新作が早いU-NEXT洋画！おすすめピックアップ3作品を紹介！（2024年1月編）

今回は、U-NEXTの2024年1月配信スタートが発表された作品から、3作品をピックアップしてご紹介します！

1月配信開始作には個性豊かな女性の生き様を描く作品が終結！

気分に合わせて選んでみてください。

配信開始スケジュールは、それぞれ作品紹介の最後をご覧ください。

（冒頭画像：引用https://www.modernfilms.com/sickofmyself）

1.Return to Seoul

『ソウルに帰る』：アイデンティティの探求と心の旅

韓国生まれ、国際養子縁組によって育ったフレディ（パク・ジミン）。

25歳になったフレディはひょんなことから韓国を訪れ、友人の力を借りて実の両親を探し始めることに。

多元的なバックグラウンドの、ダヴィ・シュー監督

カンボジア系フランス人であるダヴィ・シュー監督は人種差別を受けてきた人間として、

「あらかじめ用意されたステレオタイプや他者によるイメージではなく、独自の道を歩むキャラクターの行方」

に注目してきたと言います。

そんなダヴィ監督が『ソウルに帰る』の中心に据えたのは、「アイデンティティの追求」という誰にとっても普遍的なテーマ。

監督ならではの視座で描かれる「アイデンティティ探求の旅」が本作の見所となっています。

異文化の交差点での成長

韓国とフランスという異なる文化の交わる場で、自己の発見と成長をかなえていくフレディ。

そのフレディの旅路は、世代、国境、人種を超えて、自分探しに奮闘する人々の心に届くこと間違いなし。

2022年のカンヌ国際映画祭から世界中で話題となり、アカデミー賞国際長編映画賞カンボジア代表にも選出されました。

『ソウルに帰る』は、U-NEXTにて2024年1月1日より配信。

2.Sick of Myself

『シック・オブ・マイセルフ』：心に巣食う承認欲求の魔物

あまりに破壊的な自己愛と迫る承認欲求

『わたしは最悪。』で注目を浴びた映画制作会社オスロピクチャーズが贈る、自己愛と承認欲求に溺れる女性の物語です。

主人公のシグネは他者の注目を得るために自身を失い、嘘や誇張に満ちた人生を送っている。

本作は誰もが抱えるものであり、ときに取扱いがひどく厄介な「承認欲求」がテーマで、そんな彼女が自己を見失いながらコミカルかつシニカルに振る舞う姿が描かれています。

病的なまでの自己顕示欲と、深まる心の闇

シグネの暴走はエスカレートしていき、ついには恋人の成功に焦りを感じ違法な薬物に手を出すまでに。

その結果、入院することになるのですが、それでも彼女の欲望にはブレーキがかかることもなく…。

シグネの心の闇、そして羨望や嫉妬に満ちた現代社会を寓話的・痛烈に描く『シック・オブ・マイセルフ』はU-NEXTにて2024年1月5日より配信。

3.Orokbefogadas

『アダプション／ある母と娘の記録』：時代を超えて共感！

金熊賞受賞監督の記念すべき傑作

既婚者で不倫関係にあるカタと、寄宿学校で暮らすアンナの奇妙な友情を描く物語。

ハンガリーの女性監督メーサーロシュ・マールタ監督が、女性初のベルリン国際映画祭で金熊賞を受賞し、本作はその名を世界に知らしめた記念すべき作品となっています。

心に響く不倫と奇妙な友情

カタは工場で働く43歳の未亡人で、不倫関係にありながら子供を望んでいるものの、相手は聞き入れてくれません。

そんな彼女が寄宿学校で暮らすアンナと出会い、彼女の面倒を見ることになり、2人の間には奇妙な友情が芽生えていきます。

複雑な状況下の友情に見えるようで、今でも無理なく物語に溶け込んでいけるのは、それだけ「女性の友情」が奥深いものだからなのかもしれない。

日本初配信となるハンガリーの至宝メーサーロシュ・マールタ監督作品『アダプション／ある母と娘の記録』はU-NEXTにて2024年1月19日より配信。

まとめ

2024年1月配信のU-NEXTラインナップに気になるものはありましたでしょうか？

わたしはビジュアルに惹かれまくっている『ソウルに帰る』を鑑賞し、新年の挑戦の1歩目として、まず自分の中にある韓国映画への苦手意識を払拭したいな…等と思っております。

今後もU-NEXT情報を色々とお届けできればと思いますので、よろしければお付き合いいただけますと幸いです。