サスペンス『リベンジャー 復讐のドレス』。50年代ファッションがケイト・ウィンスレットで蘇る!

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ドレスメーカー/ケイト・ウィンスレット

ますます円熟味を増すケイト・ウィンスレットの主演映画『リベンジャー 復讐のドレス』。

コミカルに描かれたサスペンス映画です。

原題の『The Dressmaker』(仕立て屋、裁縫師)の方がしっくりくるかも。

確かにストーリーでいえば、「復讐」も「リベンジ」もあるのだろうけど、むしろ主人公ティリー(ケイト・ウィンスレット)の「ドレスメーカー」としての生き様が伝わってきます。

舞台は、1950年代のオーストラリアの片田舎。

意外と素敵な、50年代ファッション映画でもあるんです。

ある日、故郷にブラッと帰ってきたティエリーには大きな目的がありました…。

 

参考:ケイト・ウィンスレット主演『愛を読むひと』『女と男の観覧車』

参考:ケイト・ウィンスレット(Pinterest画像)

 

一人暮らしの老母、面倒を見るのが目的?

 

邦画タイトルからわかるように、彼女の目的は復讐でした。

しかし、銃を持ったガンマンの復讐劇ではありません。

実家の前に立った彼女の大きな荷物は、なんと「シンガーミシン」でした。

(ちなみに、シンガーミシンの創業は1851年。日本に紹介されたのは1890代という、たいへん歴史のあるミシンブランドです。ティエリーの手元に「SINGER」のロゴを見ることができます。)

(引用:https://www.facebook.com/TheDressmakerMovie/)

彼女はヨーロッパで修業を積み、デザインから縫製まですべて自分でこなす「仕立て屋」さんでした。

すっかり大人になり故郷に現れた彼女。

そのファショナブルな出で立ちに、迎えた地元警官(ヒューゴ・ウィービング)は、あまりの変わり様に驚くとともに、「ディオール?」と質問されます。

地元の婦人たちの普段着は、次の画像から一目瞭然。

羨望のまなざしで彼女を見つめるとともに、街を出なければならなかった彼女の「過去」の理由に今さらながらざわめき立つのです。

 

参考:ヒューゴ・ウィービング出演映画『虹蛇と眠る女』

 

 

ドレスメーカーが本当に知りたかったことは?

 

(引用:https://www.facebook.com/TheDressmakerMovie/)

 

遠い過去にあった男子殺しの真実は?

 

ティリーが周囲に語る帰郷の目的は、年老いた一人暮らしの母親(ジュディ・デイヴィス)の介護でした。

実際、ティリーが帰った時、家はすっかり荒れ果て、老母はボケているのか久々に会う娘に口汚く罵ります。

それでも頑張って、洋服屋をしながら母親の面倒を粘り強く見るティリー。

しかし彼女が一番知りたいのは、子どもの頃、なぜ自分がこの街を追応されなければならなかったのかでした。

街の人たちのもっぱらの噂は、一緒に遊んでいたイジメの男の子を殺してしまい、街にいられなくなってしまったのだと。

 

仕立てを引き受けながら情報を集める

 

正直、まだ小さかったティリーの記憶はあいまいで、男の子を殺したなんて自覚がまったくありません。

ティリーは、久々に会う当時の友だちに当時のことを尋ねるのですが、肝心のところを嫌がります。

 

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ドレスメーカー/サラ・スヌーク

むしろ、かつての知人(サラ・スヌーク)や近所の女性たちの興味は、ティリーの着るキレイな洋服と彼女の仕立ての腕前。

ティリーに近づきながら、自分にピッタリと合う洋服を作ってくれるようねだるのでした。

でもそれは、ティリーにはチャンス。

頼まれるままに洋服を作りながら、当時の男の子の死亡時の真実を聞き出していきます。

 

参考:サラ・スヌーク出演映画『ガラスの城の約束』

 

周囲の男たちがティリーにアプローチ

 

一方、周囲を圧倒するティリーの存在は、街の男たちからも注目されることに。

中でも、同年代のテディ(リアム・ヘムズワース)は積極的にティリーにアプローチをします。

友人の結婚式に出席することとなったテディに、礼服を仕立ててあげることになったティリー。

これが機会となり、二人は急接近していきます。

そんなテディが、ある日、ティリーの過去の事件について重要な目撃者情報を持ってきてくれます。

 

参考:リアム・ヘムズワース(Pinterest画像)

 

過去の死亡事件の真実がわかる

 

洋服作りを通じて親しくなった街の人たち、面倒見の良い警察官、そしてテディのくれた情報から次第に明らかになる事件の真実…。

ティリーがずっと気にしていたこの街を覆う呪い。それが、取り払われていくことに喜びます。

優しい恋人テディに見守られ、楽しい日々を過ごせるようになったティリー。

 

しかし、予想もしない事故や事件が彼女の回りで発生。

愛してくれているテディ、わだかまりの取れた母親、親切な警官と、立て続けに事件は起こります。

キレイに着飾ったおしゃれな人たちが増えていく一方で起こる突然のできごと。

もしかしたら、これがティリー自身も気づかないこの街への復讐だったのかも…。

 

まとめと感想

 

「街」とは名ばかりで、あちこちに枯れた古木と砂地ばかりが目立つ集落。

しかし、この映画の白けた背景こそ、ティリーの創り出す色あざやかな仕立服を引き立てる役にピッタリ。

シーンが変わる度に、違ったファッションで登場するケイト・ウィンスレットは、中でもその存在感は見もの。

また、何十年もこの地でくすぶっていた婦人たちが、ティリーの魔法で蘇る様子は見ごたえがあります。

 

 

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