映画好きなら一度は考えたことがあるロケ地巡り。
自分の好きな映画がどんな場所で撮影されたのか気になりますよね。
多くのハリウッド作品も、近年では制作費を抑えるために地方で撮影することも増えてきました。
有名どころでは、第2のハリウッドになりつつあるジョージア州アトランタ。
マーベル作品やストレンジャー・シングスなどをはじめ、様々な映画の撮影が常日頃から行われています。
そのアトランタと並んで人気なロケ地が、カナダ・モントリオール!
街並みが似ているNYなどが舞台の映画で、撮影費が抑えられることもあって昔から人気の街なのです。
今回は、元モントリオーラーの私が、新旧4つの映画とともにモントリオールの魅力もご紹介します!
(冒頭画像:引用https://www.mtlblog.com/montreal/)
映画『ブルックリン』:オールド・モントリオール
『ブルックリン』:あらすじと概要
閉鎖的なアイルランドから1人でニューヨーク・ブルックリンへ移住してきたエイリッシュ(シアーシャ・ローナン)。
姉に紹介されたデパートの仕事をしつつ、慣れない土地と生活でホームシックになる。
エイリッシュは神父に勧められた簿記学校へ通い始め、徐々に自信を取り戻しブルックリンでの生活に希望を持ち始める…。
撮影場所は、Old Montreal(オールド・モントリオール)
Old Montrealは古くからの街並みが残り、観光客にも大人気なエリアです。
Old Port(オールド・ポート)やView Port(ヴュー・ポート)とも呼ばれます。
石畳の道沿いに多くのギフトショップやオシャレなカフェがあって歩くだけでも楽しい場所。
そこで撮影されたのが、映画『ブルックリン』です。
シアーシャが横断歩道を歩くシーンは、思いっきりOld Montrealだとすぐに分かります(笑)。
ちなみに、モントリオールでの私の元上司の友人が、ブルックリンの撮影スタッフだったそうで、シアーシャはめちゃくちゃ良い人だったとか。
Visitez Montréal / Visit Montréal
『私というパズル』:Outremon(ウトルモン)
『私というパズル』:あらすじと概要
自宅出産を控えたマーサ(ヴァネッサ・カーヴィ)は、夫のショーン(シャイア・ラブーフ)と共にその日を心待ちにしていた。
当日になって、担当の助産師が別の出産で来れなくなり、初対面の助産師が急遽来ることに。
無事に生まれたかのようにみえた赤ちゃんは、死産という結果になってしまった。
悲しみのどん底にいるマーサと、その悲しみをうまく理解できないショーンとの間に次第にすれ違いが生じ始める…。
高級住宅街でロケ!
ボストンが舞台の本作は、モントリオール各地で撮影されましたが、主なロケ地がOutremon(ウトルモン)という地区。
モンロワイヤルという、モントリオールのシンボルといえる山があるのですが、その麓に位置しています。
周りの地区に比べると大きな家が立ち並んでいる閑静な高級住宅街です。
観光スポットと呼べる場所はありませんが、大人気のアイス屋さんがあったり、輸入食品を扱う小さなお店があったりと、地元民には楽しい場所なんです。
このOutremonは結構大きめなエリアなのですが、北エリアにはオーソドックスのコミュニティもあって、彼らの文化に触れることもできますよ。
『スクリーム6』:NDG(ノートルダム ド グラース)
あらすじと概要
2023年3月に全米公開された大ヒットホラー映画シリーズの第6弾。
前作で登場した姉妹を中心に、舞台をウッズボローからNYに移してストーリーが展開される。
ゴーストフェイスから生き延びたサラ・カーペンター(メリッサ・バレラ)とタラ・カーペンター(ジェナ・オルテガ)姉妹と、チャド(メイソン・グッディング)、ミンディ(ジャスミン・サボイ・ブラウン)の4人は、ウッズボローをあとにし、NYで新しい生活を始める。
ところが、ゴーストフェイスはそこでも姿を現し…。
NDG(ノートルダム ド グラース)が、NYに様変わり!
2022年6月にモントリオールで撮影がスタートした『スクリーム6』。
主なロケ地はNotre Dame de Grace(ノートルダム ド グラース)、通称NDGと呼ばれるエリアだったそう。
モントリオールの情報ウェブマガジンMTL Blogによると、コンビニや駅をニューヨーク仕様に変更して撮影されたとのこと。
シャブルークというメイン通りとウィルソンアヴェニューの交差点あたりとのことなので、聖地巡りもいいかもしれませんね!
(参照:MTL Blog)
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『ボーはおそれている』:ダウンタウン
『ボーはおそれている』:あらすじと概要
A24とアリ・アスターが贈る待望の新作『ボーはおそれている』!
被害妄想癖を持つ男・ボー(ホアキン・フェニックス)が、突然亡くなってしまった母親に会うため放浪の旅を始めるというストーリーです。
ロッテン・トマトによると、ジャンル的にはホラーコメディ。
予告編からも分かるように、少し不思議な展開となっていそうですね。
繁華街のダウンタウン、ホアキンが見られたかも!
期待が高い本作が撮影されたのが、モントリオールの繁華街、ダウンタウン。
ここのメインストリートであるサン・キャサリンでいくつかのシーンが撮影されたようです。
作品の舞台である80年代風に、ストリートの一角を変えてロケをしていたようで、地元民の目撃情報もチラホラ。
多くのブティックやショップ、ショッピングセンターなどが立ち並び多くの人で賑わうダウンタウン。
ここでどうやって撮影を敢行したのかは不明ですが、ホアキンを見れた人はラッキーですね!
Visitez Montréal / Visit Montréal
▶関連記事:アリ・アスター×A24『ボーはおそれている』あらすじ&アリ・アスター監督情報と過去作品の復習
■映画と旅するシリーズ【管理人:選】
映画と旅する365日-物語のある風景(Filmarks(フィルマークス・監修)
※掲載作品例:アメリ / 最強のふたり / マイ・インターン / レディ・バード / ジョーカー / ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語 / アイアンマン / スタンド・バイ・ミー / パラサイト 半地下の家族 / レイニーデイ・イン・ニューヨーク/ ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー / 20センチュリー・ウーマン / シェルブールの雨傘 / ミッドサマー / マイ・プライベート・アイダホ / 時をかける少女 / 天気の子 / ワン・デイ 23年のラブストーリー / スパイダーマン / アデル、ブルーは熱い色 / TENET テネット / バッファロー’66 / mid 90s ミッドナインティーズ / トップガン マーヴェリック / ベルリン・天使の詩 / パターソン / バック・トゥ・ザ・フューチャー / パルプ・フィクション / E.T. / シン・ゴジラ / ドライブ・マイ・カー / ブレードランナー / わたしはロランス / レ・ミゼラブル / キングスマン / コーダ あいのうた / インターステラー / グリーンブック / ミツバチのささやき / グッド・ウィル・ハンティング 旅立ち 他
まとめ:大きなスタジオもオープン予定!
いかがでしたか?
北米にありながら、第一言語がフランス語でヨーロッパ文化も堪能できる魅力的な街・モントリオール。
新しく大きなスタジオもオープンするようなので、これから話題作も続々とここで撮影されるのかもしれませんね。
夏休みの旅行にぜひモントリオールのロケ地巡りも検討してみては?
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高校時代にハマった映画観賞が、いつのまにかライフワークに。
ハリウッド大作からインディペンデント作品まで、ジャンルを問わず見ています。
オタク気質ゆえ、気になる作品はとことん調べてしまいます(笑)
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