甘いマスクと鍛え上げられたボディ、アクションやサスペンスなど様々な役をこなすライアン・ゴズリング。
スマートなイケメン俳優として近年ますます活躍の幅を広げています。
今回は、そんな彼が出演している映画の中でも特に、ファッションや街並みがオシャレで色彩や映像が印象的な映画を紹介します。
『ドライヴ』:スタイリッシュな仕上がりの映画
映画タイトル | ドライヴ |
原題 | Drive |
監督 | ニコラス・ウィンディング・レフン |
出演 | ライアン・ゴズリング、キャリー・マリガン他 |
公開日 | 2011年 |
『ドライヴ』:あらすじ
映画のカー・スタントマンをしながら、夜は天才的なドライビング・テクニックにより強盗の逃がし屋をしている寡黙なドライバー(ライアン・ゴズリング)。
ある晩、同じアパートに住むアイリーン(キャリー・マリガン)と恋に落ちる。
やがて彼は出所してきたアイリーンの夫(オスカー・アイザック)を助けようとして、裏社会の暴力沙汰に巻き込まれていく…。
際立つ照明と色彩、バイオレンス・シーンさえおしゃれ
今作の特徴は、なんといってもその照明と色彩にあります。
冒頭の強盗の逃がし仕事を終えて夜の街で車を走らせるドライバーのシーンは、まるでMVのようにスタイリッシュ!
ライアン・ゴズリングの憂いのある表情を引き立ててながら、ドライバーの孤独感を表現しています。
全体的にブルー、オレンジ、ピンク色に統一されたライトと内装で、暴力的なシーンが多い作品なのですが、そんなバイオレンスなシーンでも不思議とおしゃれに見えます。
ドライバーの着ているスカジャンなどファッションアイテムもおしゃれなものが多く、映画全体がスタイリッシュな印象です。
主人公とアイリーン、暮らすアパートの切ない対比
そして、主人公とアイリーンが暮らすアパートの内装もおしゃれで、真似したくなります。
ドライバーの部屋はどこか無機質で冷たい雰囲気なのに対して、アイリーンの部屋は温かみがあり、可愛らしい雰囲気でそれぞれの生きる世界の違いが分かるようになっています。
暴力や裏社会と縁を切ることができないドライバーと、アイリーンの対比が切なく、運命を変えようともがく姿か胸に迫ってくる映画です。
『ラ・ラ・ランド』:ロサンゼルスに溶け込む希望
映画タイトル | ラ・ラ・ランド |
原題 | La La Land |
監督 | デイミアン・チャゼル |
出演 | ライアン・ゴズリング、エマ・ストーン他 |
公開日 | 2016年 |
『ラ・ラ・ランド』:あらすじ
夢追い人が集まる街、ロサンゼルス。
女優を目指しながらカフェで働いているミア(エマ・ストーン)は、オーディションに落ちてばかりの日々を送っていた。
そんな中、自分の店を持ち好きなジャズを演奏するという夢を持つセブ(ライアン・ゴズリング)と出会う。
次第に二人は恋に落ち一緒に暮らし始めるが、セブが生活のために加入したバンドが売れ始めたことによってミアとすれ違い始める…。
ミュージカル初心者も、導かれる「夢の世界」へ
『セッション』でおなじみのデイミアン・チャゼル監督によるミュージカル恋愛映画で、アカデミー賞など数々の賞を受けて世界中で高評価された作品です。
映像と音楽の美しさによってミュージカル初心者でも入り込みやすく、ファッションや街並み、部屋の内装など全体的に夢の世界やおとぎ話のような世界観が演出されています。
「ラ・ラ・ランド」というタイトルは「夢の国」という意味で、ロサンゼルスのことを指しています。
ファッションがとにかくカラフルで、女性はワンピースとヒールが多く、古き良きハリウッド時代を彷彿とさせる工夫が凝らされています。
ロサンゼルスの名所を、作中で楽しめる映画
また、ロケ場所は古くから続いているジャズバーや展望台を使ったりと、ロサンゼルスの名所を作中で楽しむこともできます。
この作品は色彩やファッション、街並みがおしゃれなのはもちろんですが、ストーリーが素晴らしく、今回紹介する3つのなかでも最も多くの人の共感と支持を得た作品だと思います。
夢と希望、恋愛、人生の大きなテーマが詰まっていて、若いうちに一度は見たほうがいいと思う映画です。
『ブレードランナー2049』:格式高く崇高な映像美
映画タイトル | ブレードランナー2049 |
原題 | Blade Runner 2049 |
監督 | ドゥニ・ヴィルヌーヴ |
出演 | ライアン・ゴズリング、ハリソン・フォード他 |
公開日 | 2017年 |
『ブレードランナー2049』:あらすじ
2049年のカリフォルニアで、人造人間の”レプリカント”として警察の捜査官をしているK(ライアン・ゴズリング)。
あるきっかけから重要な真相を目の当たりにしてしまいます。
その秘密を探るために、30年前に捜査官をしていたデッカード(ハリソン・フォード)を探し始める…。
(こちらは、前作の鍵を握るレプリカント「レイチェル」)
ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督、独特の映像と世界観
この作品はSFの金字塔、サイバーパンク映画として恐らく最も有名な『ブレードランナー』(82)続編として作られました。
監督は『メッセージ』、『DUNE/デューン 砂の惑星』など、SF超大作を手掛けるドゥニ・ヴィルヌーヴ監督です。
この2作品もそうでしたが、ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督はとにかく映像が綺麗で、建築がかっこいい!
ドゥニらしさ全開のクリーンな雰囲気で、より近未来感が増していました。
2049年のロサンゼルスの建築や退廃したラスベガスの表現が美しく、深遠なストーリーと相まって全体的に格式高く崇高な雰囲気を感じられました。
前作のアンダーグラウンド感やごちゃごちした感じを求めていたファンには不評だったとのこと。
しかし、筆者はこれはこれで美しく、新たなブレードランナーとしてとても質の高い映画であると思います。
ストーリーとしても前作のブレードランナーよりもレプリカントと人間の対比や、ホログラムとの切ない恋など、心理的な描写が増えてより深みのある作品になっていると思います。
まとめ
以上、ライアン・ゴズリング主演のファッション感あふれる3作品、いかがでしたでしょうか。
2023年には実写版映画『Barbie』の出演も決まっているライアン・ゴズリング。
甘いマスクと少し憂いのある雰囲気が、おしゃれな映像や色彩と相性が良い彼の今後の活躍にますます期待が高まります。
参考記事:映画『グレイマン』主演ライアン・ゴズリング、ハードアクションの魅力&おすすめ出演作
●ライアン・ゴズリング(Ryan Gosling)
誕生日:1980年11月12日
星座:さそり座
身長:184㎝
出身:カナダ・オンタリオ州
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《ライター:selena》
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