ハリウッドでは世界各国の俳優が活躍していますが、私「もな」が今最も注目しているのはオーストラリア出身の新鋭女優たち。
今回は、まだまだ出演作が少ないながらも、今後間違いなく活躍するであろう4人のニュースターをご紹介!
彼女たちは女優として注目なだけでなく、オーストラリアならではのナチュラルでアンニュイな雰囲気からファッションアイコンとしても目が離せません。
さて、今回深掘りしたいオーストラリアの4人の新鋭女優とは一体誰……?
(冒頭画像と参考記事:引用https://www.netflix.com/tudum/)
① ミリー・オールコック
『GOT』の前日譚に出演で大注目!
HBOの大ヒットドラマシリーズ『ゲーム・オブ・スローンズ』(通称『GOT』)。
そんなGOTファンなら必ずチェックしてほしい注目女優が、ミリー・オールコックです。
社会現象を引き起こすまでの人気を博した『GOT』の前日譚『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』は、2022年に放送されました。
同ドラマでひときわ目を引いたミリーが演じたのは、『GOT』に登場するデナーリス・ターガリエンの遠縁の叔母レイニラ・ターガリエンです。
ヴァリリアの血を引くドラゴンライダーであり、王の世継ぎであるレイニラが、男性優位の社会でもがく様子をシリアスに演じきったミリー。
その演技力は、ドラマの回を追うごとに磨きがかかっていったとも評価されています。
ミリーは2014年にドラマ『Wonderland(原題)』でデビューし、その後もオーストラリアで活動を続けてきました。
『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』への出演で、今後活躍の場が広がっていくでしょう。
Z世代のケイト・モスになるのか?
2000年生まれで「Z世代」ど真ん中のミリー。
そんな彼女のInstagramを覗いてみると、モデル界のレジェンド、ケイト・モスの画像が!
どうやらミリーにとってケイトは憧れの存在のようです。
Instagramには他にも、ミリーのセンスで撮影されたノスタルジックな写真の数々が投稿されています。
童顔でアンニュイな雰囲気を持つミリーが、Z世代の※ケイト・モスになる日も近いかもしれません。
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※1996年には「Model of the Year」にも選ばれファッション・アイコンとして確固たる地位を築いてきたケイト・モスを起用したデザイン性の高い作品に仕上がっています。【引用:Amazon】
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おすすめ作品:『Upright(原題)』
まだまだ出演作が少ないミリー。
現時点で彼女の代表作と言えるのは、『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』の他にドラマ『Upright(原題)』でしょう。
foxtelのオリジナルドラマで、ミリーは家出をしてヒッチハイクでオーストラリアを横断する少女・メグを演じました。
このドラマに出演するために、ミリーは高校を中退してまで女優業に専念しています。
日本では配信されておらず、視聴できないのが残念……。
ただ、今後ミリーをドラマや映画で見れる機会は増えていくでしょう!
【YouTube:Milly Alcock – Behind the Scenes | Upright | Foxtel】
② ナターシャ・リュー・ボルディッツォ
ドラマ『アソーカ』でサビーヌ役に抜擢!
シドニー工科大学在学中にスカウトされ、モデルや女優としてのキャリアを歩み始めた、ナターシャ・リュー・ボルディッツォ。
今間違いなくホットな出演作は、スター・ウォーズドラマ『アソーカ』です。
同ドラマでナターシャは、スター・ウォーズアニメ『スター・ウォーズ 反乱者たち』に登場した人気キャラクターのサビーヌ・レン役に抜擢されました。
スター・ウォーズファンにとっては、サビーヌが実写になって登場しただけで興奮しましたよね!
ドラマ内で見事なアクションを披露してくれたナターシャ。
実は彼女には武闘派な一面があり、テコンドーの黒帯保持者なんです。
Netflix作品『ソード・オブ・デスティニー』に出演した際には空手のトレーニングも受けたそうで、今後はアクション作品での活躍も期待できそう。
ちなみにナターシャは今までに、数々のハリウッド作品に出演していました。
『グレイテスト・ショーマン』のチェン・イン役や『ホテル・ムンバイ』のブリー役などなど……。
『アソーカ』以前からナターシャの存在に注目し、「綺麗でかわいい!」と言っていた人たちもたくさんいたんです。
参考記事:スター・ウォーズ『アソーカ』配信開始!ストーリーと時系列、知りたいポイントを予測解説!
シャネル・アンバサダーとしても活動中
ナターシャは女優としてだけでなく、モデルとしても注目の存在。
オーストラリアの老舗ブランド「BONDS」の顔に選ばれたり、2019年からはシャネル・アンバサダーも務めています。
【Instagram:natashaliubordizzo】
中国人の母親とイタリア系の父親を持つナターシャは、すっきりした顔立ちのアジア系美人。
日本人でも親近感の湧きやすい容姿なだけに、ファッションやヘアスタイルなど、真似できるポイントがたくさんあります。
ちなみにナターシャは、過去に東京で行われたシャネルの展覧会に登場したことも。
個人的にも日本が大好きだそうで、旅先で一番気に入っているのは日本とニュージーランドと答えてくれたこともありました。
映画『千と千尋の神隠し』の大ファンなんだそうで、日本人としては嬉しいですよね。
おすすめ作品:『ガンズ・アキンボ』
『ハリー・ポッター』シリーズのダニエル・ラドクリフが主演を務めたアクション作品。
本作でナターシャは、ダニエル演じる主人公の元カノ役を演じています。
ネットの掲示板に過激な書き込みをすることで鬱憤を晴らしていたマイルズ(ダニエル・ラドクリフ)が、ひょんなことから闇組織のボスを怒らせて、デスゲームに参加させられてしまう……というストーリーです。
ナターシャ演じる元カノ・ノヴァも、謎のデスゲームに巻き込まれてしまいます。
うだつの上がらないマイルズがゲームに勝ち、ノヴァも助けてハッピーエンド!……と思いきや、いい感じに期待を裏切る展開が待っているのがこの作品の面白いところ。
コメディ×アクションでスピード感たっぷりの作品なので、頭を空っぽにして楽しめますよ。
③ アンガーリー・ライス
新世代の「ヒロイン」となる美少女!
