、一か所に集まったとき、音楽が鳴り始めます。
それがこの曲。
「ティッラーナー、ティッラーナー」と耳に焼き付いたら離れない、インパクトのある曲です。
6分ほどの曲でカラフルな衣装に複数回着替えるため、その素敵な衣装にも注目です。
【YouTube:Thillana Thillana HD Video Song】
■※「Thillana Thillana」と作品紹介【管理人・選】
『恋する輪廻 オーム・シャンティ・オーム』(07)
あらすじ:エキストラがメインの女優に恋!
映画スターを夢見るオームは、端役としてエキストラを演じる日々。
ある日の撮影で、メインキャストに大ファンである女優シャンティが現れ、徐々に距離を縮めていく。
しかし、彼女は婚約者と上手くいっておらずその悩みをオームに打ち明ける。
オームはシャンティとの未来はないと思いつつも、彼女の味方を続ける…
ディーピカー・パードゥコーンのデビュー作!
時空を超えた、169分の壮大なラブストーリー。
主人公オーム役を務めたシャー・ルク・カーンはボリウッド俳優の第一人者。
彼の素敵な笑顔とカリスマ性がキラリと光る代表作です。
一方、輝く女優シャンティ役を務めたのは、ディーピカー・パードゥコーン。
実はこの作品が映画デビュー作。
新人とは全く思えない、驚きの貫禄と演技力の持ち主です。
(彼女は2023年3月に行われた米アカデミー賞で“Naatu Naatu”の生パフォーマンス前の、プレゼンターを務めていました!)
見どころ
① デジャブ・シーンなど、驚きの急展開
ストーリーは大きく前編、後編という分け方ができるのですが、前編で出てきたセリフが後半で重要な意味を持つなど、デジャブなシーンがいくつかあります。
1本の映画の中で、ダイナミックに変化する展開は、インド映画ならではの特徴だと思います 。
② Halle推薦、この映画で一番好きな曲
※『オーム・シャンティ・オーム』
記念式のパーティーでお決まりのダンス。そこで流れるのが、この曲。
多くのセレブが登場しお祝いするという設定ですが、本当にインドで有名な著名人(俳優、女優)が、サプライズで登場するというもの。(しかもかなりの人数)
お祭り騒ぎということもあり、ノリノリなテンポの良い曲で、タイトルにもある”オーム・シャンティ・オーム”は一度聞いたら耳から離れないこと間違いなしです。
【YouTube:『恋する輪廻 オーム・シャンティ・オーム』予告編】
▶おまけ:
この映画では、良い曲が多く”オーム・シャンティ・オーム”以外もぜひ注目して欲しいです!
■※『オーム・シャンティ・オーム』と作品紹介【管理人・選】
『マガディーラ 勇者転生』(09)
あらすじ:400年前の時空を超えて!
バイクレーサーのハルシャは、ある日通りかかった女性の手に触れたとたん、稲妻に打たれたような衝撃と共に身に覚えのない情景が脳裏をよぎる。
実は彼女は400年前に愛していた女性であり、ある人物によって引き裂かれたという過去があることを知る。
生まれ変わった彼女と再び出会うこと、400年前の復讐を果たすこと、などなど時を超えて甦る想いをCGIも駆使して描かれる139分。
面白さ2倍の秘密、「転生」というテーマ!
監督はSSラージャマウリ監督、主演はラーム・チャランが務めています。
そのため、この作品が注目されたのは『RRR』の功績が大きいかもしれません。
“転生”という考え方は、インドではなじみのある死生観のようで、インド映画ではよくみられるテーマです。
前世と後世で同じ俳優がキャラクターを演じることで理解しやすく、物語の幅も広がるため、(映画の尺は長くはなりますが)その分面白さも2倍です。
参考:『RRR』注目のインド映画を見逃すな!話題のナートゥダンス、ボリウッドが唄って踊る理由!
見どころ
① 悪役がぶっ飛んでいる
前世でも後世でも、悪役が突拍子もない行動を起こすため、驚きを隠せません。(いわゆる行き過ぎた嫉妬です)
勧善懲悪なストーリーなので、最終的に悪役が倒されることは何となく分かるかもしれません。
この映画のヒーローが輝くのは、悪役の卑劣さもとことん徹底されているからだと思います。
② Halle推薦、この映画で一番好きな曲
『Panchadara Bomma』
ハルシャが運命の女性(かもしれない)インドゥを呼び出して、追いかけるシーンで流れるのがこの曲。
水に濡れるシーンもあり、躍動感あふれる二人の若々しい駆け引きが楽しめるシーンとなっています。
撮影で使われたのは、インド中南部に位置する都市ハイデラバードにあるゴールコンダ城という歴史的建造物。
ごつごつとした岩肌が特徴で、実際には高台にあるかなり大きい城跡とのこと。
そんな背景も楽しみながら観てみるのも面白いかと思います。
まとめ
いかがだったでしょうか。
インド映画を知りたい!という方向けに、インド映画史上押さえておきたい映画3本をご紹介しました。
長い尺の映画が多いですが、ぜひ鑑賞してみて下さい。
■インド映画について、もっと知る!【管理人・選】
※日本でも一大ブームとなった『バーフバリ』をはじめ、『バジュランギおじさんと、小さな迷子』や『パッドマン 5億人の女性を救った男』など多数の情報をまとめた最新インド映画ガイド。フェミニズムや宇宙開発、宗教の融和や身分制度の瓦解など、新たなるフェーズへ突入したインド映画を通じて、もっと”深く”、もっと”濃く”、今のインドを知ることのできる1冊。【引用:Amazon】
▶インド映画おすすめ記事
参考記事:インド映画『きっと、またあえる』、現代インドの学歴社会。受験生の自殺は「想定内」?!
《ライター:Halle》
暇さえあれば、映画観る!がモットー。
映画が好きになったきっかけは、時間を持て余していた大学時代。
うかつにも数々のシリーズ映画に手を出してしまったのです。
Marvel、DC、スター・ウォーズ、トランスフォーマー、パイレーツ…
今ではすっかり映画が生活の一部になってしまいました。
Twitterでも、気ままに映画・海外ドラマネタでつぶやいています。
良かったら覗いてみて下さい(^^)//
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