毎年3月8日は、国際女性デー(International Women’s Day)
1904年にNYで婦人参政権デモが行われたことが起源で、現在は女性の自由や平等について考える記念日となっています。
エマ・ワトソンをはじめ、ハリウッド女優たちの間でも注目されています。
せっかくこのような記念日があることだし、映像作品を通してあなたも女性のエンパワーメントについて考えてみるのもいいかも。
(冒頭画像:引用https://www.facebook.com/OnTheBasisofSex/)
1.『ココ・アヴァン・シャネル』(09)
~「窮屈な服」の打破。そして一流ファッションブランド確立までの実話~
誰もが知る世界的ブランド・シャネル誕生前、女性向けファッションとは女性の身体性を著しく制限する極めて窮屈なものでした。
そんな社会的課題に使命感を感じたココ・シャネルは、かつてない提案によって、ファッション界に革命を起こすことに。
タイトルにある「アヴァン」は、フランス語で「〜の前に」を意味する語句。
一流ブランド・シャネルが確立される前、女性ファッションの変革に向けて奮闘するココ・シャネルを、『アメリ』でおなじみオドレイ・トトゥが演じます。
■ココ・シャネル(Coco Chanel)の紹介【管理人・編】
※「私は、私の人生を作り上げた。なぜなら、私の人生が気に入らなかったからだ」。貧しい子ども時代を経て、「シャネル帝国」と呼ばれる一大ブランドを築き上げた…(中略)シャネルは、自分が自由に生きることで、その生き方にふさわしい服を提案し、女性の生き方に革命を起こした。【引用:Amazon】
2.『ビリーブ 未来への大逆転』(18)
~わたしたちには差別や偏見に立ち向かい、より公平な世界を築く力がある~
27年にわたって米最高裁判所女性判事を務めた、故ルース・ベイダー・ギンズバーグ、通称RBGの伝記映画。
1970年代の男性主導の社会において、男女平等の実現のため、世紀の裁判を起こすルース・ベイダー・ギンズバーグを『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』のフェリシティ・ジョーンズが演じます。
RBGが挑んだ闘いは決して孤軍奮闘するようなものではなく、彼女の夫をはじめ数多くの貢献者の存在によって成し遂げられたものでした。
女性のエンパワーメントといっても、とにかく社会で女性が活躍すれば改善するというような、一枚岩の問題ではありません。
共に立ち向かってくれる同士の協力をいかに仰ぎ、団結していくかがカギを握るのだということが伝わってくる作品です。
ドキュメンタリー映画の『RBG 最強の85才』も併せて鑑賞すると、よりRBGのパワフルさがわかるのでおすすめ!kakko
■「ルース・ベイダー・ギンズバーグ」をより知る!【管理人・編】
※アメリカ連邦最高裁史上2人目の女性裁判官であり、2020年9月18日に87歳で亡くなるまでその任を務めたルース・ベイダー・ギンズバーグ。平等の実現に向けて闘う姿勢やユーモアのある発言で国中の尊敬と支持を集め、ポップ・カルチャーのアイコンとまでなった“RBG”の生涯と業績をたどる。
1970年代に弁護士として関わった性差別をめぐる3つの裁判の記録と、連邦最高裁裁判官として4つの判決で書いた法廷意見や反対意見を自身のセレクトで収載。【引用:Amazon】
※著者:ルース・ベイダー・ギンズバーグ
アメリカの法律家。1993年にクリントン大統領の指名を受け、連邦最高裁裁判官に就任。性差別の撤廃など、平等を求めるリベラル派の代表的存在として国内で大きな影響力を持ち、著名なラッパー「ノトーリアスB.I.G.」をもじって「ノトーリアスR.B.G.」と呼ばれるなど、“ ポップ・カルチャーの新しい象徴” とも評された。その生涯を題材とした映画『ビリーブ 未来への大逆転』やドキュメンタリー『RBG 最強の85才』が2018年に公開。2020年9月18日死去。
3.『セックスライフ・オブ・カレッジガール』(21~)
~自分らしく貪欲に生きていきたい!Z世代をサバイブする大学生の日常~
『セックス・アンド・ザ・シティ』で多くの支持を集めるHBOから、現在Z世代の4人組をフィーチャーしたドラマシリーズが配信中。
ティモシー・シャラメの姉、ポーリーヌ・シャラメが主演を務めています。
自分たちが女性であることを謳歌し、お互いがかけがえのない存在であることを認め合って大学生活を送っていく物語です。
スパイスの利いたジョーク、セクシーな演出、失敗や挫折、そして笑顔!と若いエネルギーがとことん詰まったドラマ。
U-NEXTにて独占配信中。
※U-NEXTで楽しめる作品ジャンルは次の通りです。
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4.『ドリーム』
~「肌の色が何色でも、素晴らしいと思う権利がある」~
1960年代、アメリカのNASAはソ連との宇宙開発競争を繰り広げていました。
NASAで計算士として働く黒人女性ドロシー(オクタヴィア・スペンサー)、キャサリン(タラジ・P・ヘンソン)、メアリー(ジャネール・モネイ)の3人は極めて優秀であるにもかかわらず、女性と人種という二重のハンディキャップに苦しめられます。
『ヘルプ』のオクタヴィア・スペンサー出演作。
まず驚きなのが史実を基に描かれているということなのですが、それ以上にびっくりなのがこの映画の持つ軽やかさ。
宇宙開発、冷戦、差別問題と扱うテーマは重々しいものの、そんな重厚感を笑い飛ばすほどのしなやかさがこの映画にはあります。
それが本作で描かれる女性たちの強さを表しているように感じます。
■映画『ドリーム』関連おすすめ【管理人:選】
ドリーム NASAを支えた名もなき計算手たち (ハーパーBOOKS)
※1943年、人種隔離政策下のアメリカ。数学教師ドロシー・ヴォーンは、“黒人女性計算手”としてNASAの前身組織に採用される。コンピューターの誕生前夜、複雑な計算は人の手に委ねられ、彼らは“計算手(コンピューター)”と呼ばれていた。やがて彼らは宇宙開発の礎となり、アポロ計画の扉を開く――!
