映画は私たちを見たことのない世界や景色に誘ってくれます。
ロマンスや冒険の舞台となる国々には、あなたがまだ訪れたことのない場所もあるでしょう。
ここでは、ヨーロッパを舞台にした、ドラマと風景を堪能できる名作たちを紹介します。
あなたはどの街や都市にに心惹かれるでしょうか?
さあ、映画が誘うヨーロッパへの旅に出かけましょう!
ロイヤル・グランステージ 海外の旅
(冒頭画像:引用https://twitter.com/simon_movie/)
北イタリア:風光明媚な景観に心癒される
ヨーロッパ最大の都市でありファッションの発信地、ミラノ。
「屋根のない美術館」と呼ばれるほど美術品にあふれた、フィレンツェ。
北イタリアといえばこれらの都市が人気です。
大都市だけでなく、絵画のようだと絶賛される田園風景も魅力のひとつ。
自然と街が融合する風光明媚な景色は北イタリアならではです。
『君の名前で僕を呼んで』
映画タイトル | 君の名前で僕を呼んで |
原題 | Call Me By Your Name |
監督 | ルカ・グァダニーノ |
出演 | ティモシー・シャラメ、アーミー・ハマー他 |
公開日 | 2018年/132min 【YouTube:予告編】 |
あらすじ
1983年の夏。
北イタリアの避暑地。
17歳の少年・エリオ(ティモシー・シャラメ)は、大学教授である父の助手としてやってきたアメリカ人の青年・オリヴァー(アーミー・ハマー)と出会います。
夏の間一緒に暮らすことになった2人ですが、自由奔放で自信家のオリヴァーが気に食わないエリオは反抗的な態度を取るばかり。
毎日ともに時間を過ごしていくうちに、やがてお互いに惹かれ合い、激しい恋に落ちていくエリオとオリヴァー。
しかしオリヴァーの帰国の日が迫り、2人に別れが訪れようとしているのです……。
どのシーンを切り取っても、ため息が出るほど美しい
北イタリア・ロンバルディア州を中心に撮影が行われた本作。
初夏の太陽にキラキラと照らされる美しい街や田園風景の中で、甘酸っぱく切ないエリオとオリヴァーの恋物語が展開していきます。
2人が出会い多くの時間を過ごすクレマの街は、ロンバルディア州にある小さな街で13世紀ゴシック様式の大聖堂がシンボル。
他にも、イタリアの最も美しい村のひとつと言われるグラデッラや、世界文化遺産に登録された街ベルガモなど、美しい景観を有するロケーションがたくさん!
舞台が80年代のため、パステル色の建物やレトロな車が登場するのですが、北イタリアの風光明媚な街並みと相まってノスタルジックな雰囲気を生み出しています。
ルカ・グァダニーノ監督が描き出す若者たちの瑞々しい感情にも注目です。
■北イタリア:参考本【管理人・選】
フィガロ ヴォヤージュ Vol.35 ミラノ、ヴェネツィア、北イタリア巡り
※最高の美食、アート、建築、インテリア、ファッション…世界が注目する2つの街を徹底取材!それぞれのジャンル毎にコースを決めて、夢ガイドに仕上げてみました! 本書を持って旅すれば、きっと、もっともっと、イタリアにぞっこんになるはず。【引用:Amazon】
■「ティモシー・シャラメ」特集
& Premium特別編集 あの人の映画案内。 (マガジンハウスムック)
※2021年10月号の特集「映画が教えてくれる、素敵なこと」を中心に
再編集・増補改訂したものです。「あの人の映画案内。いま観たい俳優、ティモシー・シャラメ。私が好きな映画のこと。この監督だから観たい今、気になる10人。音楽が素敵だから、この映画が好きです。」など。【引用:Amazon】「ティモシー·シャラメイの出演した映画もほとんど紹介されていてハッピーでした。」(コメント引用)
さらに、2023年2月17日、ルカ・グァダニーノ監督とティモシー・シャラメが再タッグを組んだ作品『ボーンズ アンド オール』が公開されました。
「人喰い」という衝撃的な題材を通して若者の恋愛を描いたロード・ムービーですが、撮影に際してアメリカ各地を精力的にロケーションしたそう。
アメリカの壮大な景色を堪能したい方は、ぜひこちらもチェックしてみて!
