『ロキ』シーズン1は、マルチバース発生の瞬間だった!
ところが、ロキの変異体の一人であるシルヴィは、自分の時間軸を消されてしまった恨みから「在り続ける者」を殺してしまいます。
これが原因となり、時間軸はどんどん無限に分岐。
あちこちの世界にいる「在り続ける者」の変異体が動き出します。
別の名前で呼ばれているので分かりにくいですが、「征服者カーン」とはこの中の一人で、この先アベンジャーズと対峙することになるということですね。
『アントマン&ワスプ:クアントマニア』のヴィランとして登場した「ナサニエル」と名乗った男も、変異体の一人だったようです。
『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』で別の世界のスパイダーマンが登場したり、『ドクター・ストレンジ:マルチバース・オブ・マッドネス』でたくさん出てきた別の世界は、『ロキ』のこの出来事によって起こったものということだそうです。
『ロキ』シーズン2のあらすじ
シーズン2では、この分岐した時間軸をなんとか維持するために奔走するロキの姿が描かれます。
鍵はTVAにある「時間織り機」。
時間軸そのものを物理的に製造する機械で、分岐し続ける時間軸の量に耐えられなくなってしまいます。
ロキ自身が変異体ということもありますが、やはり「正史ではなかった」というそれだけの理由でたくさんの世界を切り捨てるわけにはいきません。
TVAの職員たちは今まで時間軸の剪定を専業としてきたわけですが、考えを変えてロキに協力していきます。
罪のない時間軸を見捨てたくない、でも時間織り機の安定はうまくいかない。
2シーズン通して大きく成長したロキは、最終話である決断を下します。
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まとめ:次の『アベンジャーズ』へ!
『ロキ』シーズン1がマルチバース発生のまでの物語なら、シーズン2はそれが維持されるに至るまでの物語です。
結末までご覧になった方ならお分かりでしょうが、こうしてたくさんの平行世界が剪定されることなく存在できているというわけですね。
最初期から愛されているキャラクターであるロキの終着地点としても、予想のできない力作でした。
そして、私たちの知るMCUの世界、かつて神聖時間軸だった「アース616」は、徐々に他の世界と交わる機会が出来ていきます。
それと同時に、カーンを含む大勢の「在り続ける者」の変異体があちこちで動き出し、マルチバースを巻き込んだ戦争に発展するというのがこの先の筋書きのようです。
最終話と同時のリリースだった『マーベルズ』も、マルチバースの大きな可能性を残した終わり方となりました。
この次にFOXユニバースが合流すると言われている『デッドプール3』が公開されるというのも納得です。
参考記事:俺ちゃんの『デッドプール3』MCUデビューを解説!アニメ実写化の歴史とスタジオ買収の経緯!
いよいよ話が本格化してきたマルチバース・サーガ。
次の『アベンジャーズ』は、思いのほかすぐそこまできているようです!
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《ライター:ぜろ》 担当記事一覧はこちらをクリック→
高校2年生で『アベンジャーズ』を観て以来の映画ファン。大学と大学院では映画研究にどっぷり浸かっていました。
アナログでファンアートを描いてはインスタグラムに載せています。楽し〜!
話題の作品や、そこにつながる過去の名作、注目のキャストなどをわかりやすく楽しく紹介していきたいです!
2024年7月のサンディエゴ・コミコンで、なんとロバート・ダウニーJrがドクター・ドゥーム役でヴィランとしてMCUにカムバックすることが発表されました!カーン役ジョナサン・メジャースの解雇に伴って、アベンジャーズ5のタイトルも『カーン・ダイナスティ』から『ドゥームズデイ』に変更。監督は『エンドゲーム』のルッソ兄弟です。一体どんな物語になるのか想像もつきません。