MCUのパワーバランスが崩れるほどの強さを誇るキャプテン・マーベル。
2019年公開の映画『キャプテン・マーベル』では、ニック・フューリーがアベンジャーズを結成する前の時代が舞台となり、彼女の記憶を紐解きながらその強さに隠された秘密が明かされました。
続く『アベンジャーズ/エンドゲーム』ではアベンジャーズと共にサノスを打ち倒したキャプテン・マーベルですが、ついに彼女の新たな物語が公開されます。
2023年公開のシリーズ2作目『マーベルズ』が、装いも新たにニア・ダコスタ監督によって公開!
3人のマーベルが集結すると発表された本作について、3人のマーベルについて知っておくべきことをまとめます!
(冒頭画像:引用https://twitter.com/captainmarvel/)
映画『マーベルズ』には、3人のマーベルが集結!
映画『マーベルズ』は3人のマーベルが集結するクロスオーバー大作になると言われています。
2023年2月に公開された新ポスターがこちら!
上から、モニカ・ランボー(テヨナ・パリス)、キャロル・ダンヴァース/キャプテン・マーベル(ブリー・ラーソン)、カマラ・カーン/ミズ・マーベル(イマン・ヴェラーニ)。
マーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長は、3人のマーベルが共闘する展開は「『アベンジャーズ』(12)で6人のヒーローが集結した時に匹敵する興奮度」だと語っています。
そして本作では、孤高のヒーローであるキャプテン・マーベルことキャロル・ダンヴァースが「誰かの助けが必要だと気づくことになる」とか。
いまだ謎の多い『マーベルズ』のプロットですが、キャロルのピンチをモニカ・ランボーとカマラ・カーンが助ける展開になるのではないでしょうか?
ストーリーの鍵となるのは、「入れ替わり」?
MCUドラマシリーズ『ミズ・マーベル』のポストクレジット・シーンを覚えているでしょうか?
ミズ・マーベルことカマラ・カーンのバングルが突然光りはじめ、彼女が姿を消したかと思うと、代わりにキャロル・ダンヴァースが現れるという展開です。
テロップには「ミズ・マーベルは“マーベルズ(原題)”で帰ってくる」という文字が!
このおまけシーンに驚いた人は多いでしょうが、ドラマでメガホンをとったアディル・エル・アルビ&ビラル・ファラーでさえシーン追加を知らされていなかったそう。
『マーベルズ』は、このポストクレジットから直接つながるストーリーになると予想されます。
ストーリーで重要になる謎は、「カマラとキャロルがなぜ入れ替わったのか」ということになりそうです。
2022年9月開催のイベント「D23 Expo 2022」では、モニカ・ランボーが事態に気づいてカマラの元を訪れ、そこにキャロルが合流するという映像が公開されました。
どのようにして彼女たちがチームを組み、入れ替わりの謎を解明するのか、今から展開が楽しみです!
『マーベルズ』をたっぷり楽しむためにも、3人のマーベルについておさらいしておきましょう。
①キャロル・ダンヴァース:初代キャプテン・マーベル
1人目のマーベルはもちろん、2019年公開の映画『キャプテン・マーベル』の主人公であり、スーパーパワーを操るキャロル・ダンヴァース。
演じるのは『ルーム』(15)でアカデミー賞主演女優賞に輝いたこともある、ブリー・ラーソンです。
アベンジャーズが誕生するよりも前の1995年を舞台に、キャプテン・マーベルの誕生秘話が語られたのが『キャプテン・マーベル』。
キャロルは当初記憶を失っていましたが、若きニック・フューリーと出会い共に記憶を辿ったことで、かつては空軍パイロットでありクリー人の襲撃によってスーパーパワーを得たことを知ります。
自らの過去を認めたことで真の力を得たキャロルはキャプテン・マーベルとなり、クリー人との対決を終えて一度は地球を去りました。
そして『アベンジャーズ/エンドゲーム』では再び地球のピンチに駆けつけ、アベンジャーズと共にサノスを打ち倒したのです。
ちなみに「アベンジャーズ計画」が始動するきっかけはキャロルであり、彼女のようなヒーローが必要だと考えたニックが戦闘機「キャロル”アベンジャー”ダンヴァース」から文字を取って計画を構想しました。
■参考「キャプテン・マーベル」のこと【管理人・選】
※伝説のエースパイロットとして活躍していたキャロル・ダンバース。彼女はキャプテン・マーベルとして強力なパワーに目覚め、新たな使命に立ち向かう! 謎に包まれたミステリアスな女性ヒーローがついにベールを脱ぐ!【引用:Amazon】
②モニカ・ランボー:S.W.O.R.D.エージェント
2人目のマーベルは、キャロルの空軍時代の親友マリア・ランボーの娘、モニカ・ランボー。
『キャプテン・マーベル』で初登場したモニカはまだ少女でしたが、ドラマ『ワンダヴィジョン』では成長して政府機関S.W.O.R.D.のエージェントになっていました。