関連記事:ティモシー・シャラメの新境地『Bones And All』、人喰い少女と放浪青年の衝撃新作予告編!
フランス・ノルマンディ:海岸沿いに広がる豊かな景色
フランスといえば、「花の都パリ」を思い浮かべる方が多いのでは?
活気あふれる大都市も良いですが、フランス北部に広がるノルマンディ地方にも魅力が詰まっています。
代表的な観光地は、小さな島全体が修道院になっている「モン・サン・ミッシェル」。
また、ノルマンディ地方には印象派画家クロード・モネの作品のモチーフとなった風景が多くみられます。
情緒あふれる古い港町・オンフルールや、ノルマンディー様式の建物が映画舞台のように立ち並ぶドーヴィル。
海辺の穏やかな町や緑豊かな自然からは、大都市では味わえない癒しを感じられます。
『タイピスト!』
映画タイトル | タイピスト! |
原題 | Populaire |
監督 | レジス・ロワンサル |
出演 | ロマン・デュリス、デボラ・フランソワ、ベレニス・ベジョ他 |
公開日 | 2013年/111min 【YouTube:予告編】 |
あらすじ
1950年代末。
フランス北部のバスノルマンディ。
田舎町の小さな商店に生まれたローズ・パンフィル(デボラ・フランソワ)の夢は、近くでいちばん大きな街リジューで秘書になること。
早く独り立ちしなければ、父親に縁談を進められてしまうので必死です。
そんなローズの取り柄は「タイプライターの早打ち」。
なんとか秘書の仕事を見つけたローズでしたが、うまく仕事をこなせず、「正式に雇われたいならタイプライターの早打ち大会で優勝すること」という条件を突きつけられてしまいます。
その日から社長ルイ(ロマン・デュリス)との鬼のようなトレーニングが始まるのですが……。
名作へのオマージュ、ロマンティックコメディ
レジス・ロワンサル監督自ら「シネフィル(映画狂)」と称するだけあって、本作には1950~60年代にかけてのオマージュがたっぷり。
制作にあたり、レトロ感がたまらなく可愛いフランス映画の傑作『シェルブールの雨傘』などからインスパイアを受けたそうです。
タイプライターの早打ち大会の会場は、どことなく『アパートの鍵貸します』で主人公が勤めるオフィスを想起させます。
さらに、ローズの部屋にはマリリン・モンローとオードリー・ヘップバーンの切り抜きが!
監督はローズ役のデボラ・フランソワに対し、オードリーの居振る舞いを参考にするよう演技指導したそうですよ。
そんな本作では、フランス北部の田舎町・バシイからリジウー、そしてパリに至るまで、さまざまな場所でロケーションが行われました。
都会へ出るとともにローズも洗練された女性になっていき、服装にも変化が現れるので注目です!
■フランス・ノルマンディー「大人女子のひとり旅」【管理人・選】
※フランスの地方はそれぞれ個性があって、魅力的です。(中略)旅の計画をどのように立てたかに始まり、旅をするための便利情報、この旅の良かった点、反省点をまとめました。ノルマンディーの景色を撮った写真もふんだんに使っています。【引用:Amazon】
地球の歩き方(ロワール/ノルマンディー/ブルターニュ/大西洋岸/南西部)
※【ノルマンディー】モン・サン・ミッシェル、ルーアン、エトルタ、オンフルール、カン、ファレーズ、バイユー、ドーヴィル、トゥルーヴィル・シュル・メール、ル・アーヴル、ジヴェルニー
イギリス・ロンドン:最先端と伝統が共存する世界都市
これまで数多くの映画舞台となってきたロンドン。
そんなロンドンは世界都市と呼ばれながらも、意外とコンパクトな街。
有名な観光スポットへ徒歩で移動できる場所もあります。
ロンドン・アイをはじめとした最先端と、ビッグベンやバッキンガム宮殿などの伝統的な建築物が共存しているのが、ロンドンのおもしろいところ。
気品漂う街を歩けば、まるで映画の主人公になった気分になれますよ!
