
ジェシカ・チャステインといえば有名な『ゼロ・ダーク・サーティ』ですが、以降もますます円熟した演技で話題作に登場しています。
『タミー・フェイの瞳』『355』『グッド・ナース』(Netflix)など、ご覧になった方も多いのでは。
2019年の『X-MEN: ダーク・フェニックス』は主演ではありませんが、珍しい悪役で存在感を見せています。
いずれも共通点は「強い女性」です。
今回紹介する『女神の見えざる手』は、ジェシカ・チャステイが30代の代表作品です。
ロビイストという、知的でしたたかな珍しい役どころで登場しますよ。
(冒頭画像:引用https://www.facebook.com/misssloaneJP/)
あらすじ:敏腕ロビイスト、勝つことへの執着のみ!

ロビイストとは、特定の団体や個人のために議員などの政策決定者に働きかけ、時にメディアと世論を動かし、雇い主に利益をもたらす専門家のこと。
中でも主人公のミス・スローンは、仕事を請け負った以上、勝つことへの執着度は天下一品でした。
彼女の今回のテーマは、今も米世論を二分する「銃規制」。
常に政治的背景がつきまう中、新たに雇われたロビー会社のシュミット(マーク・ストロング)とタッグを組みます…。
●マーク・ストロング(Mark Strong)
誕生日:1963年8月5日生まれ
星座:しし座
身長:188cm
出身:イギリス・ ロンドン
▶おすすめの代表作品
裏切りのサーカス (予告編:Amazon) (原作ジョン・ル・カレ :楽天)
※伝令が途中で遭遇するイギリス軍の幹部。なかなかの存在感です。
ミス・スローンの徹底工作、米「銃規制」への頭脳戦!

スローンが立ち向かうのは、銃規制に反対する「銃擁護派」の団体や議員たち。
見どころはなんといっても、彼女の持ち前の必勝精神です。
切れ味の鋭い頭脳戦で切り崩しにかかります。
社会派作品の知的な役どころは、30代当時のますます実力を発揮する女優ジェシカ・チャステインにはピッタリの役どころ。
雇い主のシュミットや、社員のエズメ・マヌチャリアンの協力を得つつ闘うのですが、スローンのやり方はこれまでとちょっと違っていました。
●ジェシカ・チャステイン(Jessica Chastain)
誕生日:1977年3月24日生まれ
星座:おひつじ座
出生地:アメリカ・カリフォルニア
身長: 163 cm
▶おすすめ30代主演作品
手段を選ばないやり方
に、反対派が切り崩し策
彼女のやり方は、一言でいえば勝つためには手段を選ばないこと。
たとえば、盗聴や盗撮などを扱う非公式チームを使ったり、過去の銃乱射事件で被害者だった社員エズメを使って、マスコミ向けキャンペーンの顔にしたりしたのです。
作戦は奏功し、銃規制に賛成する議員数も増え世論は次第に銃規制を推し進める方向へと動き始めます。
しかし、この映画の醍醐味とさらなる見どころはここから!
そこに銃規制反対派が取った策は、スローンがそれまで行ったさまざまな活動のアラ捜しでした。
工作の違法性を問われ、倫理規定違反の公聴会へ

銃規制反対派が指摘したのは、スローンの取ったなりふりかまわぬ策の違法性でした。
結果、スローンは上院倫理規定違反に関する聴聞会にかけられることになってしまいます。
聴聞会で次々と突きつけられる、スローンに不利な証拠書類。
あげくの果てには、なんと彼女の性生活のスキャンダルまで暴露されてしまいます。
あの強かったスローンが睡眠障害まで起こし出したのです…。
圧倒的に不利な状況で、スローンの圧巻の弁明とは?

聴聞会も大詰めになったころ、最後にスローンは発言機会を与えられます。
圧倒的に不利な状況に追い込まれ中で、スローンが行う弁明をしっかり聞いて下さい。
協力者まで敵に回し、また自分自信を犠牲にしてまでも取り組んだ銃規制へのプロセスが公開されるのです。
騒然となる聴聞会、本当に「手段を選ばない」とはこういうことだったのかと驚かされます。
最後のドンデン返しでは、彼女の本当の味方がわかり、さらに驚かされることに。
まとめ:強くてカッコいいジェシカ・チャステイン!

日本ではあまり馴染みのないロビー活動と法的な背景のある映画です。
ちょっと難解な点もありますが、この記事で予備知識をもって見るとスッと落ちて来るのではないでしょうか?
いつも強くてカッコいいジェシカ・チャステイン!
30代でチャレンジした、渾身の社会派サスペンス作品をたっぷり満喫してください。
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