Bonjour! HOLA!
ヨーロッパって日本人から見たら「綺麗な男女」「美しい街並み」「ファッションがとにかくオシャレ!」等など、憧れが満載ですよね!
筆者もヨーロッパ大好きなので学生時代はよく旅行に行ったものです。
今日は、自宅でヨーロッパ旅気分が味わえる『とにかく!お!しゃ!れ!』に拘った映画三選をご紹介いたします。
(冒頭画像:https://numero.jp/interview236/)
① 『MISS ミス・フランスになりたい!』(フランス/21)
こちらは、フランスのジェンダーレス映画。
9歳の美少年アレックスの夢は「ミス・フランスになること」!
大人になり夢を叶えるためミスフランス出場を目指すが、周りからなかなか好かれず過去のトラウマもあって、前に進めない。
女性であるとは?美しさとは?目標とは?
を見つけていくというストーリーです。
主演のアレックスを務めたのは、フランスのジェンダーレスモデル(!)
アレクサンドル・ヴェテールの圧巻の美しさに終始釘付けです。
そして、何よりも主人公アレックスが挫折しまくり、弱い部分が盛りだくさんという流れです。
なのに、女性主人公が成り上がり系の映画よりもずっと親身に感じ取れるのはどうしてでしょうか!?
今の自分の弱さに少しダメージを受けている、そんな方に是非鑑賞いただきたいです。
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アレクサンドル・ヴェテールのファッション!
そんな中、ファッションに注目してみましょう!
ねぇ?美人すぎませんか?
トレンチコートにスパンコールをあしらった黒ワンピの大雑把なポニーテール。
これ、相当自信がないとコケるファッションですよね。
(間違いなくおばさんみたいになる!)
ここで注目なのが大振りなピアス!
大振りで質素なただの輪っかのピアスがシュッとした輪郭を更に美しく際立たせています。
ん~。。。明日から がんばりますっ!
さて、もう一つ!
こちら、個人的に大大大好きな衣装です!
ボーダーにベレー帽って、ザ・フランスすぎてたまんなく可愛いですよね!
ボーダーは元々フランス海軍の制服として誕生。
またの名をブルターニュ地方の名をとり「ブルトンマリン」ともいいます。
ベレー帽は元々羊飼いのアイテムだったものココ・シャネルなどがパリに広めパリジェンヌのファッションアイテムになったものだそうです。
注目したい点は、 ボーダーにドット柄のスカーフを合わせている所です!
柄×柄 の組み合わせなのに変じゃないのって。いいなぁ、西洋の方は・・
といったように、主人公アレックスはじめ他キャストも美人と個性派揃いなので、美しいものでも見て癒されたい方は必見の一作です!
あと筆者が旅をして一番思い出深かった場所。
ムーランルージュもチラッと映っています。
フレンチカンカン、もう一度見たい!(高額なショーです)
余談ですが イラストレーターをしている身なのでフランス人の顔はついつい観察してしまうくらい芸術的顔立ち(羨ましい!)
② 『ボルベール<帰郷>』(スペイン/07 )
映画好きなら一度見たことはあると思われる極彩色の花の中に浮かぶ美しきスペイン女優 ペネロペ・クルスのポスター。
これだけじゃ、どんな映画か伝わらないのですが、まず「おしゃれ」ですよね?
あらすじは、とても簡単に言いますね。
自分の両親を火事で亡くし、ラ・マンチャ地方の故郷に墓掃除をしに帰郷をすることとなった超平凡な主婦の物語です。
夫と娘が住んでいるマドリードとの往復を繰り返しているのですが、娘がある日とんでもない事件起こしてしまうことに。
それを自分の姉や叔母に隠し通すのですが、不幸は不幸を呼ぶことに・・・
という、すごく大きな抑揚もなくストーリーが続くですが、この映画 結構沢山の方が「好き」と言います。
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それはおそらく、ペネロペの美しさもあるでしょうが(本当に美人です!)、元・歌手を目指していたという役で、劇中歌われる「♪ボルベール」という印象深い歌がとても切ないのです。
ラ・マンチャ地方の、いい意味で田舎くさーい雰囲気ともマッチし胸がきゅっとなります。
個人的には、大量のトマトをぶったぎって料理しているシーンが好きです。
真っ赤なトマトは太陽の国スペインならではですね
さて先ほどからラ・マンチャ地方と連呼しておりますが、こちらがかの有名な小説「ドン・キホーテ」の舞台でもあります。
ドン・キホーテが巨人と妄想で思い込み戦いを挑んだ巨大風車がこちらで、ここから街並みが一望できます!