『パディントン』
映画タイトル | パディントン |
原題 | Paddington |
監督 | ポール・キング |
出演 | ベン・ウィショー、ヒュー・ボネヴィル、サリー・ホーキンス、ジュリー・ウォルターズ他 |
公開日 | 2016年/95min 【YouTube:予告編】 |
あらすじ
一昔前、ロンドンの冒険家がペルーの森深くに冒険へ向かいました。
そこで発見したのは、二足歩行で人間の言葉を理解する2匹のクマ。
冒険家に大都会ロンドンのことや人間の文化を教わった2匹のクマは、やがて甥っ子の子グマを引き取って育てることになります。
ある日冒険家を頼りにロンドンへ旅立った子グマ。
彼はそこでブラウン一家と出会い、パディントンという名前をもらい、ブラウン家の屋根裏で暮らすようになるのです。
あこがれの地イギリスで次第に人気者になっていくパディントンでしたが、そんな彼を付け狙う怪しい女が現れて……。
パディントンと一緒、ロンドン観光気分に!
ペルーの森を飛び出して、大都市・ロンドンへ旅に出るパディントン。
本作ではパディントンと一緒にロンドンで大冒険をしている気分になれます。
大冒険の始まりは、映画のタイトルそして子グマの名前の由来でもある「パディントン駅」。
実際の駅には可愛らしいパディントンの銅像があり、フォトスポットになっています。
パディントンとブラウン夫人が骨とう品店を訪れるシーンは、ポートベロー・ロードで撮影。
ポートベローにあるマーケットは、映画『ノッティングヒルの恋人』にも登場する人気スポットです。
ブラウン一家が暮らす「プリムローズ・ヒル」や、パディントンが囚われてしまう「ロンドン自然史博物館」など、『パディントン』にはロンドンの観光地がぎゅっと詰め込まれています。
本作を気に入った方は、続編の『パディントン2』もおすすめ!
ひょんなことから絵本泥棒の容疑をかけられたパディントンが、刑務所の中でドタバタ劇を繰り広げます。
もちろんブラウン一家も活躍し、ロンドンの名所の数々も登場しますよ。
■「パディントン」とめぐるイギリス・ロンドン!【管理人・選】
※『ハリー・ポッター』『くまのパディントン』『ピーター・パン』『風にのってきたメアリー・ポピンズ』『クリスマス・キャロル』『不思議の国のアリス』『ピーターラビット』──時代を越えて、世界中の人々から愛され続けるイギリスのファンタジー文学や児童文学作品。
本書では、その中から30作品を選び、ロンドンの街に点在する物語の舞台やゆかりの地を、「駅」「テムズ川」「公園」「英国王室」「観光地」という5つのテーマに沿って訪ね歩くとともに、ロンドン郊外へも足を伸ばします。【引用:Amazon】
※大都会ロンドン。ジャングルからやってきた“小さな紳士”の大冒険が今始まる! !2016年1月15日全国公開の映画『パディントン』。
この映画は原作のないオリジナルストーリーのため、映画のストーリーを読めるのはこの作品だけ!【引用:Amazon】
ドイツ・ミュンヘン:観光と伝統料理やビールも楽しんで!
言葉も食もそれぞれ異なるドイツの都市。
ミュンヘンは、かつてバイエルン王国の中心として栄えた大都市です。
旧市街には王家ゆかりの宮殿や教会が数多く残り、歩いているだけで歴史の息吹を感じられます。
隣国オーストリアにまたがるアルプス山脈を望む、壮大な景観も見どころのひとつ。
また、オクトーバーフェストの開催地としても知られており、伝統料理の白ソーセージとともに味わうドイツビールは格別です!
