
【公開日は、現在延期中です。】
2018年に、「音を立てたら即死!」のキャッチフレーズで話題となった傑作SFホラー・サスペンスの続編、『クワイエット・プレイスⅡ』が公開されます。
主演は、あの『メリー・ポピンズ』で子供たちに夢を与えたエミリーブラント。
パートⅡでも、小さな子供たちを連れて得体のしれない怪獣から逃げ回ることに?
前作は、「音を立てたら即死!」というアイデアで、静まり返った劇場では誰もが固くなって映画に集中。
ホラーとしては想定上のヒット映画となったと言われています。
監督、脚本は前作同様、エミリー・ブラントの実生活の夫であるジョン・クラシンスキーです。
多くの謎が残った前作を振り返りながら、『クワイエット・プレイス』の世界を紹介していきましょう。
参考記事:エミリー・ブラント誕生日(1983年2月3日)紹介記事
音を立ててはいけないという、前代未聞のストレス

『クワイエット・プレイス』の見どころのひとつは、なんといっても音を立てると即、殺されるというストレスの中で生きる人たち。
近未来の地球は、外敵=地球外生命体の襲来を受けます。
聴覚器官が以上に発達し、音や声の発信源を探知すると猛スピードで接近し、瞬殺するというモンスターに支配されていたのです。
ただ、その経緯や詳しい支配状況は明かされていません。
その中、なんとか生き残っている、主人公イヴリン・アボット(エミリー・ブラント)の一家。
家族は、夫リー(ジョン・クラシンスキー)と二人の子供(姉・リーガン、弟・マーカス)の4人。
しかし、もともと子供は3人で、末っ子の男の子が親の目が届かないところで電動式玩具にスイッチを入れてしまし、モンスターの餌食になっていたのです。



小さな子供たちのいる家庭では、「静かにしなさい!」が日常的な団欒で聞こえてきそうですね。
しかし、生存している地球人にとっては、音を立てることは即刻死を意味しもはや恐怖となっていたのです。
アボット一家も、究極のストレスの中、残された家族で助け合って生きていました。
たとえば、道路を歩くときはソッと歩き、家に通じる地道では音が立たないよう砂を敷き詰めています。
また、声が漏れる戸外では手話でコミュニケーションをとっているほど。
(ちなみに、家族の一人姉のリーガンを演じているミリセント・シモンズは、実生活で言葉が発せない障害を持ち映画の中では手話のみです。)



末っ子を守ってあげられなかった悔いが残る一方、二人の子供たちを必死に守るイヴリンとリーの家族愛は見どころのひとつ。
しかし、次にやってきた危機はなんと母親イヴリン自身へのものでした。
それは、イヴリンの妊娠と出産で、近々、臨月を迎えようとしていたのです。
出産となると、想像するのは陣痛時の叫びや生まれた赤ちゃんの産声!
「音を立てたら即死!」という状況の中で、この映画には究極のシチュエーションが仕組まれていたのです。
夫も子供たちも、協力してイヴリンの出産を助ける準備をすすめていました。
ところが、この映画はとことん観客を恐怖へと追い込んでくれます。
予定していた臨月がまだ先だと信じて、家族は食糧調達に外出をしてしまったのです。
そこへ、突然やってきた陣痛!
イヴリンは、緊急用として家の周囲に張り巡らせた赤ランプを点滅させ家族に知らせることに!
そして、自分は出産時の声が漏れにくい地下へと移動を始めるのでした…。
どこから音が漏れたのか、忍び寄るモンスター!



陣痛に耐えながら、ゆっくりと地下への階段を降り始めるイヴリン。
外では、イヴリンの緊急を知らせる赤ランプに気付いた夫や子供たちがいましたが、バラバラだったため連絡が取れません。
家に急いで戻ろうとしたその時、あわてたあまり音を立ててしまいます!
イヴリンを助けるどころか、夫や子供たちはモンスターから追いかけられることに。
身重の体を支えながら、音を立てないよう階段を降りるイヴリン!
しかし、古びた階段にはとんでもないものがあったのです。
(少々ネタバレあり)
イヴリンが階段の中ほどで一歩踏み出したとき、あまりの激痛に彼女の顔がゆがみます。
古い階段から、むき出しの釘が顔を出していたのです。
クライマックスでのエミリー・ブラントの迫真の演技には圧倒されますよ!
(最後のネタバレなし)
イヴリンがもっとも避けたかったこと。
それは、家の中の音を聞きつけ、モンスターが屋内に侵入することでした。
一旦侵入されると、防音された地下室であっても逃げようがありません。
しかし、どうやら出産で慌てている家の中の音を察し始めているようでした。
イヴリンは無事出産できたのか?
外出した夫や子供たちは、無事だったのか?
まとめ~パートⅡへの期待~
さて、冒頭のパートⅡ画像と予告編をご覧ください。
画像では、イヴリンがしっかり抱きかかえた赤ちゃんとそばに寄り添う子供たちも見えます。
少なくとも赤ちゃんは無事に出産でき、子供二人もイヴリンのもとに戻ったようです。
しかし、実はこの作品シリーズ、パートⅡに繋いだ謎解きが多くありました。
- 父親リーの消息が不明
- モンスターが地球支配した経緯
- パートⅠでわかったモンスターの欠点
- アボット家以外の外の様子
そして、パートⅡで登場する正体不明の男(キリアン・マーフィー)!
公開に期待が膨らみます。
![]() ![]() ![]() |
|