しかし「おかえり」と言ってくれたらなんだかホッとしますね。
どこの国でも故郷って偉大なのですね。
スペイン語も比較的聞き取りやすいので、スペイン語を勉強されている方にもおすすめの一作品です。
③ 『わたしの叔父さん』(デンマーク/21 )
のどかで美しいデンマークの農村。
27 歳のクリスは叔父さんとともに伝統的なスタイルの酪農農家を営んでいる。
朝早くに起きて、足の不自由な叔父さんの着替えを手伝い、朝ごはんを食べ、牛の世話をして、作物を刈り取る。晩ごはんの後はコーヒーを
淹れてくつろぎ、週に一度スーパーマーケットに出かける。
ふたりの穏やかな日常は、ある夏の日を境に、少しずつ変化する。
なんとこの映画、冒頭10分無言!
牛の鳴き声、草をかきわける音、デンマークの田舎風景がただ流れるだけ・・・
会話がないのにクリスと叔父さんのコンビネーションはばっちり。
映画好きならこういう表現をしてくる作品にグーッと魅かれること間違いなし、そして徐々に動きはじめるクリスの心・・・
今までの日常を取るか決断を取るか、若い女性の揺れる心は必見です!
筆者は主人公クリス(イェデ・スナゴー)と昔の自分が少し重なる部分があり涙がちょろっと・・・
監督のピラレ・ピーダーゼンはこの作品が長編2作目で、実際に酪農農家に寝泊まりしながら脚本を書き上げたとか。
魂も入っているので登場人物たちの感情がこちらにすごく伝わり、静かな中に大きな感動ありの作品です。
デンマークの田舎町の雰囲気が、終始暗いお天気と相まってまたいいのですが、クリスと叔父さんが週1回行くスーパーマーケットがこれまた可愛い!
足の悪い叔父さんがカートを押している姿にもなんだかほっこりします。
クリスの恋人が出てくるシーンではちょっとしたユーモアもあります。
コペンハーゲンに旅行することはあっても、田舎に旅行することはなかなかないと思います。
広大な緑とどれだけ続くの?と思うほどの空にある星たち、筆者は最高のリラクゼーション映画だと思っております。
そして、こちらは叔父さん役のペーダ・ハンセン・テューセンさん。
なんと本作で映画デビューとなります!
演技が上手すぎるのでこちらの情報を知った上で是非ご鑑賞お楽しみください。
まとめ:マネしたくなるインテリアたち!
以上!魅力たっぷりのヨーロッパの旅気分を味わえる映画3作を紹介しました。
さすが歴史が長いヨーロッパ、同じ大陸でもこうも景色が違うのかと驚かされます。
ちなみに、今回ご紹介した3本の映画シーンに出てくる登場人物達の住んでいる家の中もさっそくマネしたくなるインテリアばかり!
(筆者は『ボルベール』を観た次の日。雑貨屋と古着屋に走りました!)
コロナが落ち着いたとはいえまだまだ油断大敵な部分もありますね。
毎日の疲れを色彩豊かなヨーロッパ映画鑑賞で癒されてみませんか?
参考記事:【映画が誘うヨーロッパへの旅】ドラマと風景に旅気分を堪能!心惹かれる5つの名作と都市
参考記事:映画のロケ地巡り、人気のモントリオール!Old Montreal、NDGからダウンタウンまで
《ライター:なんじゅん》
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