皆さんは、フィン・ウルフハードをご存知ですか?
Netflixシリーズ『ストレンジャー・シングス』に出ていた黒髪の男の子、といえばピンと来る方も多いでしょう。
可愛らしい子役のイメージが強かったフィンも、いまやすっかり大人になってアンニュイな魅力を漂わせるように。
俳優として演技の幅を広げる一方で、ミュージシャンの才能も開花させています。
今回はフィン・ウルフハードの魅力に迫りつつ、写真で彼の成長ぶりを振り返りましょう!
(冒頭画像:引用https://twitter.com/bokuseka_movie/)
フィン・ウルフハードのプロフィール
父親が脚本家だったことから子供時代にどっぷり演劇の世界に浸ってきたフィン・ウルフハード。
サム・ライミによる『スパイダーマン』を見て以来、俳優になりたいと夢見るようになったそうです。
そんなフィンが俳優デビューしたのは11歳の時で、短編映画『アフターマース』に出演。
2016年からは『ストレンジャー・シングス』で主要キャラクターのマイクを演じ、「あの美少年は誰!?」と瞬く間に話題となりました。
『It/イット“それ”が見えたら終わり』や『ザ・ゴールドフィンチ』などの話題作に出演して一気にスターダムを駆け上がったフィン。
実は兄のニック・ウルフハードも俳優や声優として活動しており、芸能一家のようですね。
プライベートでは大のゲーム好きという可愛らしい一面もあるようです。
『ゴーストバスターズ』、最新作での活躍ぶり
そんなフィンの2024年の出演作は『ゴーストバスターズ/フローズン・サマー』!
本作では元祖・ゴーストバスターズであるビル・マーレイら旧キャスト陣も勢揃い。
新旧入り乱れながら、真夏のニューヨークを凍らせた史上最強のゴースト・ガラッカに挑んでいきます。
果たしてバスターズたちはゴーストに奪われた夏を取り戻せるのでしょうか……?
2021年公開の『ゴーストバスターズ アフターライフ』に引き続き、フィンは主人公・フィービー(マッケナ・グレイス)の兄であるトレヴァー役として出演。
彼の独特の魅力は前作の監督であるジェイソン・ライトマンも大絶賛していました。
オーディション当時まだ10代だったフィンは信じられないほどの脆さを持ち合わせ、それがかえって人を夢中にさせる要素だったとか。
不器用なティーンエイジャーであるトレヴァーにはぴったりのキャスティングだったのでしょう。
前作で少し成長したトレヴァーが、最新作でバスターズとしてどのような活躍を見せてくれるのか楽しみです。
写真で振り返る、フィン・ウルフハード成長の軌跡
『ストレンジャー・シングス』で好演!世界中が彼の虜
「フィン・ウルフハード」という名前が一躍有名になったのは、やはり世界的大ヒットドラマ『ストレンジャー・シングス』に出演したのがきっかけでしょう。
シーズン1の撮影時、フィンはまだ12歳。
整った顔立ちに天使のような笑顔、そして作中でも親友・ウィルを助けるために健気に奔走する姿を披露し、世界中がフィンの虜になりました。
シーズン4では背も伸びてすっかり成長。
ガールフレンドのイレブンに深い心の闇があることに気づきながらも、彼女を愛し、救おうとする姿にグッときた方も多いはず。
一方でウィルとの友情関係にも微妙な変化が訪れ、何があっても親友であり続ける2人の姿に思わず涙させられます。
ミュージシャン・モデルとしても、マルチな才能を発揮
多才なフィンにはミュージシャンやモデルとしての一面も!
