
人間が足を踏み入れることのない奥深い森は、これまでさまざまな童話や寓話を生んできました。
『ピートと秘密の友達』(Pete’s Dragon)は、ちょっと悲しくて最後は教訓を含んだ物語のひとつ。
少年ピート (オークス・フェグリー)が、奥深い森の中で不思議なドラゴンと一緒に暮らした友情の話です。
なぜ、人間の子供がドラゴンと一緒に暮らすことになったのか。
そのドラゴンとはいったい何物なのか、しばらくは空想の世界観に浸りましょう。
(冒頭画像:引用https://x.com/disneypetes/)

ところでドラゴンと言えば恐竜?
恐竜といえば映画『ジュラシックワールド』を連想しますよね。
ここでクレア役を演じた、ブライス・ダラス・ハワードが今作のメインキャストとして登場します。
ブライスが30代の時の代表作品で、ファンタジー感あふれるかわいい作品を楽しんで下さい。
あらすじ:思わぬ事故に遭遇、森の中に取り残された少年…

ピート少年は5歳の頃、両親と一緒にドライブに出かけ、森の中で突然の事故に会います。
両親は事故死し、生き残ったのはピート少年だけ。
まだ片言しか話せないピートは、その場に呆然と立ち尽くしていました。
そこへ忽然と現れたのは、森の深い緑色に同化した不思議なドラゴン。
巨大な姿に似合わず優し気な表情のドラゴンは、驚くピートを気にもせず、自分の住み家に連れていったのです。
森林伐採の作業員が発見、街中が大騒ぎに!

仲良く暮らしていたピートとドラゴン、あれから6年が経過します。
人が入ることがめったになかった深い森ですが、近くで森林業を営む人たちが伐採作業のために奥深く入ってきていました。
そんな中、裸同然の姿をしたピートと緑のドラゴンが、偶然にも作業員たちに発見されることに。
人間とドラゴンの珍しい発見に、街中が大騒ぎとなります。
いたいけな子供の保護を最優先で考える人たち。
その一方で、不思議な姿のドラゴンの存在に目をつけ捕獲しようとするものも出てくるのでした。
自然保護官のグレース、少年ピートの保護を最優先に

連日、森の奥深く侵入してくる人間たちに、これまでひっそり暮らしていたピートとドラゴンは翻弄されていきます。
そんな中、自然保護官の仕事をするグレース(ブライス・ダラス・ハワード)は恋人ジャックとともに、子どもを保護する方法を考えます。
グレースは父ミーチャム(ロバート・レッドフォード)に相談し、アドバイスを受けることに。
ミーチャムは、実は森に生息するドラゴンの存在を信じている人物でした。
そしてピートの第一発見者となった、グレースの恋人ジャックの娘ナタリーは、ピートと年齢が近いため緊張するピートに優しく話しかけます。
●ブライス・ダラス・ハワード(Bryce Dallas Howard)
誕生日:1981年3月2日生まれ
星座:うお座
身長:170㎝
出身:アメリカ・カリフォルニア州
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優しい?ドラゴン「エリオット」、捕獲しようとする連中

優しくピートに接していくグレースとナタリー。
すると、ほとんど言葉を話すことのなかったピートも、二人に次第に心を開いていきます。
ピートが一緒に暮らすドラゴン、それは後になり「エリオット」と呼んでいることが判明します。
しかし、問題なのは巨大なドラゴンをつかまえ、見世物にしようとさえする連中があらわれたこと。
ジャックの兄で森林伐採の仕事をするギャビン(カール・アーバン)は、森林保護に興味を示さないばかりか仲間を連れてドラゴンをつかまえようと計画。
もちろん、グレースたちは猛反対。
エリオットをギャビンから守ろうとするのでした。
ついに捕まったエリオット、野獣ドラゴンへと目覚める?

しかし、ギャビンたちは麻酔銃を使って、ついにエリオットの捕獲に成功します。
なんとか、エリオットを解放してあげようと必死になるグレースたち。
形勢が逆転するきっかけは、エリオットを助けようとするピートの叫び声でした。
ピートの悲痛な声は、一緒に暮らしたエリオットの目を覚ます叫び声だったのです。
ピートの声を聞き、ギャビンたちから脱出しようとするエリオット!
さあ、ここからは、おとなしくていつも優し気だったエリオットの姿はなく、本来の野獣である「ドラゴン」へと変貌していくのでした…。
まとめ:お茶目でかわいいブライスが登場!

ピートと一緒に過ごし、あんなにやさしかったドラゴン・エリオット…。
しかし、最後のエリオットの逆襲にはちょっと驚きます。
一方で最後までピートとエリオットの幸せを祈って奮闘するグレースの優しさも最後まで見届けて下さい。
その後、いったいピートは誰と暮らしたのでしょうか?
エリオットの怪獣度 ★★☆☆☆
エリオットは森の精? ★★★★★
ピートとエリオットの友情度 ★★★★★
グレースの優しさ ★★★★★
ほのぼの感 ★★★★★
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