Netflix『マチルダ・ザ・ミュージカル』、 チャリチョコのロアルド・ダール原作の必見物語

マチルダ
『マチルダ・ザ・ミュージカル』

誰もが知っている『チャーリーとチョコレート工場』の、愉快でふしぎな世界観を創り出した原作者ロアルド・ダール

彼が手掛けたもう一つの物語の中に、「マチルダは小さな大天才」があります。

不遇の環境に置かれても、頭脳と想像力、勇気で立ち向かっていく小さなマチルダ。

彼女の生き方には、子供だけでなく大人も元気をもらえます。

今回は、「マチルダは小さな大天才」を原作に制作し、歌と音楽を融合させたNetflix『マチルダ・ザ・ミュージカル』の魅力についてご紹介させていただきます。

(冒頭画像:引用https://time.com/6242745/matilda-the-musical-review-netflix/)

マチルダ・ザ・ミュージカル
https://time.com/6242745/matilda-the-musical-review-netflix/

Netflix『マチルダ・ザ・ミュージカル』:あらすじ

マチルダ・ザ・ミュージカル
https://www.netflix.com/tudum/  【YouTube:予告編】

天才少女マチルダは、学校も通っていない内からヘミングウェイやジョン・スタインベックといった大人の本を読み、豊かな想像力で物語をつくる才能がありました。

しかし、彼女は不遇の環境に置かれていました。

毒親はマチルダの本を破り捨てたり、学校にあがると凶暴な女校長が生徒たちを痛めつけています。

横暴で理不尽な大人たちに、マチルダは頭脳と勇気をもってどのように立ち向かうのか…!

ロアルド・ダール原作映画、チャリチョコなど共通点

『マチルダは小さな大天才』は、1996年に『マチルダ』というタイトルで一度映画化されており、レトロな洒落っ気のある作品で記憶に残っています。

他に映画化された原作者ロアルド・ダール作品でいうと、有名なティム・バートン監督『チャーリーとチョコレート工場』、1971年の『夢のチョコレート工場』 なども思い浮かびます。

ロアルド・ダール原作の映画の共通点でいうと、“ポップで可愛いカラーに溢れる世界”で描かれていることです。

チャーリーとチョコレート工場
『チャーリーとチョコレート工場』https://www.facebook.com/WillyWonkaAndTheChocolateFactory/

絵本の中のような奇想天外な物語が、どの映画監督も色鮮やかなタッチで作り上げたくなるのだと考えます。

そして今回、さらに”ミュージカル版”として生まれ変わりました。

Netflixオリジナルということもあってクオリティも高いです。

華やかなダンスパフォーマンスと音楽も加わり、誰もが楽しめる作品に仕上がっています。

驚きを隠せない、毒気あるキャラクターたち

本作の魅力の一つは、毒っ気のあるユニークなキャラクターが登場することです。

是非、特徴的なキャラクターたちを紹介させてください。

マチルダ・ワームウッド(アリーシャ・ウィアー)

マチルダ
https://www.netflix.com/tudum/

図書館にある難解な本も全部読みつくしてしまうほど、高い知能と豊かな想像力を持ってる5歳の天才少女マチルダ。

知性のある彼女の言葉には、観客たちも気づかされることも多いはずです。

そして物語が進むにつれ、マチルダの隠れた才能も明かされるので楽しみにしていてください。

トランチブル校長(エマ・トンプソン)

マチルダ
https://www.netflix.com/tudum/

子供が大嫌いで、暴力を用いて学校を支配する女校長ミス・トランチブル

元ハンマー投げの選手で、大きい肉体が特徴的です。

(舞台だと男性がこの役を演じているくらいです)

何より驚いたのが、この役を演じているのがエマ・トンプソン

最近だとディズニー映画『クルエラ』(21)で悪名高いバロネスを演じていました。

美しき悪役から、理不尽で乱暴で醜い悪役へ変化しているので是非注目してください。

ネタバレになるので詳しくは言えませんが、この校長の度を超えた言動にはたくさん笑わせてもらいました。

●エマ・トンプソン(Emma Thompson)

誕生日:1959年4月15日生まれ

星座:おひつじ座

身長:173cm

出身:イギリス・イングランド

▶エマ・トンプソンの出演映画一覧

▶おすすめの代表作品

クルエラ (予告編)

日の名残り (予告編)

ミス・ハニー(ラシャーナ・リンチ)

マチルダのクラスの受け持ちである女性教師ミス・ハニー

マチルダの天才ぶりに気づき、彼女の学べる環境を手助けしようとします。

ミス・ハニーだけがマチルダの中で助けを求めることができる大人という存在になり、2人は絆を深め、生徒と教師の立場を越えて信頼関係を結んでいきます。

マチルダ・ザ・ミュージカル
https://time.com/6242745/matilda-the-musical-review-netflix/

●ラシャーナ・リンチ(Lashana Lynch)

