北欧スウェーデン発『リトル・エッラ』は、子ども目線で描く心温まる友情と感動のストーリーに!

リトル・エッラ
愛らしいエッラちゃんに注目!

今回ご紹介するのは、北欧スウェーデンからやってきた心温まる映画『リトル・エッラ』

本作は、スウェーデン出身の絵本作家ピア・リンデンバウム「リトルズラタンと大好きなおじさん」を原作に、映画『ロスバンド』を手がけたクリスティアン・ロー監督がメガホンを取った作品です。

人と仲良くするのが苦手なエッラが、大好きな叔父さんトミーの恋人を追い出すため作戦にでるというもの。

子どもや家族を題材にした作品を得意とするクリスティアン監督が描く、子どもの目線で世界をとらえた感動のストーリーです。

実写版『長くつ下のピッピ』で主人公を演じたインゲル・ニルセンも出演しています。

クリスティアン監督の前作『ロスバンド』も含めてご紹介します。

(冒頭画像:引用https://twitter.com/LittleElla_jp/)

『リトル・エッラ』:あらすじ

リトル・エッラ
https://twitter.com/LittleElla_jp/  【YouTube:予告編】

人と仲良くするのが苦手なエッラが、唯一仲良くできるのは永遠の親友であるトミーだけでした。

両親が休暇で出かけている間に大好きなトミーと過ごすことを楽しみにしていたエッラ。

しかし、トミーの恋人スティーブがオランダからやってきます。

しかも、トミーとスティーブは英語で会話をするため、何を話しているのかわかりません。

仲間外れにされたような気分のエッラは、トミーを取られるのではないかと心配です。

何とかトミーを取り戻したいエッラは、転校生オットーに協力してもらいスティーブを追いだすだめ作戦を実行するのですが・・・。

リトル・エッラ
https://www.filminstitutet.se/sv/

主人公の、愛らしいエッラちゃんに注目!

リトル・エッラ
https://twitter.com/LittleElla_jp/

エッラちゃん役を演じたのは、2012年生まれのアグネス・コリアンデル(撮影後にビリー・コリアンデルに改名)で本作が長編映画デビューです。

初主演でありながら、主人公エッラを堂々とした演技で見事に演じきっています。

トミーの恋人スティーブにイタズラを行う姿は、クスっとさせられつつも微笑ましくなるシーンのひとつ。

一方で、大好きなトミーの前で見せる笑顔がとっても愛らしいです。

エッラと友達になりたがっている転校生オットーとどのように関わっていくのか、人と仲良くするのが苦手な彼女の成長にも注目です。

トミー役:シーモン・J・ベリエル

リトル・エッラ
https://twitter.com/LittleElla_jp/

1979年、スウェーデン・ストックホルム生まれ。

短編映画『Istället för abrakadabra』が2010年のアカデミー賞で短編実写映画部門にノミネート。

2012年『コールガール』、2014年『マスター・プラン』、2015年『妹の体温』に出演。

映画、テレビドラマ、舞台を中心に活躍している。

おばあちゃん役:インゲル・ニルセン

リトル・エッラ
https://twitter.com/LittleElla_jp/

1959年、スウェーデン・ヒーサ生まれ。

本作でエッラのおばあちゃん役を務めたインゲルは子役としてデビューし、作家アストリッド・リンドグレーン原作の映画『長くつ下のピッピ』で主人公ピッピ役を演じる。

ピッピシリーズに出演後は、表舞台からは遠ざかっていたそう。

大人になり再び活動を再開し、舞台、テレビドラマ、映画で活躍。

長編は4作目の、クリスティアン・ロー監督

リトル・エッラ
https://culturallife.co.jp/little-ella/

1977年、ノルウェー・ヴィンストラ生まれ。

2001年、イギリスの現UCA芸術大学の映像制作科を卒業。卒業制作をはじめとする子ども向け短編作品で数々の賞を受賞している。

2018年製作の映画『ロスバンド』では2018年のベルリン国際映画祭ジェネレーション部門にノミネートされた。

『リトル・エッラ』は、監督4作目にあたる。

監督の長編3作目、青春ムービー『ロスバンド』とは?

ロスバンド
https://www.facebook.com/losbandomovie/

ノルウェーで開催されるロック大会に出場するため、ドラム担当のグリム、親友でギター兼ボーカルのアクセルは日々練習を重ねていました。

しかし、グリムはアクセルの音痴が気になってしかたがありません。

そんな中、念願の出場チケットを手に入れます。グリムはアクセルに本音を言えず、ベースもおらず、開催地ははるか遠い町のトロムソでした。

その後、ベーシストのオーディションにやってきた9歳の少女ティルダを仲間に入れバンド名「ロスバンド」を結成。

ロスバンド
https://www.facebook.com/losbandomovie/

近所に住むマッティンの運転で、4人はトロムソへ向かいます。

果たして無事辿り着き、ロック大会で演奏することができるのか・・・。

ノルウェーを舞台に、メンバーそれぞれが悩みを抱えながらもノルウェー・ロック大会を目指す若者たちを描いた青春ムービーです。

まとめ

リトル・エッラ
https://twitter.com/LittleElla_jp/

いかがでしたでしょうか。

スウェーデン映画というえば、これまで『長くつ下のピッピ』や『ロッタちゃん』といった愛らしい女の子を主人公に描いた心温まる作品が誕生してきました。

大好きなトミーおじさんを取り戻すため奮闘する主人公エッラちゃんの姿に微笑ましくなること間違いなしの一作。

自分と向き合い成長していくエッラちゃんを通して、大人になると忘れてしまう子供の気持ちに触れられるかもしれません。

素敵な笑顔のエッラちゃんが繰り広げるいたずらな感動ストーリーは2024年4月5日(金)から全国順次ロードショーです。

参考記事:北欧の伝説映画『ロッタちゃん』、「はじめてのおつかい」&「赤いじてんしゃ」がリバイバル上映!

《ライター:sanae》

クリックで担当記事一覧へ→

プロフィール,sanae

毎週金曜日は映画館に出没する某新聞社エンタメニュースライター。

子供の頃から観た映画は数知れず、気になった作品はジャンル問わず鑑賞。

日常生活を彩る映画との出会いのお手伝いができたら幸いです。

インスタグラム:https://www.instagram.com/sana_lovelife

ブログ統計情報

  • 1,381,741 アクセス

Be the first to comment

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください