先日イギリスでのプレミアが行われた、エメラルド・フェネル監督の最新作『ソルトバーン/Saltburn)』。
レッドカーペッドでは、主演のバリー・コーガンとジェイコブ・エロルディの仲良しな姿も話題になりました。
イギリスの上流階級の一家で、ひと夏を過ごすことになったオックスフォード大生を描くダークコメディスリラーの『ソルトバーン/Saltburn』。
アマゾンプライムで公開され、既に話題沸騰中。
今回はキャストやあらすじなどをまとめてみました。
(冒頭画像:引用https://www.saltburnfilm.com/)
『ソルトバーン/Saltburn』:あらすじ
ワーキングクラス出身のオリバー・クイック。
彼はイギリスの名門オックスフォード大に奨学金を得て入学しますが、周りの裕福な学生たちから浮いてしまいます。
そんなオリバーは、大学で特に女子たちに人気のフェリックスと友達に。
フェリックスはとても裕福な家庭の出身で、「ソルトバーン/Saltburn」と呼ばれる豪邸に住んでいました。
その豪邸に招かれたオリバーは、夏の間をそこで過ごすことになるのですが・・・。
キャスト:今をときめく豪華なキャストたち
バリー・コーガン(役:オリバー・クイック)
オリバー・クイックを演じるのは、イギリスの若手俳優バリー・コーガン。
日本のファンの間では、バリコの愛称で親しまれていますよね!
映画『ダンケルク』で注目を浴び、『聖なる鹿殺し』では謎めいた少年・マーティンを演じ、一気にキャリアが開けたコーガン。
演技力は確かなもので、特に「怪演」が得意な印象です。
ロバート・パティンソン主演の『THE BATMAN-ザ・バットマン』ではラストシーンで登場し、ほぼ声だけにも関わらず観客をあっと言わせたのも記憶に新しいです。
そんなコーガンは、今作でも「怪演」している模様。
スリラー要素もたくさんありそうな『Saltburn(原題)』で、どんなコーガンが見れるのか、期待したいですね!
●バリー・コーガン(Barry Keoghan)
誕生日:1992年10月17日生まれ
星座:てんびん座
出身:アイルランド・ダブリン
▶おすすめの代表作品
聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア(作品情報)
ジェイコブ・エロルディ(役:フェリックス)
オリバーが仲良くなるフェリックスを演じるのは、ハリウッドで現在大人気のジェイコブ・エロルディ。
大ヒットしたドラマ『ユーフォリア』に出演し、人気に火がついたエロルディは、今や引っ張りだこの人気俳優となりました。
最近では、ソフィア・コッポラ監督の『プリシラ(原題)』で演じているエルヴィス・プレスリーも話題に。
どんどんキャリアを積んで行っているエロルディの今後がさらに楽しみですね!
参考記事:A24×ソフィア・コッポラ監督『Priscilla(プリシラ)』、妻の目に映るエルヴィス・プレスリーの素顔!
キャリー・マリガン(役:パメラ)
『プロミシング・ヤング・ウーマン』で、すでにフェネル監督とタッグを組んでいるキャリー・マリガン。
『Saltburn(原題)』では、近年のキャリーには珍しく主役ではなくカメオ出演しています。
パメラというキャラクターを演じるキャリーの出番はなんと7分。
ですが、トレイラーからも分かるように強烈な印象を残してくれそうです(笑)
エメラルド・フェネル、長編映画第二弾!
『ソルトバーン/Saltburn(原題)』を撮ったのは、イギリス出身のエメラルド・フェネル。
女優としてのキャリアもあり、イギリスのドラマを中心に活動しています。
近年はNetflixドラマ『ザ・クラウン』の第3シーズンでカミラを演じたり、映画『バービー』にも少しだけ出演しています。
そんなフェネルですが、映画『プロミシング・ヤング・ウーマン』では初めて長編映画で監督と脚本を務め、監督としての才能も発揮。
アカデミー賞では作品、監督と脚本がノミネートされ、脚本賞を受賞しています。
『プロミシング・ヤング・ウーマン』同様に、サイコスリラーやダークコメディの要素もたっぷりな『Saltburn(原題)』。
今作でもフェネルの手腕はしっかり発揮されていそうですね。
●エメラルド・フェネル(Emerald Fennell)
誕生日:1985年10月1日生まれ
星座:てんびん座
出身:イギリス・ロンドン
▶おすすめの代表作品
撮影やプロデューサーも、一流スタッフ揃い!
フェネル監督を含め、数人いるプロデューサーのなかにはマーゴット・ロビーも。
というのも、マーゴット・ロビー夫妻の制作会社「Luckychanp Entertainment」が、フェネル監督に製作を持ちかけたからなのです。
ご存知のとおり、フェネルとマーゴットは映画『バービー』で共演済み。
マーゴットと旦那のトムは、この共演のあとにフェネルのもとへ話に行ったようです。
さらに、撮影を担当したのは映画『ラ・ラ・ランド』や『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』などを手がけてきたリヌス・サンドグレン。
トレイラーを見たときにシネマトグラフィーが綺麗だなと思ったのですが、『ラ・ラ・ランド』と撮影監督が同じと知って納得しました。
大きな映画をたくさん撮ってきたサンドグレンなので、今回の映像美も期待が膨らみますね。
まとめ:プライムビデオで見放題配信中!
ブラックコメディで、さらにサイコスリラー要素もある『Saltburn(原題)』。
トレイラーを見るだけでもワクワクしますよね。
製作にアマゾンスタジオのクレジットがありプライムビデオで配信されています。(2024年7月13日現在)
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高校時代にハマった映画観賞が、いつのまにかライフワークに。
ハリウッド大作からインディペンデント作品まで、ジャンルを問わず見ています。
オタク気質ゆえ、気になる作品はとことん調べてしまいます(笑)
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「Saltburn」は今年の年始に見て、あまりの衝撃展開に鑑賞後に頭が混乱した問題作’(良い意味で)でした。人間の汚いところや内に潜んだ恐怖を描くという点では監督の前作「プロミシング・ヤング・ウーマン」と共通していますね。
主演のバリー・コーガンはいわゆるイケメンではないかもしれませんが、美しい瞳とあのダンスである意味私を虜にさせました(笑)
変わった役どころが多い中、アイルランド俳優陣が勢ぞろいした「イニシェリン島の精霊」での彼の役がお気に入りです。
”美しい瞳とあのダンスである意味私を虜にさせました(笑)”私も同感、アレっ?って感じで笑ってしまいました。
「大学で出会ったあいつと過ごしたひととき」の映画ってたくさんあると思うのですが(『キル・ユア・ダーリン』『情愛と友情』『モーリス』などなど、男性同性愛映画の文脈とも重なります)、これはその中でも変わり種というか、青春ものとサスペンスの間をうまく行き来していて面白かったです。バリー・コーガンはやっぱりいいですよね……。