誰もが知る世界的ハイブランド「シャネル」。
服飾、バッグ、香水問わずブランドの持つプレステージ性の高さに、ハリウッドスターはじめこれまでも多くの世界的女優がミューズとなってきました。
歴代アンバサダーでは、今も活躍し続けるキーラ・ナイトレイ、マーゴット・ロビー、クリステン・スチュワートの名前を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。
さて、今回は最近の話題洋画でクローズアップされ、続々とシャネル・モデルとなった海外若手女優を紹介したいと思います。
(冒頭画像:引用https://www.facebook.com/chanel)
❶アナマリア・ヴァルトロメイ
こちらの画像は、シャネルの「文学ランデブー」でのひとコマで、作家シャンタル・トーマスと対談した時のものです。
「文学ランデブー」は熱心な読書家だったガブリエル・シャネルにちなみ、作家を招いて行われる読書会でアナマリア・ヴァルトロメイがゲスト出席しています。
アナマリア・ヴァルトロメイは1999年生まれのZ世代ですが、すでに子役時代から注目され多くの映画に出演しています。
子役時代の『ヴィオレッタ』(11)ではすでにフランスの映画祭・リュミエール賞で有望女優賞を獲得するなど注目されてきました。
そして、最近作がこちらの『あのこと』で主演し、同最優秀女優賞を獲得しています。
内容は、予期せぬ妊娠をした女子大生の「解決」までの悲痛なプロセスが描かれ、アナマリア・ヴァルトロメイの熱演が大きく評価された作品です。
関連記事:フランス映画『あのこと』感想、中絶が違法時代に妊娠したアニー・エルノー原作の葛藤実話
●アナマリア・ヴァルトロメイ(Anamaria Vartolomei)
誕生日:1999年4月9日生まれ
星座:おひつじ座
身長:170cm
出身:ルーマニア
▶おすすめの主な出演作品
❷リナ・クードリ
あまり知名度はないかもしれませんが、リナ・クードリはすでにシャネルミューズとして活躍中です。
画像は、同じくシャネルの「文学ランデブー」のひとコマ。
アンバサダーのシャルロット・カシラギと作家カミーユ・ ローレンスとの対談に参加した時のものです。
映画の方は、代表作品は知る人ぞ知る社会派映画『裸足になって』です。
アルジェリアにルーツを持つリナ・クードリが主演で、母国に根強く残る女性差別や貧困などの問題を世界に向けて提起した作品です。
バレエダンサーを夢見て毎日を過ごす少女フーリアが役どころです。
世情不安な中でフーリアが巻き込まれた不慮の事故は、その後の彼女の運命を一変してしまいます。
関連記事:映画『裸足になって』を考察、アルジェリア内戦後も残る差別・貧困問題に生きる女性たち!
❸マーガレット・クアリー
マーガレット・クアリーは、1994年生まれの現役ファッションモデルだけあって、シャネルミューズでの起用頻度は現在トップかもしれません。
「2024/25年秋冬 プレタポルテ コレクション」を飾ったのは彼女でした。
シャネルメゾンのグローバル・アンバサダーとしての活躍をしっかりご覧ください。
一方、女優はそれ以上の華々しい活躍を見せています。
こちらの画像は、最近作コメディ『ドライブアウェイ・ドールズ』のプレミアイベントでのひとコマ。
同作品がコメディとあって、モデルとは違った表情を見ることができます。
車の配送(=ドライブアウェイ)をしながらアメリカ縦断を計画した二人の女性ジェイミーとマリアン。
手配した車のトランクに謎のスーツケースがあるのを発見、中には思わぬブツが…。
関連記事:『ドライブアウェイ・ドールズ』はイーサン・コーエン初監督、少女たちよ退屈から連れ出してくれ!