『スパイダーマン:ホームカミング』のベティ役で「天使!」「可愛い!」と話題になった美少女がアンガーリー・ライス。
メインキャラクターではないものの、ネッド(ジェイコブ・バタロン)とのバカップルぶりが良い味を出しており、すっかり人気キャラクターになりました。
アンガーリーは2013年の映画『ファイナル・アワーズ』で女優デビュー。
ライアン・ゴズリングとラッセル・クロウが共演したアクション・コメディ映画『ナイスガイズ!』にも出演して注目を浴びています。
童話の世界から飛び出してきたようなガーリーで可愛らしいルックスで、次世代のヒロイン女優になりそうな予感です。
アート好きで、浮世絵に興味も?
Instagramではアーティスティックな投稿もしているアンガーリー。
高校時代には自らアート制作をしていたようで、中には日本の浮世絵の投稿も!
美術館に行った際の画像なども多く投稿しており、どうやらアートに興味があるよう。
さらにアンガーリーは、「The Community Library」というPodcastのホストも務めています。
このPodcastでは、アンガーリーが実際に読んだ本のストーリーや感想を聞くことができ、女優以外の一面を知れるのがファンとしても嬉しいポイント。
これからも多方面に興味を持って情報発信してくれることに期待です。
おすすめ作品:『メア・オブ・イーストタウン / ある殺人事件の真実』
可愛い系女優から一歩進んで、演技派な一面を見せてくれるのがドラマ『メア・オブ・イーストタウン / ある殺人事件の真実』。
小さな田舎町イーストタウンである日、少女が死体となって発見される事件が発生。
地元の女性刑事メア・シーアン(ケイト・ウィンスレット)が事件の謎を追う中で、住民たちの人間模様や驚くべき真実が明らかになっていきます。
アンガーリーが演じたのは、主人公・メアの娘のシボーン。
レズビアンとしての葛藤を抱える演技がハマり役だっただけでなく、今までの可憐なイメージから一転し、刈り上げショートヘアを披露したのも衝撃!
本作でアンガーリーは女優としての新たな境地を見せてくれました。
④ キャサリン・ラングフォード
セレーナ・ゴメス、絶賛の演技力!
パース市内の公立高校パース・モダンスクールに在学していたキャサリン・ラングフォードは、演技よりも水泳に打ち込んでいた経歴の持ち主。
オーストラリア代表の水泳選手だった時代もあり、水泳をやめた後に歌手や演劇に興味が向いたそう。
シドニーのオーストラリア国立演劇学院で本格的に演技を学び、Netflixオリジナル『13の理由』のヒロイン・ハンナ役に抜擢されたことで大ブレイクしました。
同ドラマでゴールデングローブ賞のドラマ部門の主演女優賞にノミネートまでされたキャサリン。
そんな彼女をヒロインに猛プッシュしたのが、同ドラマをプロデュースしたセレーナ・ゴメスだったとか。
キャサリンはセレーナに、「キャサリン以外がハンナを演じるなんて考えられない!」と言わせるほどの存在感を放ちました。
ピアノ弾き語りで、歌の才能も披露?
世界的歌姫レディー・ガガの大ファンだというキャサリン。
16歳の時にガガのコンサートで「Princess Die」のピアノ弾き語りを見て以来、ピアノの練習を始めたそう。
そんなキャサリンのピアノ弾き語りはYouTubeで見ることができます。
【YouTube:3 Words – Katherine Langford】
全3曲の弾き語り動画を投稿しており、彼女の真っ直ぐな気持ちが伝わってきますよ。
いつかミュージカルでその歌声を披露してくれることに期待したいですね。
おすすめ作品:『Love, サイモン 17歳の告白』
主人公は、ゲイであるという秘密を抱える男子高校生・サイモン(ニック・ロビンソン)。
学校に匿名のブルーというゲイの同級生がいることを知ったサイモンは、メールを通じてブルーと連絡を取るうちにその正体が気になり始めて……というストーリー。
キャサリンはサイモンに想いを寄せる幼なじみ・リア役。
すれ違いからなかなか想いを伝えられないリアの気持ちを、切なくも甘酸っぱく表現しています。
この映画は、「悩みや葛藤がある時こそ、周囲を拒絶せずに頼るべき」という誰しもが共感できるメッセージを伝えてくれる良作。
友人としてサイモンと向き合うリアを等身大で演じたキャサリンの演技力が光ります。
まとめ:オーストラリアはインディーズ作品の宝庫!
オーストラリアは優れたインディーズ短編映画を数多く製作しています。
そのためか、インディーズ作品で独特の感性を放つ優れた若手俳優たちが続々登場しているのです。
ハリウッドの大作で抜擢される若手俳優とはまた違うポテンシャルの高さを持っているのが、オーストラリア俳優たちの魅力でしょう。
インディーズ作品をチェックして、ネクストブレイクしそうな俳優を探してみるのも楽しいですよ!
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ウェス・アンダーソン作品の世界観が大好き!ライターの「もな」です。
映画にどハマりしたのは、小学生の頃に『ロード・オブ・ザ・リング』を観てから。
それからというもの、映画は私の人生にとって欠かせないもので、大学では映画学を専攻しました。
私の書く記事が、誰かと素敵な映画との出会いの場になったら嬉しいです。
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