シアーシャ・ローナンといえば、若くしてアカデミー賞はじめ各種映画賞を獲得した最旬女優です。
『ブルックリン』『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』などの受賞作品がありますが、おすすめの代表作はやっぱり『レディ・バード』です。
グレタ・ガーウィグ監督と共に、第90回アカデミー賞で5部門にノミネートを果たしました。
女性監督と組んだ20代のシアーシャ・ローナンの、瑞々しさの際立つ作品なのでぜひ見ておきたい一作です。
アカデミー賞作品賞『レディ・バード』:あらすじ
今作のシアーシャ・ローナンは、17歳の女子高校生役という、彼女の持ち味である溌剌さの似合う役どころで登場します。
「レディ・バード」という変わった題名は、女子高生の本名クリスティン・マクファーソンが自分自身につけたお気に入りの愛称だったのです。
自称「レディ・バード」は、勉強はあまりしているようには見えず、とにかく母親マリオン(ローリー・メトカーフ)と口喧嘩ばかり。
毎日の学園生活は、一喜一憂しながらも楽しんでいる様子が伺えます。
そして、友達ジュリー(ビーニー・フェルドスタイン)を出し抜くために、恋には積極的に挑戦しているレディ・バードがいます。
そんな彼女の当面の課題。
それは、今住んでいるサクラメントを離れ、なんとかニューヨークの大学に進学することでしたが…。
「レディ・バード」は、みんなの青春時代!
この映画に出てくるレディ・バードの経験は、誰もが青春時代によく似た経験をしているのでは?
これが映画「レディ・バード」が面白くて共感できるところです。
母親マリオンとのケンカは強烈です!
母親に車で学校に送ってもらう時、車中で言い争います。
自分の進学希望先に賛同してくれない母親に腹を立て、なんとレディ・バードは走行中の車から脱出⁈
初キスに成功するも、男子の秘密を発見!
学校では、仲の良いジュリーと悪ふざけばかり。
また、彼女とは恋愛のライバル同士で、いかにしてジュリーを出し抜き初キスをものにするかに一生懸命でした。
放課後のサークル活動で出会ったダニー(ルーカス・ヘッジズ)といい仲になり、レディ・バードは有頂天!
しかし、ある日ダニーが男子トイレで同性の男の子とキスをしているのを見つけてしまいます。
しばらく立ち直れなかったレディ・バード。
しかし今後は、違うタイプの男の子カイル(ティモシー・シャラメ)と付き合い始めることに。
カイルに自分が童貞であることを告白され、同じく未経験だったレディ・バードも意気投合して、ついに初体験をするのでした。
(実はこの初経験も、あとでとんでもないことが発覚するのです!)
レディ・バードを陰ながら応援してくれる父親
一方、やはり気になるのはレディ・バード自身の将来の進路。
なんとしてもニューヨークの大学に進みたい彼女だけど、頑として反対する母親。
しかし、優しい父親は母親に黙ってレディ・バードが希望する進学の手続きをしてくれていたのです。
なんとか受験でき、あとは合格発表を待つばかりに。
いろいろあった高校生活。
いよいよ卒業となり、ある学校の前に立つレディ・バードが映ります。
希望が叶った進学、そして母親と断絶
母親の反対を押し切った結果、それ以降、母親とは断絶状態。
故郷を離れる時、飛行場には母親は顔さえみせてくれません。
浮かぬまま新入学した時、引っ越し荷物の中に父親からのメッセージを見つけます。
それは、母親のことについて書かれたもので、母親の予想外の気持ちを知りこころを震わせるのでした…。
まとめ:監督との強力タッグ、ラストに感動!
グレタ・ガーウィグ監督との強力タッグは、感動エンディングへと導いてくれます。
母親のことが気になりながらも、新しい大学のキャンパスに慣れようとするレディ・バード。
同じ新入生の男の子と話す姿が見えます。
男の子の方から自己紹介され、次にレディ・バードが名前を名乗る番。
さあ、自分の愛称「レディ・バード」を譲ったことのない彼女は、なんと自己紹介したでしょう?
最後はすっかり成長した彼女をしっかり見届けてあげて下さい!
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●シアーシャ・ローナン(Saoirse Ronan)
誕生日:1994年4月12日生まれ
星座:おひつじ座
身長:168㎝
出身:アイルランド
▶おすすめの代表作品(管理人・選)
感想とおすすめ度
たんたんと進むストーリー。
映画の中で出てくるレディ・バードの経験は、自分とは少しずつ違うかもしれません。
でも、「それ、わかる!という気持ちになれて、鑑賞後に実にホッとする良い映画です。
シアーシャ・ローナンの瑞々しい演技とともに、代表作としてぜひおススメです!
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