映画『ディア・エヴァン・ハンセン』キャストとあらすじ!劇中・サントラ版の歌も素晴らしい!

ディア・エヴァン・ハンセン
出典:映画『ディア・エヴァン・ハンセン』公式サイト

2022年に公開された映画『ディア・エヴァン・ハンセン』

本作は、ブロードウェイミュージカルで上演され、2017年に第71回トニー賞・ミュージカル作品賞を含む6つのタイトルを獲得した作品です。

今回の記事では、映画『ディア・エヴァン・ハンセン』のキャスト・あらすじ・みどころを紹介します。

この記事を見たら、きっと映画を観たくなるはず。

それでは、ご覧ください!

映画『ディア・エヴァン・ハンセン』予告編・作品情報

映画タイトル『ディア・エヴァン・ハンセン』キャスト
原題Dear Evan Hansen
監督スティーヴン・チョボスキー
出演ベン・プラット、ケイトリン・デヴァー、ジュリアン・ムーア、エイミー・アダムス他
公開日2021年 【YouTube:予告編】

監督:スティーヴン・チョボスキー

ワンダー君は太陽
https://www.amazon.co.jp/

映画『ディア・エヴァン・ハンセン』の監督を務めるのは、スティーヴン・チョボスキーです。

『RENT』(2005年)・実写版『美女と野獣』(2017年)などの有名映画で、脚本を担当。

監督としてはこれまでに、自身の小説を映画化した『ウォール・フラワー』(12)、『ワンダー キミは太陽』(17)などの作品を撮っています。

弱い立場にある主人公と彼らの周りにいる人たちを、温かい視線で見つめている印象があります。

参考記事:映画『ワンダー 君は太陽』キャスト・あらすじ・見どころ!勇気を持ち続ければ、明るい未来が!

ありもしない”親友”との思い出話の行く末:あらすじ

ディア・エヴァン・ハンセン
エヴァン・ハンセン(ベン・プラット) https://www.facebook.com/dearevanhansenmovie

主人公エヴァン・ハンセンは、学校では友達もおらず、唯一の家族である母にも心を開けない高校生です。

対人恐怖症で内気な性格のため、孤独を感じています。

唯一、医師から進められた自分宛の手紙を書くことが、孤独な気持ちを埋める手段。

ある日、同級生のコナーに、自分の心の叫びを綴った手紙を持ち去られてしまう事件が発生します。

手紙を取り返そうにも取り返せないエヴァンに、校長からの呼び出しが。

そこで告げられたのは、「コナーが自ら命を絶った」という衝撃の事実。

悲しみに打ちひしがれるコナーの両親は、エヴァンの「自分宛の手紙」を見つけると、2人が親友だったと思い込みます。

そしてエヴァンは、コナンの両親を傷つけないようにと、ありもしない2人の思い出話を語り始めることに。

その優しい嘘はコナーの両親だけでなく周りの人にも感動を与え、SNSから世界中に大きく広まっていきます。

そのことがきっかけでエヴァンの人生は大きく変わるものの、思わぬ方向に事態が進んでいき。。

主なキャスト、7人を紹介

ここからは、映画『ディア・エヴァン・ハンセン』の主なキャストを7人ほど紹介します。

ベン・プラット/エヴァン・ハンセン役

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主人公のエヴァン・ハンセンを演じるのは、ベン・プラットです。

9歳で舞台に立ち、『ブック・オブ・モルモン』などの作品で活躍。

ミュージカル版『ディア・エヴァン・ハンセン』で、エヴァンを演じ、第71回トニー賞を受賞して注目されます。

それ以降、俳優・シンガーソングライターとしてのキャリアを重ねてきました。

Netflixオリジナルドラマの『ザ・ポリティシャン』では、主役の御曹司ペイトン・ホバートを演じています。

この作品では、ゾーイ・ドゥイッチやグウィネス・パルトロウらと共演。

今回、舞台版同様、映画でもエヴァン・ハンセンとして主役を務めることになりました。

●ベン・プラット(Ben Platt)

誕生日:1993年9月24日 生まれ

星座:てんびん座

身長:176cm

出身:アメリカ・カリフォルニア州

▶ベン・プラットの出演映画一覧

▶おすすめの代表作品

ピッチ・パーフェクト2 (予告編)

※大学4年生、トレブルメーカーズのメンバー。エミリーの気になる存在「ベンジー」。

ケイトリン・デヴァー/ゾーイ役

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自殺してしまうコナーの妹役を演じるのは、ケイトリン・デヴァーです。

テレビドラマなどで実績を積んだあと、キャメロン・ディアス主演の映画『バッド・ティーチャー』で映画デビュー。

『ショート・ターム』(2013年)、『ビューティフル・ボーイ』(2018年)などの作品に出演しています。

『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』(2019年)では、主演も。

高校生活最後の思い出作りに奮闘する女の子を、コミカルかつ繊細に演じています。

今、注目されている女優の一人です。

コルトン・ライアン/コナー・マーフィ役

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エヴァンの同級生で、自殺してしまうコナーを演じるのは、コルトン・ライアンです。

