サラ・ポーリー監督の実話映画『ウーマン・トーキング』、 あらすじ・豪華キャストを紹介!

ウーマン・トーキング
左:ルーニー・マーラ右:クレア・フォイ『ウーマン・トーキング』

2023年アカデミー賞で、作品賞(ノミネート)と脚色賞(受賞:サラ・ポーリー監督)となり話題の『ウーマン・トーキング 私たちの選択』

映画評論サイトでは批評家スコアが90パーセントと、高い評価を得ています。

今回は、そんな『ウーマン・トーキング 私たちの選択』のあらすじやキャスト、そしてサラ・ポーリー監督をはじめとする制作スタッフを紹介していきます。

(冒頭画像:引用https://www.facebook.com/WomenTalkingFilm/)

あらすじ:被害女性の3つの選択肢とは?

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世間から隔離された宗教コミュニティの村。

ここで生活する保守的な宗教「メノナイト」の女性や少女たちは、けだるさや痛みで目を覚ますと、身に覚えのないアザや出血があることに気づく。

被害を受けた女性たちは相談するが、男たちは「悪魔のしわざ」や「被害妄想」だといって否定する。

しかし、それは数年に渡って実際に起こっていた性暴力事件だったのだ。

大半の男たちが街へ出かけている2日間で、女性たちは集まって話し合いを行う。

何もしない、残って戦う、もしくは逃げるー。

彼女たちの選択肢は3つだった…。

メインキャストは、超豪華な主役級!

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女優たちのキャスティングには1年ほどかかったそうですが、その甲斐あって超豪華な主役級キャストたちが勢揃いしました。

紹介していきますね。

ルーニー・マーラ【Ona(オナ)役】

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事件によって妊娠した女性。

演じるのは『ドラゴンタトゥーの女』『her/ 世界でひとつの彼女』などで知られるルーニー・マーラ

今回も難しい役どころを演じています。

●ルーニー・マーラ(Rooney Mara)

誕生日:1985年4月17日生まれ

星座:おひつじ座

身長:160㎝

出身:アメリカ・ニューヨーク州

▶ルーニー・マーラの出演映画一覧

▶おすすめの代表作品(管理人・選)

ローズの秘密の頁(予告編:Amazon) (楽天)

※切なさがほとばしる表情が、とってもかわいい演技派女優の代表!

クレア・フォイ【Salome(サロメ)役】

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Onaの姉。3歳の娘が被害に遭う。

演じるのはNextflixオリジナルシリーズ『ザ・クラウン』で若い頃のエリザベス女王を演じ話題となったクレア・フォイ

●クレア・フォイ(Claire Foy)

誕生日:1984年4月16日生まれ

星座:おひつじ座

身長:162㎝

出身:イギリス

▶クレア・フォイの出演映画一覧

▶おすすめの代表作

蜘蛛の巣を払う女 (作品情報)

ザ・クラウン シーズン1

ジェシー・バックリー【Mariche(マリシェ)役】

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旦那から家庭内暴力を受けている女性。

旦那と息子に人生を捧げている。

演じるのは、2023年に公開され話題となっている『MEN 同じ顔の男たち』ジェシー・バックリー

確かな演技力で、抜群の存在感を見せてくれそうですね。

参考記事:映画『MEN 同じ顔の男たち』感想と考察【ネタバレ注意】、主人公ハーパーを襲う”彼ら”とは?

フランシス・マクドーマンド【Scarface (スカーフェイス)役】

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コミュニティの熱心な信仰者。

演じるのはフランシス・マクドーマンド

プロデューサーとして参加しているマクドーマンドは、今回は小さな役でカメオ出演しています。

●フランシス・マクドーマンド(Frances McDormand)

誕生日:1957年6月23日生まれ

星座:かに座

出身:アメリカ・イリノイ州

身長:165㎝

▶フランシス・マクドーマンドの出演映画一覧

▶おすすめの代表作品

ノマドランド (予告編)

※飄々として、時にはにかむ優し気な顔。現実の厳しさを垣間見せながら淡々と進む素晴らしい映画、そして女優です。なんと3度目の主演女優賞。

スリー・ビルボード (予告編)

※いかつくも頑固な役を好演。主演フランシス・マクドーマンドが2度目のアカデミー賞主演女優賞を受賞した名作です。

ベン・ウィショー【August(オーガスト)役】

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教師。女性たちの話し合いに議事録として参加。

演じるのは、『007/スカイフォール』『パディントン』シリーズでおなじみのベン・ウィショー

原作ではナレーターのAugustですが、映画内では主要なキャラクターの1人へ変更されているようです。

●ベン・ウィショー(Ben Whishaw)

誕生日:1980年10月14日生まれ

星座:てんびん座

身長:175cm

出身:イギリス・イングランド

▶ベン・ウィショーの出演映画一覧

▶おすすめの代表作品

パピューム(予告編:Amazon) 

007 スカイフォール(予告編:Amazon)

制作会社は、ブラッド・ピットの「Plan B」

シーセッド
『SHE SAID/ シー・セッド その名を暴け』https://www.facebook.com/shesaidfilm/

ブラッド・ピットが設立し、数々の名作を送り出してきた「Plan B」が制作しています。

最近では『SHE SAID/ シー・セッド その名を暴け』『ミナリ』が話題ですね。

社会派で意義のある作品が多いPlan Bだけに、『ウーマン・トーキング 私たちの選択』にも期待が高まります。

参考記事:実話が原作映画『SHE SAID/シー・セッド』感想、その選択は将来の自分や誰かを救うか?