差別を乗り越え道を切り拓いた人々の姿を描く、感動の実話。映画『ドリーム』原作。【引用:Amazon】
※著者:マーゴット・リー シェタリー
バージニア州ハンプトンで生まれ育ち、アルフレッド・P・スローン財団の研究員でもあり、女性計算手の歴史の研究に対してバージニア州財団より人文科学の助成金を得ている。バージニア州シャーロッツビル在住。
5.『マッドマックス 怒りのデス・ロード』(15)
~怒る女性たちが進む、デス・ロード~
これのどこが女性エンパワーメントなのだ?!と感じられるかもしれませんが、最後に本作をレコメンドします。
『マッドマックス』シリーズの第4作。
文明の荒廃した世界は独裁者イモータン・ジョーによって支配されていた。元警官マックスはジョーの元妻で戦士のフュリオサと出会い、フュリオサとジョーの5人の妻たちの逃走劇に同行することに。
シャーリーズ・セロンが演じるヒロイン、フュリオサがとにかく強くて格好良く、それだけで魅了される作品ですが、注目してほしいのは極限まで台詞が削がれた中での繊細な人物描写。
フュリオサはなぜ闘うのか。
5人の妻たちの選択と行動。マックスとフュリオサの間にある、ロマンス以上の強い何か。フュリオサの名が表すもの…
台詞には乗ってこないアツいものを、120分続く疾走感の中で感じてみてください。
■「マッドマックス」を深堀!【管理人:選】
マッドマックス 怒りのデス・ロード: COMICS & INSPIRED ARTISTS (G-NOVELS)
※本書は、映画本編では語られなかった主人公マックスほか主要登場人物たちの前日譚をまとめたコミックと、65人のコミックアーティストがマッドマックスをテーマに描き上げたアート集を一冊にまとめた完全日本語翻訳版です。
コミックはマッドマックスシリーズの生みの親であるジョージ・ミラー監督本人と映画本編の脚本家たちが共同執筆。マックスたちの“怒りのデス・ロード”に至る道(ストーリー)が収録されています。【引用:Amazon】
●シャーリーズ・セロン(Charlize Theron)
誕生日:1975年8月7日生まれ
星座:しし座
身長:177㎝
出身:南アフリカ共和国
CMブランド:ディオール
▶おすすめの代表作品
まとめ
3月8日の国際女性デーをきっかけに観たい作品を5つ紹介してきました!
気になるものがありましたらチェックしてみてください。
《ライター:すどうゆき》 担当記事一覧はこちらから→
■おすすめ本
LEAN IN(リーン・イン) 女性、仕事、リーダーへの意欲 (日経ビジネス人文庫)
※フォーチュン誌の「世界で最も有力な女性50人」、タイム誌の「世界で最も影響力のある100人」にも選出されたフェイスブックCOOのシェリル・サンドバーグが、女性たちのポテンシャルをすべて引き出し、自分の幸せとキャリア上の成功を手に入れるための方法をお教えします。【引用:Amazon】
※著者:シェリル・サンドバーグ
フェイスブックCOO リーン・イン基金理事長。フェイスブックに加わる前は、グーグルでグローバル・オンライン・セールスおよびオペレーション担当副社長、財務省首席補佐官を歴任。マッキンゼーでコンサルタント、世界銀行で調査アシスタントとして働いた経験もある。ハーバード大学にて経済学の学位、ハーバード・ビジネススクールにて経営学修士(MBA)を取得。
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