『ブレードランナー 2049』のあらすじを解説、レプリカントの新型開発による予測不能な未来へ！

『ブレードランナー 2049』（Blade Runner 2049）は、1982年に公開されたSF映画『ブレードランナー』の続編です。

おもしろいのは、前作で設定された年が約30年後の2019年。

そして、2019年からさらに30年後を描いたのが、この『ブレードランナー 2049』なのです。

2019年という、まさに今生きているこの時代は、30年前にはどんなふうに描かれていたのか、そしてさらに30年後はどうなっているのか？

この非常に興味深い映画をあらすじをたどりながら解説していきましょう！

（冒頭画像：引用https://www.facebook.com/bladerunner2049/）

あらすじ：前作が予測、酸性雨の降りしきる2019年！

残念ながら、前作が描いた2019年はまさにディストピアです。

ほぼ同じ年代に制作されたSF映画『バック・ツー・ザ・フューチャー』がタイムマシンで訪れた、夢のような2000年代初頭とはあまりにも違っていました。

前作の『ブレードランナー』では、地球は環境汚染がすすみ、酸性雨の降りしきる荒廃しきった2000年代の初めごろを予測。

レプリカントと言われる人造人間が強制労働させられる時代を描いていました。

しかし、その中で造反するものがあらわれ、それを始末する専門捜査官が「ブレードランナー」だったのです。

ちなみに、前作では造反レプリカンを探す専門捜査官デッカートとしてハリソン・フォードが主人公でした。

あれから30年！人造人間レプリカントはどこへ？

現実の2019年は、映画ほどではないけれど環境汚染も人造人間もその兆しは多少あります。

さて、さらに30年後、今記事で紹介する『ブレードランナー 2049』で描かれた2049年ははたしてどうなっているでしょうか？

賢いはずの人類は環境汚染に歯止めをかけ、また人造人間レプリカントとうまく共存しているのでしょうか？

いいえ、『ブレードランナー2049』の世界は、とんでもないことになっていました。

環境汚染はさらにすすみ、あたり一面、淀んだ空気にかすむ街となってしまっていたのです。

旧タイプのレプリカントを駆除する、新タイプ「ネクサス9」

2049年ごろ、レプリカントは改良され、さらに人類に従順な新タイプ「ネクサス9」となっていました。

今作の主人公は、「K」（ライアン・ゴズリング）という記号を割り振られた新型レプリカント。

2049年では、新型レプリカントの仕事は残存する旧タイプの一掃「駆除」だったのです。

生き残りの殺傷処分に精を出す「K」は、ある時、枯木の下に大事に埋められた人間？の骨を見つけます。

本部に持ち帰り、成分調査のためスキャンをかけると意外なことが発覚します！

30年前に行方不明、「レイチェル」の製造番号は！

本部の調査結果で判明したのは、ひとつは、骨は出産時に命を落とした女性のものであること。

もうひとつは、レプリカントの名前が「レイチェル」だということ。

なぜならレプリカントには、すべて固有の製造番号が割り振られていたからでした。

ここで、はじめて前作と繋がりが出てきます。

レイチェル（ショーン・ヤング）は、30年前に捜査官デッカートとともに行方不明になっていた旧レプリカントだったのです。

それはそうと、まさかレプリカントが子どもを産んだ？

「Ｋ」がついに見つけた！消えた捜査官デッカード…

本部は「K」の報告に色めき立ち、これが事実であれば人間の尊厳と人類の存亡にかかわると判断。

なんとしてでも子供を発見し、証拠隠滅のため抹殺することを「K」に命じたのです。

「K」は命令されるまま子どもを探すことに。

しかし、捜査をしていく過程で、もしかしたら自分自身がレイチェルの子どもではないかと疑い出したのです。

そして「K」は、ついに30年前に行方をくらませた捜査官デッカードにたどり着くのです…。

まとめ：さらなる続編、『ブレードランナー2099』へ！

映画のラストシーンで初めて知る真実に愕然とします。

人間より人造人間の方が人間的に見えるのはなぜでしょう？

30年後が心配　★★★★★
人造人間が子供を産むことはありえる？　☆☆☆☆☆
懐かしいレイチェル！　★★★★★
ライアン・ゴスリング！　★★★★☆
レプリカントと共存する明るい未来はすぐそこ！　★☆☆☆☆

人類の未来を予測するかのような『ブレードランナー』シリーズ、実は今作からさらに50年後も描かれれるというのです！

なんと新たに『ブレードランナー2099』が製作されています！

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