●マーガレット・クアリー(Margaret Qualley)
誕生日:1994年10月23日生まれ
星座:さそり座
身長:173cm
出身:アメリカ・モンタナ州
▶おすすめの代表作品
❹カミラ・モローネ
こちらもハリウッド女優のネクストブレイクのひとり、シャネルミューズの中でも存在感のあるカミラ・モローネです。
キャリアのスタートは、マーガレット・クアリー同様ファッションモデルとしてもランウェイデビューしています。
この頃、俳優のレオナルド・ディカプリオと交際していたことで名前が先行していたことも。
そして、映画はこちらA24制作の『Never Goin’ Back / ネバー・ゴーイン・バック』に登場。
ビジュアルの右側がカミラ・モローネで、マイ・ミッチェル(左)と共演しています。
日常からの逃避を企てるという、思春期の友情を演じます。
レストランのウェイトレス制服姿がなんともかわいいですよ!
●カミラ・モローネ(Camila Morrone)
誕生日: 1997年6月16日生まれ
星座:ふたご座
身長:175cm
出身: アメリカ合衆国
▶おすすめの代表作品
❺セイディー・シンク
2022~23年秋冬のシャネルコレクションで発表されたドレスで登場したセイディー・シンク。
ファインジェリーもシャネルでまとめています。
ステージは第28回クリティクス・チョイス・アワードで、映画『ザ・ホエール』に出演した彼女は最優秀若手女優賞にノミネートされた時です。
小さい頃から舞台俳優として活躍してきたセイディー・シンクは、NETFLIXの話題ドラマ『ストレンジャー・シングス 未知の世界』で注目されるようになります。
そして、主演ブレンダン・フレイザーの復活作品となった『ザ・ホエール』でさらに脚光を浴びることに。
セイディー・シンクは、死期が迫る病的肥満の父親チャーリーの娘役で登場、長い間疎遠だった父親との微妙な関係を熱演しています。
関連記事:復活ブレンダン・フレイザー!『ザ・ホエール』見どころと感想、男優賞の圧巻の演技!
●セイディー・シンク(Sadie Sink)
誕生日:2002年4月16日生まれ
星座:おひつじ座
身長:159cm
出身:アメリカ・テキサス州
▶おすすめの代表作品
❻レベッカ・マルデール
2024年春夏プレコレクションに登場したのは、フランス映画の新進女優レベッカ・マルデールです。
シャネルと映画が切っても切れない関係の中、ヌーヴェル・ヴァーグの映画祭へのトリビュートとしてアンバサダーに。
フランス出身の彼女ですが、その活躍はフランス映画だけでなくハリウッドでも多く知られています。
こちらは、2023年に話題になったクライム・コメディ映画『私がやりました』のワンシーンです。
監督はフランソワ・オゾン監督で、舞台となった1930年のファッションも見どころです。
タイトルからして興味をそそりますね。
殺人事件の裁判を通じ有名になりたいばかりに「私がやりました!」と嘘の宣言した売れない女優マドレーヌ( ナディア・テレスキウィッツ)。
協力するのは、親友で駆け出し弁護士のポーリーヌでレベッカ・マルデールが演じます。
関連記事:『私がやりました』変わったストーリーに若手女優を起用!一見コメディ、実は社会的な風刺作品!
●レベッカ・マルデール(Rebecca Marder)
誕生日:1995年4月10日生まれ
星座:おひつじ座
出身:フランス
▶おすすめの代表作品
私がやりました(作品情報)
まとめ
今回紹介した、シャネルアンバサダーとなった若手女優はいかがでしたでしょうか。
これまでも多くの女優がシャネルアンバサダーとなってきました。
シャネルのHPには最近のダイジェスト動画があり、
「衣装デザイン、映画祭や現在および未来の才能へのサポートをはじめ、シャネルは常にクリエイションに寄り添い、映画伝統の継承に積極的に貢献しています。」
とメッセージしています。【シャネルとシネマ】
また、シャネルが提供するYouTube動画「Inside CHANEL」では、ハリウッド進出当時の歴史を端的に紹介してくれています。
Gabrielle Chanel Goes West — Inside CHANEL
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