映画好きにとっての究極の質問、それは「好きな映画は?」「オススメの映画は?」ではないでしょうか。
ありすぎて絞れない!マニアックすぎて伝わらない!語り出したら止まらない!
など、映画好きにとって、自分の中のベストを相手に良さを伝えるのは一筋縄ではいかないものです。
映画の沼にはまって約5年の、本記事の筆者も同様の経験があります。
いかに相手の心を動かす映画をチョイスして話すか、今回は、様々なシチュエーションを想定し紐解いていきたいと思います。
(注意:著者の経験と独断と偏見にあふれていますので、参考程度にお楽しみ下さい。)
(冒頭画像:『グリーンブック』(C)2018 UNIVERSAL STUDIOS AND STORYTELLER DISTRIBUTION CO., LLC. All Rights Reserved.)
シチュエーション1:友人や家族との会話の中で
「今夜、映画でも観て過ごそうと思うのだけど、オススメの映画ある?」
さて、あなたはどんな映画をチョイスしますか?
ここで私は「ハード系か、しっとり系か」を雰囲気で察知するかを直接聞きます。
ハード系の中には、アクションやサスペンス、ホラー映画が含まれます。
しっとり系にはラブコメやドラマ、ファミリー映画などが含まれます。
個人的には、映画はこのように2つに大別できると考えています。
■ハード系の場合:刺激的な要素があるとベター
現実を超越したような、普段の生活では味わえないようなドキドキが入っていると、とても良いと思います。
近未来でもよし、夜中にトイレに行くのがこわくなるようなホラーでもよし、ド派手な爆発もよし!
とにかく心拍数が上がるようなシーンが入っていることがポイントです。
ここで私がもしオススメするならば…次の2本ご紹介します。
①『アクアマン』(18)
アメコミ映画は一定の人気がありますので、おすすめしたい一つのジャンルになります。
その中でも映像、キャラクター、展開の全てに文句なしと言えば、この作品。
水中王国という異次元の設定に心奪われること間違いなしです。
②『クワイエット・プレイス』(18)
音に反応するモンスターに支配された世界で、生き残るために必死の闘いを迫られる家族の物語。
サバイバルホラーもドキドキするジャンルの一つです。
音を立てることがNGなので、映画として成り立つのか?と疑心暗鬼で見始めましたが、とても面白かったです。
90分と短いのもおすすめポイントです。
(主演:エミリー・ブラント、ジョン・クラシンスキーなど)
■しっとり系:観終わった後に、スッキリする内容がベター
映画は1本、約2時間。
単調すぎると飽きてしまうので気を付けなければなりません。
しっとり系の場合、派手さを抑えている分、心に刺さるシーンや涙を誘うシーンが盛り込まれている映画をチョイスすると良いと思います。
私のお気に入りを2本ご紹介します。
①『グリーンブック』(18)
1960年代のアメリカは、まだまだ黒人差別が顕著だった時代。
そんな中、白人のトニー( ヴィゴ・モーテンセン)は黒人ピアニスト・ドクターシャーリー(マハーシャラ・アリ)の運転手として、演奏旅行に同行することに。
訪れる先々で差別に合うシャーリーと、この待遇の差に違和感を覚え始めるトニー。
二人の友情が深まるロードムービーに、心が温まります。
黒人差別がテーマとなっていますが、全く堅苦しくなく、むしろ清々しさに満ち溢れており、どんな世代でも楽しめる内容になっています。
参考記事:映画『グリーンブック』キャスト・あらすじ!実在の主人公も俳優として活躍していた?
②『ブリジット・ジョーンズの日記』(01)
こじらせ女子の代名詞、ブリジット・ジョーンズがまさかの二人の素敵な男性に迫られるという、胸キュン必至なラブコメ映画です。
ブリジットがちょっと抜けていて、可愛らしい姿がとても良いです。
一方の男性二人も、アプローチがイケメンすぎます。
イギリスが舞台ということもあり、イギリスの雰囲気を楽しむことができます。
(主演:レネー・ゼルウィガー 、ヒュー・グラント、コリン・ファースなど)
参考記事:ぽっちゃりヒロイン映画に元気をもらおう!コンプレックスも全部愛する、ハッピーな恋愛2作品
▶ワンポイント・アドバイス
相手がどのくらい映画に詳しいか、によっても変わってくるかもしれませんが、万人受けする映画もたくさんあります。
幅広い世代、どのような境遇の人たちにも楽しんでもらえる作品で、素晴らしいひとときを過ごして欲しいですね!
