20代のジェマ・アータートンが、官能的なイギリス夫人で登場します。
紹介する『ボヴァリー夫人とパン屋』は、ギュスターヴ・フローベール原作「ボヴァリー夫人」のストーリーを逆手に取り、コミカルかつ抒情的に仕上がげた面白い映画です。
本好きのパン屋が読んだ本のストーリーを現実に起こる出来事に被せて妄想化し、あげくの果てにとんでもない結末が待っているというユニークな構成です。
(冒頭画像:引用https://www.facebook.com/gemmabovery.lefilm/)
●ジェマ・アータートン(Gemma Arterton)
誕生日:1986年2月2日生まれ
星座:みずがめ座
身長:170㎝
出身:イギリス
▶おすすめの20代の代表作品
※ジェマ・アータートンのアクションはなかなか見ごたえがありますよ!
※爽やかな風景とパンの香りをバックに、新鮮な官能を味わえます。
あらすじ:隣に引っ越してきた、まさかボヴァリー夫人?!
マルタン(ファブリス・ルキーニ)は、緑豊かなフランス・ノルマンディ地方でパン屋を営む中年男性。
その近所にジュマ・ボヴァリー(ジェマ・アータートン)とその夫が夫婦で引っ越してきます。
マルタンが今読んでいる本「ボヴァリー夫人」と同じ名前だったことと、色気のある美人だったことで一瞬にして気になる存在に!
さっそく彼女はマルタンのパン屋を贔屓にしてくれ、以降、お店でちょくちょく会うことになります。
しかし、その後夫人に起こったことは、マルタンにしてくればちょっと放っておけない事ばかりでした…。
●ファブリス・ルキーニ(Fabrice Luchini)
誕生日:1951年11月1日生まれ
星座:さそり座
身長:173cm
出身:フランス・パリ
▶おすすめの代表作品
※とにかく、ファブリス・ルキーニの表情筋をたくみに使った顔演技はセリフが一切なくてもすべてを語ってくれます。
早速パンを買いにボヴァリー夫人が、喜んだマルタン
近所とはいえ、いつもはボヴァリー夫人を遠目に見るだけだったマルタン。
ある日、夫ともに早速マルタンの店に来てくれます。
自慢のパン作りの蘊蓄を夫人に語るマルタン。
彼女はマルタンの話をじっと聞いたあと、マルタンのすすめるパンを一切れそっと口に。
このシーンは、本当にパンの香しい匂いが漂ってきそうでゾクッとします。
パン粉のこね方を教えるマルタン、本をなぞり膨らむ妄想
馴染みになった夫人に、マルタンはパン作りのコツを教えるまでになります。
パン粉のこね方を夫人に教えるマルタンを見ていると、彼の心臓の鼓動が聞こえてきそう。
次第に官能的な想像がマルタンの中でふくらんでいきます。
そこには、愛読書の「ボヴァリー夫人」をなぞる彼だけの勝手な妄想がありました。
ボヴァリー夫人と、若い青年の不倫現場を発見!
しかしある時、マルタンは意外な状況を目にすることに。
長らく留守であった近所のお屋敷に、一人の学生が勉強部屋に使うために戻ってきたのです。
マルタンはそこで青年と夫人が密会している現場を発見!
まさにフローベルの小説通り?
夫もしばらく帰って来ないのも気がかりで、余計なこととはいえマルタンは不倫をする二人に干渉し出したのです。
パンを届けた玄関先、出くわしたのは殺人事件?!
一方で、夫人には彼女の家にやってくる元カレがいました。
夫人は相手にしないのですが、しつこく迫る元カレ。
ある時、元カレが夫人の家を訪問すると玄関先にマルタンの作ったパンがおいてありました。
元カレがそれを夫人に渡し彼女がパンを食べた直後、とんでもない殺人?事件が起こったのです…。
まとめ:「もめあう男と女」とは?
最後のエンディングはミステリー仕立て、ぜひ謎解きとして楽しんで下さい。
ヒントは「男と女がもみあっている!」。
「もみ合う姿」は、見ようによっては掴み合いのケンカ?しかし、見ようによっては愛し合っている?
いろいろ見どころのあるおススメ映画です!
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