ミュージカル『シークレットガーデン』(2015年)で舞台デビュー。

『マイフェアレディ』(2016年)、ボブ・ディランの歌を元に作られたミュージカル『北の国の少女』(2020年)に出演しています。

アマンドラ・ステンバーグ/アラナ・ベック役

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エヴァンのクラスメイトアラナ・ベック役は、アマンドラ・ステンバーグです。

ジェ二ファー・ローレンス主演の『ハンガー・ゲーム』で注目されました。

『エブリシング』(2017年)では主演を務め、重度の免疫不全を持つ女性という難しい役柄を演じています。

また、フォークロックデュオ・Honeywaterとしても活動しています。

ニック・ドダニ/ジャレッド役

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エヴァンの同級生ジャレッド役は、ニック・ドダニ(写真右)が演じます。

俳優・スタンダップコメディアンの肩書きを持つ役者です。

Netflixのドラマ『ユニークライフ』シーズン2(2018年)のザヒード役、『トリンケット~小さな宝物~』シーズン2(2019年)でのChase役などで印象に残る演技を披露。

映画作品は、『エスケープ・ルーム』(2019年)などに出演しています。

ジュリアン・ムーア/ハイディ・ハンセン

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エヴァン・ハンセンの母、ハイディ・ハンセン役を演じるのは、ジュリアン・ムーアです。

ジョージ・A・ロメロ製作の人気ホラーTV『フロム・ザ・ダーク・サイド ザ・ムービー 3つの闇の物語』の劇場版(1990年)でスクリーンデビュー。

ハリソンフォード主演の『逃亡者』(1993年)、ルイ・マル監督の『42丁目のワーニャ』(1994年)、スティーヴン・スピルバーグ監督の『ロスト・ワールド ジュラシックパーク』(1997年)、リドリー・スコット監督の『ハンニバル』(2001年)、ラッセ・ハルストレム監督の『シッピングニュース』(2001年)などなど話題作に出演。

『エデンより彼方に』(2002年)で、ヴェネツィア国際映画祭女優賞、『めぐりあう時間たち』(2002年)で、ベルリン国際映画祭女優賞、デビット・クローネンバーグ監督の『マップ・トゥ・ザ・スターズ』で、第67回カンヌ国際映画祭女優賞、『アリスのままで』(2014年)では、若年性のアルツハイマー病の女性を演じ第87回アカデミー賞主演女優賞を受賞している、実力派の俳優です。

個人的には、ポール・トーマスアンダーソン監督の『マグノリア』(1999年)での迫真の演技が印象に残っています。

エイミー・アダムス/コナーとゾーイの母親役

ディア・エヴァン・ハンセン,エイミー・アダムス
中央:エイミー・アダムス https://twitter.com/dehmovie_jp

自殺してしまうコナーとコナーの妹・ゾーイの母役を演じるのは、エイミー・アダムスです。

『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』(2002年)での演技が注目を集め広く知られるように。

ディズニー映画『魔法にかけられて』(2007年)では、アニメの世界から映画の世界に舞い降りてきたプリンセス・ジゼルを演じています。

(ほんわかとしたキャラクターが印象的でした。)

ポール・トーマスアンダーソン監督、ホアキン・フェニックス主演の映画『ザ・マスター』(2012年)、デビッド・O・ラッセル監督、クリスチャン・ベール主演の『アメリカン・ハッスル』(2013年)、『メッセージ』(2016年)などの作品に出演。

『ザック・スナイダー監督のリブート版スーパーマン『マン・オブ・スティール』(2013年)とその他のシリーズで、新聞記者ロイス・レイン役を演じていることでも有名です。

『ディア・エヴァン・ハンセン』5つの見どころ

❶楽曲担当:ベンジ・パセックとジャスティン・ポール

本作の楽曲を担当しているベンジ・パセックとジャスティン・ポールは、アメリカの作曲家デュオです。

ブロードウェイ版『ディア・エヴァン・ハンセン』で、音楽を担当。

映画では、これまでに『ラ・ラ・ランド』(2016年)や『グレイテスト・ショーマン』(2017年)などの作品に楽曲を提供しています。

(『ラ・ラ・ランド』はアカデミー歌曲賞を受賞。)

最近では、ガイ・リッチー監督の『アラジン』(2019年)でも2曲を提供。

今後、公開予定の実写版『白雪姫』でも新曲を製作する予定です。

どんな曲が披露されるのでしょうか?

ちなみに映画『ラ・ラ・ランド』で歌曲賞を受賞した『City of Stars』の映像はこちらです。

【YouTube:「ラ・ラ・ランド」City of Stars映像】

❷脚本:二人の実体験が元になった青春ストーリー

映画『ディア・エヴァン・ハンセン』は、ベンジ・パセック&ジャスティン・ポールの2つの実体験を元に作られた物語です。

1つ目は、ベンジ・パセックのハイスクール時代に起きた同級生の死。

2つ目は、アメリカ同時多発テロ事件の記憶です。

この2つの要素を物語に取り入れ、脚本のスティーヴン・レヴェンソンが見事に心を打つ青春ストーリーへと昇華させています。

❸劇中歌:『you will be found』が素晴らしい!