シチュエーション2:初対面の人たちへの自己紹介
自己紹介欄で「趣味:映画」と書く、あるいは自己PRなどで「趣味は映画です」と言うと、必ずと言って良いほど聞かれる質問があります。
それは、「好きな映画ありますか?」と。
その時のために、日々鑑賞した映画で自分のお気に入りをアップデートし、答え方を準備しておく必要があります。
しかし冒頭に述べた通り、「簡単には答えられない!」「マニアック過ぎてその後の会話が広がらない」といった悩みを持つ映画好きさんもいらっしゃるかもしれません。
ここで私が気を付けている点は、「知名度を意識する」ということです。
私が自己紹介でよく使用する作品を2本ご紹介します。
①『ファイト・クラブ』(99)
“ブラット・ピットの筋肉が史上最高にかっこいい映画!”で、確実に一発決められるのがこちらの作品。
内容をご存じの方であればピンとくるかもしれませんね。
“ファイト・クラブ”は他言無用のため長くは話せないのも、自己紹介ではピッタリかもしれません。
(主演:ブラッド・ピット、エドワード・ノートンなど)
②『フォードvsフェラーリ』(19)
タイトルから内容がある程度推測できるのも、良いチョイスと言えると思います。
現在も毎年フランスで行われている24時間自動車耐久レース、ル・マンに挑んだ男たちの熱い思いが詰まった実話映画です。
様々な人物が登場しますが、“フォード”として1つのチームを形作っているので、結束することの強さをアピールするのもピッタリかもしれません。
(主演:クリスチャン・ベール、マット・デイモンなど)
▶ワンポイント・アドバイス
趣味として映画を上げるのであれば、好きな作品を一緒に盛り込むことによって印象が強くなるのではと思います。
自己アピールの一環として、ぜひひねりのある内容をお話ししてみて下さい!
シチュエーション3:相手が、自分より映画オタクかも⁈
話している中で映画好きに出会った時の嬉しさは、とても気持ちの良いものです。
映画は無限ですから、正面から勝負を仕掛けさまざまな映画情報や感想を共有することで、新しい発見があるかもしれません。
話している中で、相手に発見を与えることができるような作品をチョイスすることでさらに話を盛り上げるので効果的です。
個人的に「映画好きだからこそ、共感できる」ようなニッチな作品を2本ご紹介します。
①『ドライヴ』(11)
ライアン・ゴズリング主演、男女の不思議な絆とバイオレンスに満ちたこちらの作品。
相手役の女性を演じたキャリー・マリガンの可愛らしさも評価の高い作品です。
“ドライヴ”という題名とは裏腹に疾走感はないものの、ある意味衝撃的なシーンを随所に挟み込まれているためとても印象的です。
映画史に残るエレベーターでのシーンに注目です。
②『リービング・ラスベガス』(95)
アルコール依存症を抱える元脚本家と、行く当てのない娼婦が出会い、傷ついた心と現実を全て認めて愛し合う切ないラブストーリー。
「アルコールをやめろと君は僕に絶対言ってはいけない」という言葉が印象的です。
依存症を克服するのではなく、依存性の自分を受け入れて欲しいという(普通に考えたら勝手すぎる)男をニコラス・ケイジが演じました。(アカデミー賞主演男優賞を受賞)
お金がないはずなのに、ものすごい大量の酒瓶が転がっており、観ているだけで酔いそうになります。
胸が締め付けられるような二人の関係に注目です。
▶ワンポイント・アドバイス
最近はSNSやWEBサイドでも、たくさんの映画紹介がなされています。
本ブログも含めて、様々な人の感想を知ることができるので、自分では探し当てられないような映画に偶然出会うこともあるかもしれません。
オタクの情報も無下にはできませんので、よいコミュニケーションツールとして使っていきたいですね。
まとめ
いかがだったでしょうか。
相手に映画の良さや素敵な映画を伝える際には、「自分が心動かされたポイント」を一緒に伝えると印象に残るのではないかと思います。
(ネタバレには注意が必要ですが!)
映画への熱い思いを感じてもらえるよう、“伝え方”も参考になれば嬉しいです。
映画のすばらしさを広めていきましょう!
《ライター:Halle》
暇さえあれば、映画観る!がモットー。
映画が好きになったきっかけは、時間を持て余していた大学時代。
うかつにも数々のシリーズ映画に手を出してしまったのです。
Marvel、DC、スター・ウォーズ、トランスフォーマー、パイレーツ…
今ではすっかり映画が生活の一部になってしまいました。
Twitterでも、気ままに映画・海外ドラマネタでつぶやいています。
良かったら覗いてみて下さい(^^)//
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