演じるのは、『幸せの始まりは』(11)や『シャイラク』(15)で知られるテヨナ・パリスです。
原作コミックでは2代目キャプテン・マーベルとして登場するモニカ。
MCUシリーズではサノスの指パッチン被害にあった後、『ワンダヴィジョン』でワンダが作った結界に侵入したことでスパーパワーや体を電磁化する能力を手に入れます。
過去の悲しみに囚われているワンダを助けようともがくモニカは、知らず知らずのうちに自身の母親との悲しい記憶と向き合い、覚醒していったのです。
そんなモニカが母の親友キャロル・ダンヴァースとどのように共闘するのか、『マーベルズ』での熱い展開が待ちきれません。
③カマラ・カーン:「ミズ・マーベル」を名乗る女子高生
3人目のマーベルは、ドラマ『ミズ・マーベル』の主人公であり原作では4代目キャプテン・マーベルのカマラ・カーン。
演じるのは新人女優でモニカ役に大抜擢されたイマン・ヴェラーニです。
カマラはもともと普通の女子高生で、キャプテン・マーベルに憧れる「アベンジャーズ・オタク」でした。
しかしある日祖母からもらったバングルをはめたことで、エネルギーを自在に操る能力を手に入れます。
「ミズ・マーベル」と名乗ってヒーロー活動を始めたカマラは、自らのアイデンティティと向き合いながらティーン・ヒーローとして成長していきました。
■コミック版「ミズ・マーベル」【管理人・選】
※超人類インヒューマンズの遺伝子を活性化させるテリジェン・ミストを浴び、スーパーヒーローの仲間入りを果たしたカマラ・カーン。憧れのキャプテン・マーベルに倣いMs.マーベルを名乗り、ジャージーシティの平和を守るべく、日夜、奔走してきた彼女だったが、そんな彼女に最大の試練が訪れる。その時、カマラに救いの手を差し伸べてくれたのは…ついに夢の競演が実現する、シリーズ最終巻!【引用:Amazon】
フェーズ4からはカマラだけでなく、ドラマ『ホークアイ』のケイト・ビショップ(ヘイリー・スタインフェルド)や、映画『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』のアメリカ・チャベス(ソーチー・ゴメス)をはじめとして、若者ヒーローへのバトンタッチに力を入れているMCU。
フェーズ5に突入した『アントマン&ワスプ:クアントマニア』では、アントマン/スコット・ラングの愛娘キャシー(キャスリン・ニュートン)も登場しています。
今後ミズ・マーベルことカマラがMCUを引っ張るティーン・ヒーローになるのか、今から目が離せません!
参考記事:キャスリン・ニュートン『アントマン』でマーベル俳優の仲間入り!最旬女優の魅力に迫る!
『シークレット・インベージョン』も要チェック!
キャプテン・マーベルといえば忘れてはならないのがこの人、ニック・フューリー(サミュエル・L・ジャクソン)!
若き日にキャロル・ダンヴァースと出会って意気投合し、「アベンジャーズ計画」を始動させた人物です。
そんなニックにフィチャーしたドラマ『シークレット・インベージョン』が2023年ディズニープラスで独占配信されます。
当初『マーベルズ』は7月公開予定でしたが、11月に変更されたのは『シークレット・インベージョン』の公開を待つためという噂も。
真相は不明ですが、このドラマが「キャプテン・マーベル」シリーズと直接繋がりがある可能性は高いでしょう。
ドラマで描かれるのは、地球人に擬態したスクラル人の侵略を止めるため、ニックとスクラル人のタロス(ベン・メンデルソーン)が動き出すというストーリー。
映画『キャプテン・マーベル』ではヴィランとして登場し、物語の後半では家族を救うためにキャロルと手を組んだタロス。
そんなタロスの娘・ガイア(エミリア・クラーク)も地球侵略を目論む過激派スクラル人としてドラマに登場するというから注目です。
『マーベルズ』を観る前に、『シークレット・インベージョン』もしっかりチェックしておきましょう!
まとめ
ストーリーの全容は本編で確かめたい『マーベルズ』。
3人のマーベルが集結するとのことで明らかにされていく予告編もチェック!
そして、関連ドラマの『ワンダヴィジョン』『ミズ・マーベル』、そして『シークレット・インベージョン』もチェックして、映画公開に備えましょう!
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ウェス・アンダーソン作品の世界観が大好き!ライターの「もな」です。
映画にどハマりしたのは、小学生の頃に『ロード・オブ・ザ・リング』を観てから。
それからというもの、映画は私の人生にとって欠かせないもので、大学では映画学を専攻しました。
私の書く記事が、誰かと素敵な映画との出会いの場になったら嬉しいです。
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