ついに待ちに待った『魔法にかけられて』の続編が、Disney+で配信されました。
15年の時を経て、オリジナルキャストが再集結。
たいてい続編が製作されるのは数年後というのがノーマルだと思いますが、今回は15年かかりました。長かったです。
ワクワクを通り越して、続編を観ることができること自体に感慨深いものがありました。
(ありがとう、製作陣!)
『魔法にかけられて』に魅せられた映画オタクHalleから、続編についてもその魅力をリポートします!
(冒頭画像:引用https://www.facebook.com/DisneyEnchanted/)
プリンセス映画とは一味違った、ハッピーエンドの1作目
2007年に公開された1作目『魔法にかけられて』。
原題は“Enchanted”(日本語の意味としては邦題と同じ“魔法にかけられる”という意味)で、アニメと実写が合体した、ありそうでなかった作風となっています。
あらすじ:王子様と出会いを夢見るジゼル
アンダレーシアに住むジゼル(エイミー・アダムス)は王子様と結ばれることを夢見ていました。
序盤早々にエドワード王子(ジェームズ・マースデン)と出会い、もうハッピーエンド?と思いきや、アンダレーシアの邪悪な女王にはめられ井戸に落とされてしまいます。
ジゼルがたどり着いたのは、まさかのニューヨーク!
“魔法の国”ではない世界で出会ったロバート(パトリック・デンプシー)とモーガンに助けられながら、自分の本当の望みを見つめ直します。
●エイミー・アダムス(Amy Adams)
誕生日:1974年8月20日生まれ
星座:しし座
身長:161cm
出身:イタリア~アメリカ
▶おすすめの代表作品
※クライマックスの「言葉」と「言葉」による交信は感動的です!
ジゼルのスーパーポジティブな歌に圧倒
ディズニー映画らしく、楽曲も非常に魅力的な作品です。
しかし、本作品の曲は特にジゼルの楽曲が本当に素敵です。
私が特に好きな曲は“That‘s How You Know”です。
ジゼルの目立つ行動を止めるため公園に連れ出したロバートが、逆にジゼルに1本やられるというシーンでもあり、ポカンとしたロバートもとても面白いです。
舞台がニューヨークということもあり、セントラル・パークの様々な場所で撮影され多くのエキストラが登場する演出が印象的でした。
まだまだ、楽曲について伝えたい
ディズニー映画の楽曲といえば、作曲家アラン・メンケンについて言及せずにはいられません。
魔術師か?と思うほど、魅力的な曲ばかり。
Little Mermaid :アラン・メンケン(ストリーミング、CD他)
ディズニー・マジカル・メロディー~アラン・メンケン・ベスト(CD、MP3他)
『リトル・マーメイド』(89)を皮切りに、数々のディズニー映画の楽曲を世に送り出し、米アカデミー賞歌曲賞ノミネートの常連となります。
『魔法にかけられて』も例外ではありません。
第80回(2008年)の米アカデミー賞歌曲賞に3曲もノミネートされています。
≫“Happy Working Song” (歌ってお仕事)
≫“That’s How You Know” (想いを伝えて)
“So Close”は映画終盤のジゼルとロバートのダンスシーンで使用されており、とてもロマンチックです。
二人の見つめ合う視線がたまらないです。
そしてジゼルの、可愛いプリンセスというより洗練された姿もガラッと印象が変わっていて、これまた、たまらないです…。
結婚式でも多く使用されている楽曲だそうです。
『魔法にかけられて2』、何もかもがレベルアップ!
続編の噂が出ても、なかなか正式発表されずにいた2作目。
1作目の公開から15年が経ち、ついに2022年11月にDisney+にて配信されました。
原題は“Disenchanted”。
日本語の意味としては、“幻滅した”や“夢が覚めて”といったニュアンスでしょうか。
1作目の主要キャストはそのまま続投。
これもまた嬉しいニュースでした。
2作目は“めでたし、めでたし”のその後⁈
1作目でロバートと結ばれたジゼルは、幸せな生活を手に入れたはずでした。
現実は、多忙な子育て生活、娘モーガンの思春期など、ニューヨークという喧騒の街の中で穏やかとは遠い日々を過ごしていた模様。
心機一転、郊外にある“モンロービル”という住宅地に引っ越すことを決意。
しかし、そこでも皆が納得した生活を送ることはできず、ジゼルはアンダレーシアの魔力を使って現実をおとぎ話の世界へ変えようとします。
それは危険な願いであり、ジゼル自身も“継母”というポジションに毒されていきます…
まさかの、“ジゼル闇堕ち”
郊外に引っ越したのちに立ちはだかったのは、地域の女王モンロー(マーヤ・ルドルフ)。
自由気ままで奔放なジゼルに目を付けます。
しかし、ジゼルが作り出した“おとぎ話”の中では、女王モンロー(=白雪姫の?)は鏡の女王となり、一方のジゼル(=シンデレラの?)意地悪な継母という、2大悪女のポジション争いというカオス的な展開になります。
このように、続編では様々な箇所にディズニー映画のオマージュが隠されている、というサプライズがありました。
すべて気付いた自信はありませんが、かなりの要素が盛り込まれているのではないかと思います。
こんな部分も楽しみながら観ると、面白いかもしれません。
モーガン役に、超新星女優ガブリエラ・バルダッチノ!
1作目では空手着姿で可愛かった、プリンセスに憧れる少女モーガン。
2作目では、もちろん15年経っているため反抗期のティーンという設定。
新たにキャスティングされたのはガブリエラ・バルダッチノ。
長編映画に出演するのは初のようです。
しかし、ジゼル役エイミー・アダムスやロバート役パトリック・デンプシーという大御所両親役にも負けず劣らず、存在感を示していました。
まとめ:とにかく、エイミー・アダムスが最高!
主人公ジゼル役を務めたエイミー・アダムスの演技力は確かな実力であり、米アカデミー賞に6度ノミネートされている女優さんです。
(一番受賞に近くも一度も受賞していない女優さんでもあり、悲願の受賞はいつどの作品になるのか、毎年ひそかに楽しみにしています。)
『魔法にかけられて』での素晴らしい歌唱力だけでなく、“おとぎ話の中のプリンセス”を体当たりで実写に挑んだ彼女の演技力は、特にほかの人には真似できないものがあると思います。
(普通の人では絶対にイタイだけの姿になるはずだから。)
そして続編では、だんだんと声が低くなったり、メイクが濃くなっていったり、服装が明らかにアンダレーシアのジゼルではなくなっていったり、“意地悪な継母”像を作り上げていく過程も観応えがありました。
さまざまなジャンルの映画に出演する女優さんであり、今後の活躍も見逃せません。
『魔法にかけられて』に加えて、彼女の出演作品はぜひチェックしてみて下さい!
《ライター:Halle》
暇さえあれば、映画観る!がモットー。
映画が好きになったきっかけは、時間を持て余していた大学時代。
うかつにも数々のシリーズ映画に手を出してしまったのです。
Marvel、DC、スター・ウォーズ、トランスフォーマー、パイレーツ…
今ではすっかり映画が生活の一部になってしまいました。
Twitterでも、気ままに映画・海外ドラマネタでつぶやいています。
良かったら覗いてみて下さい(^^)//
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