英国式庭作り!『マイ・ビューティフル・ガーデン』で 、自分のお庭と人生を見直そう!

マイ・ビューティフル・ガーデン
ジェシカ・ブラウン・フィンドレイ『マイ・ビューティフル・ガーデン』

穏やかな気候なのにコロナ禍でお出かけしづらい今日この頃。

自宅でお庭の手入れやガーデニングデビューはいかがでしょうか。

新しい物事を始めて、色んな人と出会って、世界の見え方が変わる。

この季節お勧め、癒やし系イギリス映画『マイ・ビューティフル・ガーデン』の見所をほんの少しご紹介しましょう。

「無秩序な美しさ」に気付き始める主人公のストーリー

幼少期のトラウマから「植物嫌いの潔癖症」で、自分の世界に閉じこもっている主人公ベラ

植物の手入れはイヤなので、当然庭は荒れ放題。

家主からは「1ヶ月で綺麗にしないと出てってもらう!」と通告されてしまいます。

庭作りを愛する偏屈なおじいさんアルフィー、彼の料理人で双子の女の子を持つヴァーノン、勤務先の図書館に図案を描きに来る発明家ビリー達と交流し、庭作りに奮闘する彼女だったが…

見所①個性的で愛すべきキャラクターたち

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主人公ベラを演じるのは、『ダウントン・アビー』の三女シビルでおなじみ、ジェシカ・ブラウン・フィンドレイ

筆者は個人的に彼女のハスキーボイスやちょっと内気な雰囲気がお気に入り。

数年前『ダウントン・アビー』に詳しくない状態で映画を観た時も、群像劇で多くの女優さんが登場する中、直感で「彼女が一番可愛い!」と思いました(笑)。

●ジェシカ・ブラウン・フィンドレイ(Jessica Brown Findlay)

誕生日:1989年9月13日生まれ

星座:おとめ座

身長:165cm

出身:イギリス・イングランド

▶ジェシカ・ブラウン・フィンドレイの出演映画一覧

▶おすすめの代表作品


ニューヨーク冬物語(予告編) 

冒頭でも紹介した通り几帳面なベラは、曜日ごとに使う歯ブラシを並べ、ブラウスのシワはきっちり伸ばし、出勤時の戸締まりも何度も確認します。

ヴァーノンに対しても「その本動かさないで!」と言う等、特にストーリー前半はクスッと笑える場面がちらほら。

中でも筆者が一番好きな所が、失恋で落ち込み部屋にこもるベラを、ヴァーノンが外に出そうとするシーン。

「出て来ないと今からパン・オ・ショコラを皿無しで食べるぞ!」

と言い本当に食べようとします。

潔癖症なベラが床を汚されるのを嫌がるだろうと考えたんですね。

しかし後にこの失恋から立ち直らせるのは、ヴァーノンではなくアルフィーなのです。

殻にこもる彼女を再び困難に立ち向かわせる感動シーンは、観てのお楽しみ。

そんなヴァーノンは、母親が料理下手で自分で作るしかなかった事や、今では妻に先立たれ双子の世話をしているため、料理が大得意です。

そして彼、法律にもやたら詳しい!

料理人としてこき使ってくるアルフィーに「奴隷制は1834年に廃止されたハズだ」、退去勧告しにベラを訪ねて来た家主に「賃貸借法314条では来訪の事前予約が必要だ」等々、相手をやり込めています(笑)。

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ヴァーノン(アンドリュー・スコット)https://www.facebook.com/thisbeautifulfantastic

ヴァーノン:「料理の盛り付け方法のメモも置いておきます」

『Sherlock』の凶悪かつおちゃめな宿敵、モリアーティー役で大注目を浴びたアンドリュー・スコットが、こちらでは親切な男性を演じています。

●アンドリュー・スコット(Andrew Scott)

誕生日:1976年10月21日生まれ

星座:てんびん座

身長:173cm

出身:アイルランド

▶アンドリュー・スコットの出演映画一覧

▶おすすめの代表作品


Sherlock – Series 1-4

見所②ストーリー展開を彩る鮮やかなガーデン

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まずは物語のちょうど中盤、庭作りにくたびれモードなベラを、アルフィーが自分の庭へ招待します。

ダリア・サルビア・ジキタリス・アガパンサス…目がくらむほど鮮やかなガーデンで、花の名称と特性を解説するアルフィー。

「色の組合せや十分な光と熱、太陽の軌道も考慮する事が大切だ。後は君次第。」

と、庭作りのコツを伝授するこの場面は、本作の最大の見せ場の1つです。

アルフィー:「乱雑ではなく、美しい混沌なんだ」

後半以降に、美しく蘇るベラの庭が出現!

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続いて物語も後半に差し掛かった頃、少しは仲良くなった(?)アルフィーとヴァーノンが「いつも頑張ってるからたまには休みなよ」と、ベラに1日羽を伸ばす機会を与えます。

夜、ベラが帰宅すると、再生途中のガーデンにオシャレな飾り付けをしたプチ・パーティー会場が!

双子ちゃんも混じえてディナーやダンスを楽しむ姿にほっこり。

ナイト・ガーデンは一気にロマンチックな雰囲気になりますね。

そしてとうとうラストシーン。

美しくよみがえったベラの庭にそびえる、日本のイロハモミジ。

このモミジの木に絡むエピソードが切なく、「植物と人の意志が後世に受け継がれてゆく」前向きながらも感動の幕閉じとなっています。

まとめ~人生で必ず訪れる、自分の殻を破り実を結ばせなければならない機会

ベラのお部屋のレイアウトやヴァーノンの手料理、ファッションなど可愛らしい装飾品が、物語内の穏やかな時の流れにマッチし、世界観を味わうだけでも楽しい本作。

鑑賞後は自分の性格や身近な人との繋がりについて改めて考えてみたり、花のある生活って良いな、と思える事間違い無いです。

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