『ファンタスティック・ビースト』や『レ・ミゼラブル』で知られるエディ・レッドメイン。
優しく穏やかで上品な雰囲気を放っている、英国紳士という感じの俳優さんです。
彼の魅力はなんといってもその演技力。見る人を釘付けにしてしまうような魅力があります。
今回は、エディ・レッドメインが出演した映画の中でも、特に「実在した人物」を演じた、実話に基づいた作品をご紹介していきます!
エディ・レッドメインのプロフィール
●エディ・レッドメイン(Eddie Redmayne)
誕生日:1982年1月6日生まれ
星座:やぎ座
身長:184㎝
出身:イギリス ・ロンドン
▶おすすめの代表作品
『博士と彼女のセオリー』
作品概要
映画タイトル | 『博士と彼女のセオリー』 |
原題 | The Theory Of Everything |
監督 | ジェームズ・マーシュ |
出演 | エディ・レッドメイン、フェリシティ・ジョーンズ他 |
公開日 | 2014年/123min |
原作は、ジェーン・ホーキング著『無限の宇宙 ホーキング博士とわたしの旅』。
イギリスの天才物理学者スティーブン・ホーキング博士とその元妻ジェーンとの日々を描いた作品です。
自身初となる、アカデミー賞主演男優賞を受賞しました。
『博士と彼女のセオリー』:あらすじと見どころ
大学で物理学を学んでいたスティーブンは、同じ大学のジェーンと出会い恋に落ちます。
しかしALS(筋萎縮性側索硬化症)という治療法の無い難病を発症し、余命2年と宣告を受けます。
生きる希望を失ったスティーブンでしたが、恋人ジェーンの支えによって人生に光を取り戻します。
3人の子供を授かり幸せな家庭を築きましたが、その裏側には苦労や苦悩も多く、どうするのが家族にとって最善の選択なのか、そういった夫婦の葛藤が描かれています。
スティーブン・ホーキング博士をエディ・レッドメイン、妻ジェーンを『インフェルノ』『ローグ・ワン・スターウォーズ・ストーリー』のフェリシティ・ジョーンズが演じています。
エディ・レッドメインの演技は素晴らしく、ホーキング博士本人も「まるで自分をみているようだ」と絶賛されたとのこと。
ALS(筋萎縮性側索硬化症)は、体中の筋肉を動かすことができなくなる病気です。
ALSという難病のもと生活する困難さをしっかりと伝えてくれる、エディの演技力や表現力に目が釘付けになります。
博士と彼女のセオリー(作品情報)
『リリーのすべて』
作品概要
映画タイトル | 『リリーのすべて』 |
原題 | The Danish Girl |
監督 | トム・フーパー |
出演 | エディ・レッドメイン、アリシア・ヴィキャンデル他 |
公開日 | 2015年/120min |
1926年デンマーク・コペンハーゲン。
世界初の性別適合手術を受けた、リリー・エルベの物語です。
原作はデヴィッド・エバーショフの小説「The Danish Girl」。
邦題は「世界で初めて女性に変身した男と、その妻の愛の物語」ですが、この邦題が物語のすべてを語っています。
「リリーのすべて」 (ハヤカワ文庫NV) デイヴィッド・エバーショフ (著)
『リリーのすべて』:あらすじと見どころ
画家のアイナーは愛する妻と幸せな日々を送っていましたが、ずっと心の中にいたもう1人の自分・リリーの存在がだんだんと大きくなっているのに気付きます。
男性として生きることに違和感を抱き、ありのままの姿で生きていきたいと性別適合手術を受けることを決意します。
心と合致するリリーの姿で生きていくことへの期待感、そして愛する妻への罪悪感。
その狭間で苦しみながらも、思い描く明るい未来のために進み続けるリリーの姿をエディ・レッドメインが熱演しています。
そして、男性の姿から徐々に女性の姿へ移り変わっていくのですが、その様子がとても美しく、女性の色気に溢れていて魅了されてしまいます。
夫アイナーのままでいて欲しいと願いながらも、リリーを支え続ける妻ゲルダを演じるのは、『エクス・マキナ』『コードネームU.N.C.L.E.』のアリシア・ヴィキャンデル。
2人の『愛』の形を見ていると、非常に感慨深いものがありました。
ニコール・キッドマンが惚れた作品だった
原作『The Danish Girl』を読み、惚れ込んだニコール・キッドマンが映画化を希望したのは10年以上も前。