映画『ディア・エヴァン・ハンセン』で歌われる『you will be found』

この曲は、「自分の周りに誰もいなくて寂しい気持ちになった時、自分が消えてしまいそうになる時に声を上げれば、誰かがきっと手を差し伸べてくれる。

見つけてくれる。決して一人じゃない。」という、聴く者に勇気を与えてくれる曲です。

ちなみにこちらの曲をサントラ版で歌うのは、サム・スミスサマー・ウォーカーです。

サム・スミスは、2014年にデビューしたイギリスのシンガーソングライター。

同年のデビューアルバム『イン・ザ・ロンリー・アワー』は全英で、約250万枚の売り上げをあげています。

イン・ザ・ロンリー・アワー

サマー・ウォーカーは、2018年にデビューしたアメリカのR&Bシンガーです。

2019年にリリースした『Over It』が全米アルバムチャート初登場第2位、ヒップホップアルバムチャートでは1位を獲得しています。

Over It:Summer Walker  

サマー・ウォーカー,ディア・エヴァン・ハンセン
https://www.facebook.com/SummerWalkerOfficial

➍舞台版の隠れた名曲:『Waving Through A Window』

エヴァン・ハンセンが歌う『Waving Through a Window』にも注目です。

この曲は、舞台版の隠れた名曲としても有名な作品で、今は亡き名優・三浦春馬さんが、映画『ハリエット』のシンシア・エリヴォと共演したミュージカルコンサートで披露した曲としても知られています。

「誰か僕の声を聞いてよ。誰も僕を見ていない。誰か手を振ってくれないか?」といった心の叫びが胸に染みます。

サントラ盤では、トニー・ケリーがその歌声を披露しています。

トニー・ケリーは、幼少の頃から様々な音楽オーディション番組に出演し、注目されてきたシンガーソングライターです。

ファーストアルバム『アンブレイカブル・スマイル』(2015年)で、第58回グラミー賞の新人賞にノミネート。

セカンドアルバム『ハイディング・プレイス』(2018年)で、第61回グラミー賞・最優秀ゴスペルアルバム賞を受賞しています。

映画作品では、マシュー・マコノヒーやスカーレットヨハンソンなどが声の出演をして話題となったアニメ『SING/シング』(2016年)で、ミーナ役としても出演しています。

❺サントラ盤:豪華アーティストが目白押し!

映画『ディア・エヴァン・ハンセン』のサントラ版には、豪華アーティストの楽曲が目白押しです。

キャリー・アンダーウッドとダン+シェイの『Only Us』やSZA(シザ)の『The Anonymous Ones』、ビリーアイリッシュの兄・フィニアスの『A Little Closer』などなど、豪華アーティスト達の曲が収録されています。

■キャリー・アンダーウッド

アメリカ出身のカントリーミュージシャン。

2005年アルバム『Some Hearts』でデビュー。

このアルバムで全米600万枚の売り上げを上げています。

その後もセカンドアルバム『CARNIVAL RIDE』、『Play On』などをリリースし、グラミー賞を4回受賞している実力派です。

■ダン+シェイ

ダン+シェイ,ディア・エヴァン・ハンセン
https://twitter.com/DanAndShay

ダンスマイヤーズとシェイムーニーによるカントリーデュオです。

2013年にシングル『19You+Me』でデビュー。

5000万回以上再生された『Tequila/テキーラ』(2018年)、ジャスティン・ビーバーと共演した『10,000 Hours / 10,000 アワーズ』(2019年)などのシングルを発表。

アルバムは、『WHERE IT ALL BEGAN』(2014年)、『GOOD THINGS』(2021年配信)などの作品を発表しています。

キャリー・アンダーウッドとダン+シェイの『Only Us』

■SZA(シザ)

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https://www.facebook.com/sza

2012年にデビューし、EP版のアルバムを3作発表。

2017年にソニーミュージックより発表したデビューアルバム『コントロール』で、第60回グラミー賞5部門を獲得して世界から注目されます。

2018年にマーベル映画『ブラックパンサー』では、ラッパー・音楽プロデューサーのケンドリック・ラマ―とコラボした主題歌『All The Stars』でアカデミー賞とゴールデングローブ賞にノミネートされた注目のアーティストです。

■フィ二アス

フィニアスは、2019年にデビューした実力派ソングライター、ビリー・アイリッシュの実の兄で音楽プロデューサーとして活躍。

2021年10月にデビューアルバム『Optimist』で音楽家としての活動を開始しました。

妹のビリー・アイリッシュに負けず劣らず、よい歌声を披露していますよ。

まとめ

映画『ディア・エヴァン・ハンセン』のキャスト・あらすじ・みどころなどについて紹介しました。

一人の高校生の行動が、他の人に大きな勇気を与えていく。

本作は、単純に思春期の悩みを描いた作品というだけではなく、なんとなく先が見えない時代の大人にも響いてくる作品です。

観たら、共感できるところがたくさんあるのではないでしょうか?

作中の音楽にも注目です。

ベン・プラットの透き通るような歌声、豪華アーティスト達によるサントラ版の音楽と共に、その世界を味わってください!

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