監督サラ・ポーリー、プロデューサーにフランシス・マクドーマンド

ウーマン・トーキング
Sarah Polley, Writer/Directorhttps://www.facebook.com/WomenTalkingFilm

女優としても幼い頃から活躍し、初監督作品『アウェイ・フロム・ハー 君を想う』ではアカデミー賞脚本賞にノミネートされるなど、監督としても才能を発揮しているサラ・ポーリー

前作のドキュメンタリー『物語る私たち』から、約10年ぶりにメガホンを取ることになりました。

原作を読んだポーリーは、フランシス・マクドーマンドがオプション権を獲得したと知り、そのことについてメールで尋ねたそう。

すると5分ほどで「監督をしないか?」と打診の返信がきたそうで、「本当に運命を感じた」とローリング・ストーン紙のインタビューで語っています。

(参照: ‘We can imagine a better future’: Sarah Polley on ‘Women Talking‘)

プロデューサーには、大女優のフランシス・マクドーマンドが名を連ねています。

マクドーマンドは『ノマドランド』でも原作を読んだあとにオプション権を獲得し、クロエ・ジャオに監督を打診した経緯があります。

女性が主役、そして社会派な作品という共通点から、マクドーマンドの関心の高さも伺えますね。

良作なのは間違いなさそうです。

実話を基にした、同名小説を映画化

本作は、2018年に出版されベストセラーにもなったミリアム・トウズによる同名小説「Women Talking」を映画化したもの。

2005年〜2009年にかけて、ボリビアで実際に起こったレイプ事件を基にした小説です。

この事件は、保守的な宗教であるメノナイトの女性や少女たちが、同じコミュニティの男たちから被害を受けていたもの。

寝ている女性に動物用鎮静剤を使用して意識を失わせ、そのあいだにレイプしていたそうで、被害にあった女性や少女は130人以上にも及ぶ悲惨な事件です。

小説自体は、この事件に対する「空想上の回答」とのことですが、ミリアム・トウズ自身も実はメノナイトで育ったので、この事件を知ったときに「これを書かなくては」と思ったのだとか。

男性たちは最初、被害を認めるどころか「悪魔のしわざ」だと否定していたので信じられませんね。

【YouTube:予告編】

《原作者の紹介》(英語版)

●ミリアム・トウズ(Miriam Toews)

誕生日:1964年5月21日生まれ

出身:カナダ

Women Talking: The Oscar nominated film

ミリアム・トウズ
https://www.amazon.co.jp/Miriam-Toews/

(日本語版は未刊行)

まとめ

アカデミー賞作品賞にノミネートされるのも納得できるストーリーやテーマ性がありますね。

Plan Bが制作し、フランシス・マクドーマンドがプロデューサーとして参加、そして監督のサラ・ポーリーに主役級のキャスト陣がズラリ・・・。

私はこの情報を見た瞬間に「この映画は間違いないやつだ!」と確信しました。

動画配信各社で配信されていますので、ぜひご覧になって下さい。

《ライター:Ayaka》 担当記事一覧はこちらをクリック→

プロフィールayaka
🏵️ayaka(於・アトランタ)

高校時代にハマった映画観賞が、いつのまにかライフワークに。

ハリウッド大作からインディペンデント作品まで、ジャンルを問わず見ています。

オタク気質ゆえ、気になる作品はとことん調べてしまいます(笑)

記事の感想などございましたら、ぜひお気軽にお問い合わせくださいね!

kbayaka2158@gmail.com

1 Comment

  1. 本作を見て、改めてサラ・ポーリーの才能に唸らされました。そしてこの作品で描かれていることが実際に起きたことで、しかも比較的最近の出来事であったことにも驚きました。主演女優陣の演技はもちろん、ベン・ウィショーの中立的な役柄も非常に印象に残っています。サラ・ポーリーといえば、かつてドラマ放送されていた「アボンリーへの道」(「赤毛のアン」の作者が書いた作品で過去に映画化された時に出演していた他のキャストも本作に登場する)でプリンス・エドワード島の美しい景色の中で走り回っていた幼き頃の姿が忘れられません。そして女優としての彼女もまたいつか見てみたいと願っています。

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