リリー役をニコールが、妻ゲルダ役にシャーリーズ・セロンやグウィネス・パルトロウらの名前があがっていましたが、実現するはことなく10年以上の時を経て本作が完成したようです。
イントゥ・ザ・スカイ 気球で未来を変えた2人
作品概要
映画タイトル | イントゥ・ザ・スカイ 気球で未来を変えた2人 |
原題 | The Aeronauts |
監督 | トム・ハーパー |
出演 | エディ・レッドメイン、フェリシティ・ジョーンズ他 |
公開日 | 2019年/101min |
1862年ロンドン、気象学者のジェームズ・グレーシャーとパイロットのヘンリー・コックスウェルが、ガス気球に乗って世界最高高度到達記録(1万1887m)を更新した様子をもとに描いた作品です。
『イントゥ・ザ・スカイ』:あらすじと見所
本作でエディ・レッドメインが演じるのは、真面目で研究一筋の気象学者ジェームズ。
そして、相棒のパイロット・アメリア役に『博士と彼女のセオリー』で共演したフェリシティ・ジョーンズが当たっています。
アメリアはヘンリー・コックスウェル等をモデルにした架空のキャラクターです。
気象データを集めることによって天気の予測ができるはずだと信じたジェームズは、周囲に協力を求めますが不可能だと鼻であしらわれます。
パイロットのアメリアに助けを求め空へ飛び立つことになった2人ですが、未開の地に到達した後、そこで待ち受けていたのは思わぬ自然の脅威でした。
酸素は薄くマイナス50度の世界でどう生き残るか。
一緒に気球に乗っているようなリアリティさを感じるこの作品。
エディたちは、上空の苦しさを表現するため低酸素訓練を行ったり、撮影の合い間には手を氷水に浸して実際に凍えるような環境を作ったり、さらに撮影はほとんど上空で行われていたそうです。
過酷な役作りや驚きの撮影法によって生まれたリアルさなのですね。
彼らの存在あってこその現在なのだと、命をかけて未来を切り開く姿に胸を打たれます。
イントゥ・ザ・スカイ ~気球で未来を変えたふたり~(作品情報)
参考記事:映画『イントゥ・ザ・スカイ 』、強い女性が似合うフェリシティ・ジョーンズ主演
『グッド・ナース』
作品概要
映画タイトル | グッド・ナース |
原題 | The Good Nurse |
監督 | トビアス・リンホルム |
出演 | エディ・レッドメイン、ジェシカ・チャスティン他 |
公開日 | 2022年/121min |
原作は、チャールズ・グレーバーの小説『The Good Nurse』。
ニュージャージ州の病院を転々としながら、400人にも及ぶ患者を殺害した看護師チャールズ・カレンをモデルに描かれた作品です。
『グッド・ナース』:あらすじと見所
本作で、エディ・レッドメインが演じるのは連続殺人鬼チャールズ・カレン。
そして、主人公エイミーを『タミー・フェイの瞳』『インター・ステラ―』のジェシカ・チャスティンが演じています。
心臓病を患いながらも家族のために身を粉にして働くエイミー。
しかし、体力的にも精神的にも限界をむかえていました。
そんな時、新人として入ってきた心優しく親身になってくれるチャールズとの出会いで、穏やかな日々を取り戻しかけていました。
しかし、病院内で患者の不審死が相次ぎ捜査が始まったことにより状況は一変。
大切な存在となった同僚チャールズが、犯人かもしれないという疑惑が浮上するのです…。
優しい笑顔の裏側に隠された闇の姿を、エディ・レッドメインが見事に演じておりゾッとしました。
作品自体は静かに進んでいきますが、クライマックスの緊迫感と実話ならではのリアリティさに唖然としてしまいました。
まとめ
それぞれの作品の中で、全く違った顔を演じきるエディ・レッドメイン。
観客の心をグッと掴む、不思議な力を持っていると思います!
英国紳士でかっこいいだけでなく、超超超実力派ですね!
今後も彼の活躍に目が離せません…!
《ライター:siori》
ご覧いただきありがとうございます。
子供の頃から趣味は映画と言い続けている自称ゆる映画好きsioriです。
心に響いた作品を、読者の皆さまと共有出来たら嬉しいです。
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