初めてカメラの前で音楽を披露したのは10歳の時で、Factsの『Retro Oceans』という曲のミュージックビデオ内でギターを演奏しました。
2017年には地元の友人たちとともにバンドを結成し、ギターとヴォーカルを担当。
音楽フェスにも参加するほどまでに実力をつけていきます。
そして2019年に旧バンドを解散し、新たに「The Aubreys」を結成。
精力的に楽曲を発表しているので、日本でのコンサートが実現する日も遠くないかもしれません。
さらにフィンは180cmの長身と抜群のスタイルの良さを活かし、サンローランのキャンペーンモデルにも起用されました。
短編映画『Rules for Werewolves』、魅せた主役の存在感
2020年にはついに主演デビューも果たしています。
その作品とは、バイオレンススリラー短編映画『Rules for Werewolves』。
【Instagram:finnwolfhardofficial】
まるでオオカミのように凶暴な若者たちが強盗を働く姿を10分ワンカットで収めた本作。
日本未公開なのが残念ではあるものの、長編映画化の話も出ているようなので期待して待ちましょう。
『僕らの世界が交わるまで』、新たな境地を開拓!
儚げな美少年のイメージがハマっているフィン。
そんな彼が『僕らの世界が交わるまで』で今までにないタイプのキャラクターを演じました。
本作でフィンが演じるのは、SNSフォロワーのことばかり考えているまさに「Z世代」な高校生・ジギー役。
ジュリアン・ムーア演じる母・エヴリンとは分かり合えない日々を送っています。
ちぐはぐな親子が日常の変化を通して互いのことを少しずつ理解する、そんな普遍的なテーマを描いた作品です。
劇中で流れる印象的な楽曲の中には、フィンが手がけたものもあります。
ちょっとチャラついていて等身大な若者像を演じ切ったフィンの新境地と、彼のミュージシャンとしての真骨頂をダブルで楽しめるのが本作のイイところです。
それにしても、写真をみるとすっかりイケメン俳優に成長したことがよくわかりますね。
●フィン・ウルフハード(Finn Wolfhard)
誕生日:2002年12月23日生まれ
星座:やぎ座
身長:180cm
出身:カナダ バンクーバー
▶主な出演作品:ドラマシリーズ『ストレンジャー・シングス 未知の世界』『ゴーストバスターズ/アフターライフ』など
関連記事:フィン・ウルフハード主演『僕らの世界が交わるまで』あらすじと、フィンの音楽的才能も見どころ!
まとめ:『ストレンジャー・シングス5』が待ちきれない!
フィン・ウルフハードの今後で多くの人が気になっているのは、『ストレンジャー・シングス5』はいつ公開されるのか?でしょう。
全米脚本家組合のストライキにより長らく撮影が止まっていましたが、2024年1月にようやく製作がスタートしたと発表されました。
順調にいけば2024年中に公開なるか!?と噂されています。
最終章となるシーズン5では原点回帰となる要素も数多く用意されているそうで、ファンには嬉しいサプライズが盛りだくさんとなる予感!
さらに離れ離れになっていたキャラクターたちも集結し、力を合わせて戦いに挑んでいきます。
寂しくもシリーズは本作で終了ですが、さまざまなスピンオフも製作予定なのだとか。
フィンの活躍を見れる日が待ち遠しいですね。
《ライター:もな》 クリックで担当記事の一覧へ→
ウェス・アンダーソン作品の世界観が大好き!ライターの「もな」です。
映画にどハマりしたのは、小学生の頃に『ロード・オブ・ザ・リング』を観てから。
それからというもの、映画は私の人生にとって欠かせないもので、大学では映画学を専攻しました。
私の書く記事が、誰かと素敵な映画との出会いの場になったら嬉しいです。
「ストレンジャー・シングス」のマイク役で有名になったフィン君ですが、ここ数年映画でも露出が増えてきてファンが急増していますね。私もその一人です。「ゴーストバスターズ/アフターライフ」から始まり今年公開の「僕らの世界が交わるまで」で彼の魅力が一気に開花された印象を受けます。今後も彼の活躍が楽しみですし、日本にもプライベートで来日していたりもするのでまた来てくれないかなあ、と願っています。
あまり知られていませんが、Weezerのミュージックビデオ「Take On Me」は彼の魅力が爆発していますので多くの人に見てほしいです。
https://youtu.be/f7RwDnZI7Tw?si=_O6bPyrlyvNlDF_N