4.Dolores Claiborne/邦題『黙秘』
最後に、スティーブン・キング原作の小説「ドロレス・クレイボーン」を映画化した作品のご紹介です。
1995年のアメリカ制作作品で、邦題は『黙秘』のご紹介です。
映画の原題は小説どおりの作品名ですが、邦題は作品の内容がより分かりやすいようなタイトルが付けられています。
『黙秘』はAmazonPrime、U-NEXTで視聴することが出来ます。
■『黙秘』原作のご案内
※「そう、たしかにあたしは亭主を殺したさ…」30年前に夫を殺したと噂される老女ドロレスに、再び殺人の容疑が。彼女の口から明かされる二つの死の真相―皆既日食の悪夢のような風景のなかに甦る忌まわしい秘密。罪が生み出す魂の闇。キングの緻密な筆がアメリカの女性の悲劇を余すところなく描き出す、慟哭の心理ミステリー。【引用:Amazon】
『黙秘』:キャストとあらすじをご紹介!
- ドロレス・クレイボーン役/キャシー・ベイツ
- セリーナ・セントジョージ役/ジェニファー・ジェイソン・リー
- ジョー・セント・ジョージ役/デヴィッド・ストラザーン
- ヴェラ役/ジュディ・パーフィット
- ジョン・マッケイ警部役/クリストファー・プラマー
豪邸に住むヴェラ(ジュディ・パーフィット)が階段から転かり落ち、住み込みで働いているドロレス(キャシー・ベイツ)は、ヴェラの息の根を止めようと大理石で出来た綿棒を振りかざしたところ、入ってきた郵便配達人に見つかる。
残念ながら、もうヴェラは亡くなっていた。
ニューヨークに住むジャーナリストのセリーナ(ジェニファー・ジェイソン・リー)は、アリゾナの大きな医療事件を抱えていたが、母ドロレスが逮捕されたとの知らせを受け、急きょ実家のある島に帰省する。
20年前、ドロレスは夫ジョー(デヴィッド・ストラザーン)を殺害した容疑がかけられていた過去があった。
ドロレスはヴェラを殺害した容疑で警察に聴取されるが、無罪を主張し黙秘を貫く。
ジョーの事件の犯人はドロレスだと考えるジョン・マッケイ警部(クリストファー・プラマー)は、今度こそドロレスを逮捕しようと躍起になっていた。
母ドロレスに心を閉ざすセリーナだったが、父ジョーの事件と、ヴェラの事件の真相を知り自分の中で葬り去っていた忌まわしい出来事を思い出す。
見どころ1.DV・モラハラのフルコンボを受けるドロレス
ドロレスはアル中クズ夫ジョーに、身体的DV、経済的DV、モラハラのフルコンボで痛めつけられます。
セリーナの様子がおかしいことに気づいたドロレスは家を出ようとしますが、コツコツ貯めた貯金までジョーに勝手に使い果たされてしまうことに…
主役のドロレスは、同じくスティーブン・キング原作の『ミザリー』で狂気のアニー役を演じたキャシー・ベイツ。
『ミザリー』の狂気のアニーを知っている方は、暴力を受ける姿に「アニー降臨!」と思わずにいられません。
見どころ2.気難しい女主人ヴェラとドロレスとの絆
気丈なドロレスが涙する姿に、気難しい女主人ヴェラが過去に自分の犯した罪を話し、時には悪女になる必要もあるのだと諭します。
20年経って、ヴェラ殺害容疑がかけられたドロレスですが、深い絆があってこその黙秘だった事に心が揺さぶられます。
見どころ3.ドロレスの愛する娘への想い
ドロレスはセリーナが書いた記事を大事にスクラップブックにし、ヴェラに読み聞かせしていました。
また、20年前の日食のあの日、夫ジョーを殺害を決意したきっかけは娘セリーナを想ってこそ。
封印していた記憶を思い出したセリーナは、ドロレスに歩み寄ります。
その忌まわしい記憶とはなんだったのでしょうか?
まとめ
今記事では、DV&モラハラから立ち上がる女性を描く映画4作品をご紹介しました。
しかしこれはあくまでも映画です。
現在DV被害に遭われている方は、逃げることだけを最優先にお考えいただきたいと思います。
DVモラハラする人間は、自己肯定感が低く他人をコントロールしないと自分が保てない弱い人間なのです。
■「DV・モラハラ」参考本【管理人・選】
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※著者:Joe
モラハラ対策カウンセラー。1976年生まれ。典型的なモラルハラスメントの関係にある両親の元に生まれ、幼少期を過ごす。
その経験を通して、モラルハラスメントをする人、される人の心理を知り、その後徐々に、周囲の同様の環境にある人たちに、モラハラ対処のアドバイスをするようになる。現在は、世の中の「離婚できない事情のある」モラハラ被害者を対象に、モラルハラスメントの被害を受けないためのメソッドを伝えるため、「離婚しないモラハラ対策カウンセラー」として、個人カウンセリングや各地での講演等の活動をしている。
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《ライター:青木かこ》 クリックで担当記事一覧へ→
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