![フリーガイ フリーガイ](https://i0.wp.com/seikajitu.com/wp-content/uploads/2022/01/フリーガイ-2.jpg?resize=676%2C381&ssl=1)
映画英語を学ぶメリット、ネイティブのリズム
英語を勉強して単語やフレーズを覚えたのはいいけど、いざ聞いたり話そうとするとなかなかうまくできない。
さて、英語学習でいうリスニングやスピーキングのコツをつかむにはどうしたらいいのだろう?
そこでおススメなのが映画で楽しく英語学習。
セリフとシーンの中で、ネイティブがどんな風に英語を話しているのか聞いてみましょう。
映画で英語を学ぶメリットはセリフとシーンをセットにして英語を見聞きするので、ネイティブの話す英語のリズムやニュアンスがわかるところです。
今回紹介するコメディ『フリー・ガイ』では、映画に出てくるセリフをいくつか紹介しました。
この記事を読むと、映画を楽しみながら英語のリスニングやスピーキングの学習法ができます。
![フリー・ガイ,モブキャラ](https://i0.wp.com/seikajitu.com/wp-content/uploads/2022/01/フリー・ガイ2.jpg?resize=599%2C423&ssl=1)
『フリー・ガイ』あらすじ・主要キャスト
オンライン参加型のゲーム「フリー・シティー」は、プレイヤーがポイントを得るために銀行強盗をしたり、クルマやビルの破壊、通行人を殴るといった何でもありのアクション・ゲーム。
ゲームの背景(モブキャラ)のひとつであるガイ(ライアン・レイノルズ)は、友だちのバディ(リル・レル・ハウリー)と平凡な毎日を満喫していました。
理想の女性を見つけるということ以外は…。
ある日、いつものようにバディとストリートを歩いていたガイ。
その前にモロトフガールのミリー(ジョディ・カマー)が現われガイはひと目惚れしてしまいます。
ゲームのモブキャラでしかなかったガイは、ミリーを愛し、いい人過ぎるヒーローとして自由な心をもった人工知能『フリーガイ』へと進化していくのですが…。
『フリー・ガイ』映画のセリフとシーンを紹介・解説
Don’t Have A Good Day, Have A Great Day!
![フリーガイ,ライアン・レイノルズ,リル・レル・ハウリー](https://i0.wp.com/seikajitu.com/wp-content/uploads/2022/01/フリーガイ/ライアン・レイノルズ.jpg?resize=602%2C602&ssl=1)
Don’t have a good day, have a great day!
いい日ではなく 素晴らしい日を!
劇中になんども出てくるセリフで、映画のキャッチフレーズと言えます。
銀行で働くガイは、いつも行くコーヒーショップで警察官や銀行窓口のお客さんにあいさつをします。
「あなたにとって最高の日であれ!」といった気持ちが込められています。
It’s Like Losing My Virginity But In My Mouth
![フリーガイ,バリスタガール](https://i0.wp.com/seikajitu.com/wp-content/uploads/2022/01/フリーガイ/バリスタ.jpg?resize=598%2C598&ssl=1)
it’s like losing my virginity but in my mouth
初体験した気分 口の中だけ
いつも立ち寄るコーヒーショップで、バリスタ・ミッシーとの会話。
下ネタ調のジョークでニヤっと笑えるシーンです。
「クリームと砂糖2つのコーヒー」に、いかに感動したかを下ネタをつかって大げさに語るガイ。
ガイはさわやかで優しそうなキャラクターに見えるだけに、バリスタガールに向かって真顔で下ネタを言うところにギャップがあって笑えます(^^♪
理想の女性を思いながら満たされた気持ちをあらわしているのかも⁈
Ooooh Cappuccino
Ooooh Cappuccino. I enjoy saying that. カプチーノいい響き
It’s like a waterfall with letters. ことばが流れる滝のよう
理想の女性ミリーに出会ったことで、ガイの中にある何かが変わりはじめます。
いつも同じことのくり返しではなく新しいことにトライしたい!
ガイはコーヒーショップでいつもの「クリームと砂糖2つ」ではなくカプチーノをオーダーしました。
ところが、バリスタガールや他のモブキャラたちは「余計なことをして混乱させるな!」と言わんばかりにコーヒーショップは緊張感でいっぱい。
Off You Go!
![フリー・ガイ,ライアン・レイノルズ](https://i0.wp.com/seikajitu.com/wp-content/uploads/2022/01/フリーガイ/ライアン・レイノルズ2.jpg?resize=600%2C600&ssl=1)
Well enjoy your lifetime supply of virginity, off you go!