※白亜の古城・ノイシュヴァンシュタイン城、ロマンチック街道や古城街道やライン川など、人気の観光スポット特集をはじめ、起点となるミュンヘンやフランクフルト、ベルリンの都市情報も充実紹介。クリスマスマーケット特集も。特製付録はマップ&主要都市の交通情報掲載。【引用:Amazon】
※パート1では、ビアガーデンで、オクトーバーフェストで…ビールを飲むさまざまなシチュエーションで臨場感あふれる会話を楽しみ、パート2では、ビールの味を表現する言い方を覚える。代表的なドイツビールの種類や産地、銘柄をミニカタログ(本文49頁から71頁)で紹介。【引用:Amazon】
『はじめてのおもてなし』
映画タイトル | はじめてのおもてなし |
原題 | Willkommen bei den Hartmanns |
監督 | サイモン・バーホーベン |
出演 | センタ・バーガー、ハイナー・ラウターバッハ、フロリアン・ダービト・フィッツ、エリック・カボンゴ他 |
公開日 | 2018年/116min 【YouTube:予告編】 |
あらすじ
「決めたわ。難民を1人、受け入れるのーー。」
ミュンヘンの閑静な住宅街に住むハートマン一家の母・アンゲリカ(センタ・バーガー)は、ディナーの席でとんでもない宣言をします。
夫のリヒャルト(ハイナー・ラウターバッハ)の猛反対を押し切り、ナイジェリアから亡命して来た好青年・ディアロ(エリック・カボンゴ)を受け入れることにしたアンゲリカ。
はじめてのおもてなしに奮闘するハートマン一家でしたが、ある「大騒動」が起きてしまって……。
それぞれに問題を抱える一家と天涯孤独の青年に、平和な未来は訪れるのでしょうか?
「難民の玄関口」で繰り広げられる人間ドラマ
本作の舞台であるミュンヘンは、2015年欧州移民危機の際に「難民の玄関口」になった場所。
当時多くのドイツ人が、ミュンヘンに到着した難民たちを温かく迎え入れました。
一方で難民に対して反対意見を持っている人もいるわけで……。
『はじめてのおもてなし』は、実際にドイツで暮らす人たちが直面している難民問題をコメディタッチで教えてくれる作品です。
ディアロの存在によって崩壊の危機にあったハートマン一家の心が癒されていく様子は、涙なしには観れません!
本作を観ると、遠い土地に思えていたミュンヘンがもっと身近に感じられますよ。
スウェーデン北東部:大自然が生み出す牧歌的な風景
スカンジナビア半島最大の国・スウェーデン。
国土の約半分が森林や湖という自然の豊かさが魅力で、冬はオーロラを楽しむことができます。
近年ではおしゃれな北欧雑貨を求めてスウェーデン訪れる人も多いとか。
14の島々からなる首都・ストックホルムはもちろんのこと、オーロラの聖地・ラップランドや避暑地として人気の港町・ルーレオなど、北部にもたくさんの魅力的な観光地があります。
『シンプル・シモン』
映画タイトル | シンプル・シモン |
原題 | I rymden finns inga känslor |
監督 | アンドレアス・エーマン |
出演 | ビル・スカルスガルド、マッティン・ヴァルストレム、セシリア・フォルス他 |
公開日 | 2014年/86min 【YouTube:予告編】 |
あらすじ
物理とSFが大好きなシモン(ビル・スカルスガルド)はアスペルガー症候群で、パニックになると自室のドラム缶にこもって想像の宇宙へと飛び立ってしまいます。
そんなシモンを理解してくれるのは兄のサム(マルティン・ヴァルストロム)だけ。
ある日シモンのせいでサムが恋人に振られてしまったのをきっかけに、シモンは自分のペースを乱されてイライラ……。
サムに「完璧な恋人」さえいれば元どおりになると考えたシモンは、天真爛漫なイェニファー(セシリア・フォルス)をサムとくっつけようと奮闘します。
果たしてシモンの計画は成功し、規則正しい日常を取り戻すことができるのでしょうか?