誕生日:1987年11月27日生まれ

星座:いて座

身長:175㎝

出身:イギリス・ロンドン

▶おすすめの代表作品

007/ノー・タイム・トゥ・ダイ(作品情報)

キャプテン・マーベル (予告編)

英国RSCの舞台、ミュージカル版の魅力

本作は、実はイギリスの舞台から着想を得ています。

ミュージカル「マチルダ」は、非常に歴史の古い劇団でもある英国ロイヤル・シェイクスピア・カンパニー(RSC)が2010年に製作し、瞬く間にウエストエンド(ロンドン)で最も人気のある作品にもなった舞台です。

マチルダ
https://twitter.com/Matilda2023JP/

その人気は衰えず、全世界で1100万人以上を動員し、99もの国際的な演劇賞に輝いています。

2013年にはブロードウェイに進出。英演劇賞ローレンス・オリヴィエ賞において、ミュージカルとしては過去最多の7部門受賞し、米演劇賞トニー賞では5部門を受賞しています。

トニー賞といえば、ミュージカル版アカデミー賞ですよ?その実績にも驚かされます。

筆者もまだ舞台は観ることが出来ていないのですが、歴史あるイギリスで誕生し、世界で認められている脚本&演出という品質保証。

映画もミュージカル版として生まれ変わり、面白かったのも納得です。

実はタイムリーに2023年の春に、日本でも舞台化が決まっています。

舞台も気になる方は、是非チェックしてみてください。

参考:RSCミュージカル「マチルダ」

まとめ:『Wonka』が公開!

ウォンカ
『Wonka』https://twitter.com/RealChalamet/status/

小さい頃に大好きだったロアルド・ダール原作で、過去作も観ていたので「マチルダ」のミュージカル版が配信された時にはすぐに鑑賞しました。

ロアルド・ダールは児童書でもあるのですが、大人の教訓にもなるような皮肉も込められているので、子供から大人まで愛されています。

彼の作品「チャーリーとチョコレート工場」でいうと、Z世代のプリンス ティモシー・シャラメ主演のWonka』も今年公開されます。

映画化されてしまうほど世間で愛され、興味を持たれる一人のキャラクターを生み出すロアルド・ダールは偉大だな改めて実感しました。

『マチルダ・ザ・ミュージカル』のキャラクターも面白いので、映画を観たら驚きと笑顔をもらえるはずです!

参考記事:謎のチョコレート工場長の前日譚映画『ウォンカ』、主演ティモシー・シャラメが歌って踊る!

原作者:ロアルド・ダールについて【編集・管理人】

1916~1990年。イギリスの作家。サウス・ウェールズに生まれ、パブリック・スクール卒業後、シェル石油会社の東アフリカ支社に勤務。第二次世界大戦が始まると、イギリス空軍の戦闘機パイロットとして従軍したが、撃墜され、長く生死の境をさまよった。戦後、この経験をもとにした作品で作家生活に入り、変わった味わいの短編小説を次々に発表して人気を確立。結婚後は児童小説も書きはじめ、この分野でも、イギリスをはじめ世界じゅうで評価され、愛される作家となっている。【引用:Amazon】

ロアルド・ダール
https://www.amazon.co.jp/

マチルダは小さな大天才 ロアルド・ダール コレクション

※マチルダは天才少女。三歳になる前に字が読めるようになり、四歳で、有名な文学作品も読みこなす。ところが両親ときたら、そんな娘を「かさぶた」あつかい。「物知らず」だの「ばか」だのと、どなりちらしてばかり。学校にあがると、そこには巨大な女校長がいて、生徒をぎゅうぎゅう痛めつけている。横暴で高圧的な大人たちに頭脳で立ち向かうマチルダの、痛快仕返し物語

チョコレート工場の秘密

※チャーリーが住んでいる町に、チョコレート工場がある。世界一広大で、世界一有名なワンカの工場。働く人たちの姿をだれも見たことがない、ナゾの工場!そこへ、五人の子供たちが招待されることになった。招待状の入ったチョコレートは、世界にたったの五枚。大騒ぎになったけれど、チャーリーには望みがない。貧しいチャーリーがチョコレートを口にするのは、一年に一度、誕生日に、一枚だけなのだから…。

チャーリーとチョコレート工場(作品情報)

《ライター紹介:anzu》

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プロフィール,anzu
🍊anzu

大学生時代にフランス文学を専攻していたこともあり、ヨーロッパ映画に惹かれる傾向にあります。
映像や台詞、音楽のときめき、ホラーやサスペンスのような怖さの驚き等、ドキドキする作品がたまらなく好きです。
今まで観てきた映画の数は1400本を越え、今も更新中です。

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