一生「純情君」でいたら、もう行ってよ!
ミリーと話すことに成功したガイはゲームの経験値(ポイント)を上げるために
「ボクはいい人じゃなく、素晴らしい人になりたい」
と言いました。これにミリーはあきれ顔。
「off you go もう行って」は、面倒くさそうな相手を追いはらうときにピッタリなフレーズ。
「virginity 純潔」は、ガイがコーヒーに満喫したときに言うセリフでしたよね。
ここではミリーが「virginity」をつかってガイに皮肉めいたことを言い放っています。
It’s Two Glocks
![フリーガイ,ジョディ・カマー](https://i0.wp.com/seikajitu.com/wp-content/uploads/2022/01/フリーガイ/ジョディ・カマー.jpg?resize=599%2C599&ssl=1)
ミリー:Is that a Glock in your pocket? 一丁は入ってる?
ガイ:No. いいや
ミリー:What? 膨らみが
ガイ:It’s two Glocks. 拳銃2丁
このシーンに出てくるセリフも下ネタといえるでしょう。
ユーモアのセンスを効かせた性表現で、ミリーがバイクに乗ったガイの前に降りたったときの感触を銃に例えています。
ここでミリーがガイに聞いている Glock とは、オーストリアの銃メーカーです。
英語では銃やクルマなどモノそのものを指すときにブランド名で呼ぶことがあります。
例えばシャネルもそうです。ブランド名が強いので化粧品やアクセサリーと言わなくとも何を指しているのかわかるのと同じ。
I’m Just A Love Letter To You
![フリーガイ,ジョディ・カマー](https://i0.wp.com/seikajitu.com/wp-content/uploads/2022/01/フリーガイ/ジョディ・カマー2.jpg?resize=600%2C600&ssl=1)
ガイ:
I love you, Millie. 愛してるミリー
Now maybe that’s just my programming talking, but guess what?
たぶんボクのプログラムがそう言わせてる。でも、いいかい。
Somebody wrote that program.
誰かがプログラムを書いたんだ。
I’m just a love letter to you.
ボクはただ君へのラブレターなだけさ。
Somewhere out there is the author.
書いたのは外の世界のだれかさ。
ガイがミリーに愛を告白したときのシーン。
モブキャラとはいえ、じぶんをラブレターに例えるとはキザだけど「口説き文句」として使えるイマドキなセリフといえるでしょう。
告白されたミリーはガイ(AIプログラム)を書いたのは誰かということに初めて気づきます。
その「誰か」はぜひ映画をチェックしてみて!
『フリー・ガイ』映画のセリフやシーンを使って英語学習
もう一度、復習を!
この章では『フリーガイ』をつかってリスニングやスピーキングを強化する4つのステップを解説します。
① 映画のストーリーを押さえる
動画配信やDVDなどから『フリーガイ』の字幕版や吹き替え版を観てストーリーを押さえておきましょう。
また、理解できなかった英語があれば意味を下調べしておきます。
② 英語の「音」をよく聞く
『フリーガイ』映画のセリフに出てくる英語がどんな風に話されているか「音」の流れに集中します。
このとき英語の意味がわからなくとも止まらずに聞き込んでください。
③ 「音」を追いかえるように英語字幕とあわせていく
セリフを読みながらくり返し聞き込むことで耳が慣れてきてリスニング力がついてきます。英語のボキャブラリーを増やすうえでも役立つ方法です。
④ セリフにあわせて「音」をマネてみる
『フリーガイ』に出てきたセリフをマネしてみましょう!
まずセリフを聞き、つぎに音読してマネてみる、最後にセリフにかぶせるように一緒に話してみる。
ガイ役のライアン・レイノルズになったつもりでマネしてみましょう。
地味な作業ですが、これら4つのステップはリスニング力やスピーキング力の下支えになります。
参考記事:『プラダを着た悪魔』映画シーンから英語を学ぼう!リスニング実体験にピッタリの題材!
まとめ
『フリー・ガイ』から英語学習に役だつ映画のセリフをいくつか紹介しました。
映画で英語を学ぶメリットは、セリフとシーンをセットで見聞きするのでネイティブが話す英語のリズムやニュアンスがつかみやすいというところでしょう。
映画に出てきたセリフのひとつ:
「I’m just a love letter to you. ボクはキミへのラブレターさ。」
このセリフはテクノロジーが発達した現代ならではのイマドキ感がありますね。
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