映画『ゼロ・グラビティ』は宇宙から帰れないスペース・パニック作品、無重力空間はホラー以上の恐怖!

ゼロ・グラビティ
サンドラ・ブロック主演:シャトル外の活動は初経験の飛行士、迫る宇宙ゴミの破片!

『ゼロ・グラビティ』(原題:Gravity)は、宇宙を舞台にしたSFサスペンス映画。

宇宙空間の「無重力」状態を端的に表現したタイトルですが、面白いのは原題には「ゼロ」がなく、「Gravity(重力)」のみ。

重力のある地球で暮らす無意識の安堵感を、しみじみ感じられるという意味では 「Gravity」の方がしっくりくるかもしれませんね。

実際、主人公の女性クルー、ライアン博士(サンドラ・ブロック)が経験した無重力空間での凄まじい出来事はきっと忘れられない記憶となったことでしょう。

映画のほぼ全編が宇宙空間での特撮シーン。

ヴェネツィア国際映画祭では、この映像美・演出が高く評価されています。

(冒頭画像:引用https://www.facebook.com/zerogravitymovie/)

あらすじ:全編で味わえる、宇宙パニック感はしびれる!

ゼロ・グラビティ
https://www.facebook.com/zerogravitymovie/

地上では医療技師の仕事をしていたライアン・ストーン博士。

彼女のミッションは、自ら開発した試作品をシャトルの外に取り付けることで、はじめての船外活動に挑みます。

指揮をとるミッション・コマンダーは、マット・コワルスキー(ジョージ・クルーニー)

ベテランのマットはこれが最後のミッションでした。

ちなみに、この映画に登場するのはこの二人だけで、あとはNASAの管制塔から聞こえてくる声の出演だけです。

●サンドラ・ブロック(Sandra Bullock)

誕生日:1964年7月26日生まれ

星座:しし座

身長:171cm

出身:アメリカ・バージニア州

▶サンドラ・ブロックの出演映画一覧

▶おすすめの代表作品(画像:楽天)


ゼロ・グラビティ(作品情報:Amazon)

シャトル外の活動は初経験、迫る宇宙ゴミの破片!

ゼロ・グラビティ
右:マット・コワルスキー(ジョージ・クルーニー)https://www.facebook.com/zerogravitymovie/

『ゼロ・グラビティ』はSFサスペンス映画の一方で、まさに「足が地に着かない」スペース・パニック映画の要素がふんだんにあります。

はじまりは地球のNASA管制塔からの緊急連絡。

映画の冒頭からテンションは一気に上がります。

それは、他の国が破壊した人工衛星の破片の急接近を知らせるものでした。

シャトルから外に出て活動中だったライアン博士とコマンダーのマット、そしてもう1人のクルー、シャリフは急いでシャトルへ退避しようとします。

しかし、シャリフは破片の直撃をまともに受け即死。

ライアンとマットは、猛スピードで飛来する宇宙ゴミの中を必死で逃げ回ります。

ゼロ・グラビティ
https://www.facebook.com/zerogravitymovie/

シャトルを捨て、目指すはISS(国際宇宙センター)!

シャトルへの退避を試みる途中で、ライアン博士はほぼ酸欠状態になってしまいます。

しかし、ベテランのマットの的確な指示で、なんとか最悪の状態から脱しシャトルへ戻ることに成功します。

そこで見たのは、なんとシャトル内の壊滅的状況で他のクルーは全滅。

マットとライアンはシャトルを捨て、次にISS(国際宇宙センター)への避難を目指すのでした。

船外活動用の酸素も推進燃料もなくなりつつある中、やっと到着したISS。

しかし、ここでも予期せぬトラブルが再び二人を襲います。

二人を繋ぐ命綱の切り離し、マットの究極の判断!

ゼロ・グラビティ
https://www.facebook.com/zerogravitymovie/

ISSを目前にして二人を襲ったトラブル、それはISSに設置された器具に2人とも足をからめ取られてしまったのです。

リーダーのマットが考えた危機脱出方法はひとつ。

ライアンとマットを繋いでいた命綱を切り離し、ライアンだけをISSに入れることでした。

これは、ライアンだけを助け自らを宇宙に投げ出そうというマットの究極の判断だったのです。

そして、今後のライアンへの指示は、酸素が切れるまでステーションの外から出していくと言うのです。

●ジョージ・クルーニー(George Clooney)

誕生日:1961年5月6日生まれ

星座:おうし座

身長:180cm

出身:アメリカ・ケンタッキー州

▶ジョージ・クルーニーの出演映画一覧

▶おすすめの代表作品(画像:楽天)


チケット・トゥ・パラダイス(Amazon:作品情報)

地球への帰還方法を指示、ソユーズに命を乗せる!

ゼロ・グラビティ
https://www.facebook.com/zerogravitymovie/

やっとの思いでISSに先に入ったライアンは、ソユーズ(使い捨てロケット)を使い、すぐにマットを迎えに行くと申し出ます。

しかし、宇宙空間をひとりでさまよう判断をしていたマットはライアンに無理だと言い聞かせます。

自分のことは捨て、交信が可能な限りライアンにこれからやるべきことの指示を出そうとしていたのです。

もちろんそれは、ソユーズを使ってライアンを地球へ帰還させるための指示でした。

二度と会えることのないマットの声だけを頼りに、初めてのソユーズを必死に操作するライアン。

しばらく続いたマットとの交信も、もう時間の問題でした…。

まとめ:大地を踏みしめられる「重力」の爽快感!

ゼロ・グラビティ
https://www.facebook.com/zerogravitymovie/

映画を鑑賞したのち、自分の足で大地を踏みしめて歩くことができる感覚はたまらなくなるはずです。

パニックの後にやってくる、視聴後の爽快感は格別です。

●ギリギリの緊張感 ★★★★★
●映画館での無重量力感 ★★★★★
●地球はやっぱりイイ! ★★★★★
●宇宙へ行きたい! ☆☆☆☆☆
●サンドラ・ブロックはイイ! ★★★★★
●ジョージ・クルーニーが可哀そう!★★★★★

関連記事:救いのない鬱(うつ)映画『アニアーラ』を解説、宇宙を永遠にさまよう火星移住船の絶望を描く!

About azemichi 261 Articles
「洋画のレタス炒め」の運営者兼ライターで、azemichiと申します。いつもご覧いただきありがとうございます。映画大好きライター様の寄稿で紹介した作品は千数百作品以上、女優・俳優のプロフィール紹介も500人以上に上ります。訪問者様のコメントをお待ちしております!

Be the first to comment

記事へのご感想・関連情報・続報コメントお待ちしています!

This site uses Akismet to reduce spam. Learn how your comment data is processed.