世界中で根強い人気を誇るクリストファー・ノーラン監督の最新作『オッペンハイマー(原題:Oppenheimer)』が2024年に公開。
出演者たちの豪華な顔ぶれに注目が集まっています。
そんな『オッペンハイマー』の原作、キャストそして劇中シーン情報などをご紹介します。
(冒頭画像引用:https://www.facebook.com/OppenheimerMovie)
まずは必見、圧巻の予告編!
作品情報
第二次世界大戦下、アメリカで原子爆弾の開発・製造のため※「マンハッタン計画」が発足された。
この計画を主導し、のちに“原爆の父”と呼ばれた理論物理学者J・ロバート・オッペンハイマーの人生の栄光と悲劇を描く。
映画タイトル | オッペンハイマー |
原題 | Oppenheimer |
監督 | クリストファー・ノーラン |
出演 | キリアン・マーフィー、エミリー・ブラント、マット・デイモン、 ロバート・ダウニー・Jr.、フローレンス・ピュー他 |
公開日 | 2024年3月29日(金) |
読書好きも身構えた、読み応え抜群の原作本!
本作は2006年にピューリッツァー賞(※)を受賞した※「オッペンハイマー 『原爆の父』と呼ばれた男の栄光と悲劇」をもとにノーランが監督・脚本を手掛けています。
余談ですがこの伝記、読書好きと自負している筆者も思わず「分厚っ!」と身構えました。
ですが、長い年月をかけて取材・研究されたものとあってとても興味深いものでした。
気になる方はぜひ読んでみてはいかがでしょう。
■映画『オッペンハイマー』原作
オッペンハイマー(上) 「原爆の父」と呼ばれた男の栄光と悲劇
※2006年ピューリッツァー賞受賞作品。「原爆の父」と呼ばれた一人の天才物理学者J.ロバート・オッペンハイマーの生涯を丹念に描くことで、人類にとって国家とは、科学とは、平和とは何かを問いかける全米で絶賛された話題作の邦訳。(中略)1945年7月16日早朝、実験が成功した彼は「われわれ全員がこの瞬間”ちくしょう”になってしまった」と呟き研究所をあとにする…。【引用:Amazon】
著者:カイ・バード(作家・歴史研究家)/マーティン・シャーウィン(歴史家)。(ピュリッツァー賞は、アメリカにおける報道・文学・作曲の功績に授与される賞です。)
名優が勢ぞろい!主な出演キャスト
キリアン・マーフィー:(役)J・ロバート・オッペンハイマー
キリアン・マーフィーが演じる主人公J・ロバート・オッペンハイマーは、「原爆の父」と呼ばれた理論物理学者。
ノーラン監督作品の常連俳優であるキリアン・マーフィーは、『ダンケルク』(17)、『インセプション』(10)、ダークナイトシリーズ(05、08、12)など数々のノーラン作品に出演しています。
●キリアン・マーフィー(Cillian Murphy)
誕生日:1976年5月25日生まれ
星座:ふたご座
身長:175㎝
出身:アイルランド
▶おすすめの代表作品
※いずれも主演に劣らない存在感を放つキリアン・マーフィー!
■おすすめの動画配信:ギフトコードと特典紹介
エミリー・ブラント:(役)キャサリン・”キティ”・オッペンハイマー
エミリー・ブラントが演じるのは、主人公ロバート・オッペンハイマーの妻。
キリアン・マーフィーとは『クワイエット・プレイス 破られた沈黙』(21)以来の共演です。
●エミリー・ブラント(Emily Blunt)
誕生日:1983年2月23日生まれ
星座:うお座
身長:171㎝
出身:イギリス・ ロンドン
▶おすすめの主演作品
■おすすめの動画配信:ギフトコードと特典紹介
マット・デイモン:(役)レズリー・グローヴス
マット・デイモンが演じるのは、※「マンハッタン計画」を指揮した米陸軍中将。
過去「インターステラー」(14)でノーラン監督作品に出演しています。
※無差別大量殺戮兵器の巨大なエネルギーはどこからどのようにして発生するのか?この疑問に答えるべく、原子核の世界の秘密を明らかにしてきた近代物理学の歩みを紹介しながら原爆の理論と開発の歴史を臨場感いっぱいに詳説する。【引用:Amazon】
●マット・デイモン(Matt Damon)
誕生日:1970年10月8日生まれ
星座:てんびん座
身長:178㎝
出身: アメリカ・マサチューセッツ
▶おすすめの代表作品
参考記事:サバイバル映画『オデッセイ』、火星脱出でジャガイモ栽培をした植物学者!
