アカデミー賞受賞、黒人差別の『グリーンブック』を観ると、ますます映画ファンに!

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グリーンブック

家族思いで優しくて、本当にイイヤツ!

映画『グリーンブック(Green Book)』を見終わり、込み上げてくる感動を言葉にするとこんな感じです。

主人公トニーに向けた賛辞であるとともに、そんなトニーを最高に演じ上げてくれたヴィゴ・モーテンセンへのお礼の言葉でもあります。

映画の出だしのトニーは、ケンカ早くてぶしつけで品のない男そのもの。

しかし、縁があって天才ピアニスト(マハーシャラ・アリ)のコンサートツアーの専属運転手になったトニーは、とんでもない素晴らしい男だったのです。

参考:ヴィゴ・モーテンセン主演『ギリシャに消えた嘘』(「あの映画見た?あらすじと見どころ紹介!」)

参考:マハーシャラ・アリ出演『アリータ : バトル・エンジェル』(「洋画のレタス炒め」)

 

「グリーンブック」は黒人専用の旅行ガイドブック!

 

時は1962年。人種差別が歴然と残る時代です。

映画タイトルの『グリーンブック』は、当時黒人が車でアメリカを旅行する時に持参したガイドブックの名前です。

なんと、黒人専用の宿泊施設や給油所などを専門に掲載していたのでした。

トニーのもともとの仕事は、高級クラブの用心棒。

店内で暴れる連中を、度胸と剛腕で外につまみ出す様子は手慣れたもの。

しかし、クラブが改装されることになりトニーは失業してしまいます。

愛する妻ドロレス(リンダ・カーデリーニ)と二人の小さな子どものために、なんとしても次の仕事を見つけなければなりませんでした。

参考:リンダ・カーデリーニ<Pinterest画像>

 

最高に仲の良い二人になるまで…

 

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グリーンブック (引用:https://www.facebook.com/Greenbookmovie/)

渋々、黒人ピアニストの運転手に

 

仕事を探すトニーに友人から車の運転手を探している人物がいるという情報をもらい、尋ねたのがドクター・シャーリー。

黒人でした。

見るからに裕福かつ繊細そうな出で立ちで、後になってわかるのですが、彼は有名な天才ピアニストでした。

無作法なトニーを見下すかのようなシャーリー。

一目で乗り気のなさを顔に出し、高額の給料を吹っ掛け自ら辞退するトニー。

しかし、後日電話がありトニーが妻ドロレスと電話を代わった途端、シャーリーは高給で雇うことを決めるのでした。

 

ツアーの行先はアメリカ南部

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グリーンブック (引用:https://www.facebook.com/Greenbookmovie/)

契約はクリスマス前日までの2カ月間。

仕事は、ツアー中の車の運転と、シャーリーの兼用心棒。

それもそのはず、ツアー先は、根強い差別が予想されるアメリカ南部だったのです。

その時シャーリーのマネジメント会社からトニーに渡されたのが「グリーンブック」でした。

トニーはその意味を理解します。

この映画の微妙なところは、実はトニー自身はイタリア系の白人だったことです。

映画の中ほどで、トニー自身が「イタ公」と差別される場面があるのですが、彼自身もまた差別の対象者でもあったのです。

 

性格の異なる二人が次第に認め合う!

 

ドロレスには、必ずクリスマスまでには家に戻ると約束して出発。

そして、定期的に手紙を書くことも約束させられます。

実は、トニーは手紙なんか書いたことがありません。

旅先で、汚い字で渋々手紙を書くトニーの姿は、なんとも可愛いものがあります。

さて見どころは、長距離移動するツアー中、車の中でずっと一緒に過ごす二人のやりとり。

性格も価値観も違う二人は、ちょっとした意見の食い違いから小競り合いする様子がコミカルに描かれています。

ケンカしつつも、次第に心を通わせていく姿にこころが暖まりますので、ぜひ楽しんで観て下さい。

 

黒人だからと受ける差別の数々に、トニーは?

 

 

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一見楽し気にみえるツアー。

しかし、問題は予想していたとはいえ、不条理な黒人差別との遭遇でした。

シャーリーはピアニストとしては大歓迎される一方、倉庫のような控え室をあてがわれたり、レストランでの食事を拒まれるなど、次々とあからさまな差別を受けることに。

シャーリーの素晴らしいピアノ演奏を横で聞きながら彼に魅入られていくトニーは、もうシャーリーとは一心同体の友だち。

そんなシャーリーが受ける屈辱、そしてじっと我慢する姿にトニーは堪えられません。

シャーリーから粗暴なふるまいを固く禁じられていたトニーですが、かつての乱暴な前歴が目を覚ますのでした…。

 

まとめと感想

 

冒頭に書いたように、本当に心温まる映画です。

ひどい差別に会いつつも、約束のクリスマスまでになんとか家に戻ってほしいと願う気持ちが高まってきます。

しかし、そんな期待を決して裏切ることなく安心して観られる映画。

また、差別のなくなる希望を持たせてエンディングに向かいます。

ちなみに、この作品は第91回のアカデミー賞作品賞を受賞。

さすがという感があります。

最後に、共演した二人の素晴らしいインタビュー映像があります。

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