北欧のポップセンス、いっぱい詰まった宝箱
スウェーデンを舞台にした本作には、北欧ならではのカラフルポップな雑貨やインテリアが登場。
さらには劇中に流れるスウェディッシュ・ポップもオシャレで、ABBAやカーディガンズなどのスウェーデン・バンドが好きな方ならきっとハマるはず。
そして何よりも、スウェーデン郊外の緑豊かな風景がこの作品の穏やかな雰囲気にピッタリなんです。
撮影が行われたのは、スウェーデン北部にあるクラムフォッシュ、ソレフテオー、スンズヴァルなどの街。
監督であるアンドレアス・エーマンはバルト海に面したクラムフォッシュで生まれ育ったそうですよ。
登場人物全員が優しくて心温まる本作。
スウェーデンの牧歌的な風景の中で繰り広げられる、クスッと笑える人間ドラマを堪能してくださいね。
■「スウェーデン」をもっと知りたい!【管理人・選】
※世界中に広がる北欧ブランドの代名詞IKEAやH&Mの本拠地でもある国 スウェーデン。「長くつ下のピッピ」、「ロッタちゃん」など、日本だけでなく世界中で愛される児童文学も有名ですね。オーロラや白夜など、観光の目玉も盛りだくさん。エコロジー先進国なだけに、日本にないエコマークもたくさんで興味深いです。【引用:Amazon】
※この国には、「フィーカ」と呼ばれるコーヒーブレイク、「ラーゴム(ちょうどよい)」という考え方、さまざまなアート施設……その他まだまだ知られていない魅力でいっぱいです。スウェーデンを知り尽くした著者が、観光・アート・社会・慣習・文化・スポーツなどあらゆる角度から150のトピックを厳選して紹介。【引用:Amazon】
まとめ
ヨーロッパを舞台にした名作5つ、そして舞台となった街や都市を紹介しました!
行ってみたいと思える街はありましたか?
映画を観て、心惹かれる旅行先を探すもよし、旅行から帰ってから映画を観直して、思い出に浸るもよし。
映画が誘ってくれるヨーロッパへの旅を楽しんでくださいね!
≪海外旅行≫ハイキング・美食・ひとり旅など、テーマ別人気ツアーが満載!
《ライター:もな》 担当記事の一覧はこちらから→
ウェス・アンダーソン作品の世界観が大好き!ライターの「もな」です。
映画にどハマりしたのは、小学生の頃に『ロード・オブ・ザ・リング』を観てから。
それからというもの、映画は私の人生にとって欠かせないもので、大学では映画学を専攻しました。
私の書く記事が、誰かと素敵な映画との出会いの場になったら嬉しいです。
ロケ地巡りにロンドンへ旅行したことがあります!ブラウン家のある通りはかなり静かな住宅街で、『パディントン2』のブキャナン氏(ヒュー・グラント)の豪邸も同じ通りにあります。パディントン駅は地下鉄と地上の電車の路線が入り混じったかなり大きな駅で、パディントンのグッズが売られているお土産屋さんがありました。15分ほど歩けばベイカー街で、今度はホームズ一色。徒歩圏内に沢山のスポットが詰まった素敵な街です!
「君の名前で僕を呼んで」のロケ地、クレーマはいつか絶対に行ってみたい場所の一つです。エリオとオリヴァーが共に夏を過ごした場所の数々を、映画の場面を思い出しながら巡ることができたら最高です。
映画を見る醍醐味の一つに”景色の美しさ”を楽しむことがあるかと思いますが、中でもヨーロッパは歴史的な建造物が多いことから、アートの世界に迷い込んだような感覚に陥ることがありますね。古い作品ですが「サウンド・オブ・ミュージック」の舞台、オーストリアのザルツブルクでは、街を歩くと所々でこの作品の音楽がかかっていた記憶があります。映画によって街そのものが有名な観光地となることも多々あるのでしょうね。