ロバート・ダウニー・Jr.:(役)ルイス・ストロース
ロバート・ダウニー・Jr.が演じるのは、米原子力委員会の委員長。
MCUのアイアンマンで知られるロバート・ダウニー・Jr.ですが、本作で初めてノーラン作品に出演します。
●ロバート・ダウニー・ジュニア(Robert Downey Jr.)
誕生日:1965年4月4日生まれ
星座:おひつじ座
身長:174cm
出身:アメリカ・ニューヨーク州
▶おすすめの代表作品
■おすすめの動画配信:ギフトコードと特典紹介
フローレンス・ピュー:(役)ジーン・タトロック
フローレンス・ピューが演じるのは、オッペンハイマーの大学時代の恋人で共産党員。
強烈な存在感を放つフローレンス・ピューの新しい姿が観られそうな予感です。
●フローレンス・ピュー(Florence Pugh)
誕生日: 1996年1月3日生まれ
星座:やぎ座
身長:162㎝
出身:イギリス・オックスフォード
▶おすすめの主演作品
他の出演者:
●ベニー・サフディ(『グッド・タイム』(17)など):「水爆の父」エドワード・テラー役、サフディ兄弟の弟。
●ラミ・マレック(『ボヘミアン・ラプソディ』(18)など)
●ケネス・ブラナー(『TENET テネット』(20)など)
など、期待を裏切らない名優揃いです。
爆炎は実写!?ノーラン監督が追求するリアルの魅力
ノーラン監督といえば実写へのこだわりが強く、極力CGを使わないことで有名です。
劇中では世界初の原爆実験である「トリニティ実験」のシーンがあることがわかっていますが、この実験で生じる核爆発の描写についてノーラン監督はCGなしで再現していると公言しています。
リアルだからこそ大迫力のスクリーン体験ができる、それがノーラン映画の魅力です。
参考記事:クリストファー・ノーラン映画を解説。初心者向けおすすめ3本、楽しみ方のポイント紹介!
舞台裏さえも、魅力的なコンテンツに
実写にこだわった映画であるからこそ、そのメイキング映像は非常に興味深いコンテンツとなっています。
例として、ノーラン監督最初の戦争映画『ダンケルク』(17)の空撮メイキング映像をご紹介。
『オッペンハイマー』でノーラン監督との仕事が4作目となる撮影監督のホイテ・ヴァン・ホイテマや、撮影スタッフたちの驚きの声が舞台裏の映像と共に収録されています。
戦争映画二作目となる『オッペンハイマー』への期待がますます高まりますね。
【YouTube:映画『ダンケルク』特別映像(驚異の空撮メイキング編)】
●クリストファー・ノーラン(Christopher Nolan)
誕生日:1970年7月30日生まれ
星座:しし座
出身:イギリス・ロンドン
▶おすすめの代表作品(管理人・選)
さいごに:ライターコメント(by サヤヲ)
『オッペンハイマー』ほんとうに楽しみです。
原爆開発がテーマの最新作、そして先日行われたG7広島サミットの話題も相まって、本作への注目度が上昇しているように感じられます。
どんな映像体験ができるのか、ノーラン監督への期待の気持ちでいっぱいです。
またまた余談ですが、先日筆者は松本優作監督の映画『Winny』(23)を観ました。
Winnyの開発者と原爆の開発者…なんだか立場が似ているな~試されるは使用者だな~なんてブツブツと考えてました。
映画はときにいろんな議論を与えてくれて楽しいですね。
《ライター:サヤヲ》 クリックで担当記事一覧へ→
ミステリー小説とカレー、そして猫を愛するサヤヲといいます。
様々な視点から映画をたのしむきっかけとなれれば幸いです。
記事へのご感想・関連情報・続報コメントお待ちしています!