こんにちはこんばんは、ミナギです。
今回はお勧めのドキュメンタリー映画を4作紹介したいと思います。
日常離れした“非現実”を見せてくれるのが映画の大きな魅力の1つだと思いますが、ドキュメンタリーはその逆。
実際の映像やインタビューをベースに、実存する作品やかつての事件、人物などについて、真実にリアルに迫ったものが多いです。
少し固いイメージもあり、ほとんど見ないという方も多いのでは無いでしょうか。
ですので今回は、「これが本当なの!?」と、実話だからこそワクワクしてしまう様な、ドキュメンタリー初心者も楽しめる作品を選びました。
かなり筆者の好みに偏ってる気もしますが(笑)、是非参考にしてみて下さい!
(冒頭画像:引用https://twitter.com/hajimari_hiphop/)
①『天才たちの頭の中~世界を面白くする107のヒント~』
あらすじ : Why are you creative?
2019年の作品で、監督&物語の主人公はドイツのハーマン・ヴァスケ氏。
勤めていた広告代理店での出会いと経験から、「なぜ我々人間はクリエイティブなのか?」という疑問を抱きます。
監督自ら様々な国へ赴き、ミュージシャン、俳優、映画監督、アーティスト、政治家、写真家、学者などなど様々なジャンルで活躍している「クリエイティブな人々」にインタビュー。
そして、「Why Are you creative?(何故あなたはクリエイティブなのか?)」とシンプルな質問して回っています。
約30年間に渡るその活動の様子と、それぞれの天才たちの回答を記録した映像になります。
見どころ : 天才によって様々な「クリエイティブ」の理由
こちらは2024年になってやっと見る事が出来た作品。
デビッド・ボウイ、クエンティン・タランティーノ、ビョーク、ミヒャエル・ハネケ、ジム・ジャームッシュなどなど、筆者の大好きな人物も本当に多数出演しています。
みなそれぞれ独創的な観点から「クリエイティブな理由」を語っており、すぐに人生のヒントになりそう物や、今後何かに役立ちそうな言葉が詰まっています。
「天才」と言えど、それぞれ全く別の人間。
面白いのが、一言一句同じ回答をする天才達もいれば、それとは全く反対の回答をする天才もいるんですね。
「誰かと違っても自信を持っていいんだ」という当たり前の事を、改めて教えてくれました。
しかもここまでの「天才」ですらそれぞれ違うんです、説得力ありますよね。(笑)
個性豊かな天才たち、中でもオススメなシーンが・・・
日本人では映画監督の北野武氏、アーティストのオノ・ヨーコ氏、ファッションデザイナーの山本耀司氏、写真家の荒木経惟氏が映画の中で質問に回答しています。
心に残った言葉は、沢山ありすぎる上に、見る人それぞれで好きな言葉が違うかと思うのでここでは伏せます。
ですがオススメしたい注目のシーンが1つあって、それが天才物理学者スティーヴン・ホーキング氏の出演シーン。
都市伝説や陰謀論なんかが好きな人には、おなじみの名前ですね。(笑)
映像上の演出や、車椅子に乗った独特の風貌も相まって、それまでに出てきた天才達とは明らかに風格が違ような印象を受けます。
回答のニュアンスも他の天才たちと少し違っており、まるで漫画やアニメで更なる強敵が出てきた時の様なゾクッと感があり、非常に見応えあるシーンです。
②『はじまりはヒップホップ!』
あらすじ : 平均83才!ダンスグループのラスベガス挑戦。
舞台はニュージーランドの長閑な島、ワイヘキ。
人口8000人程のこの小さな島で、ヒップホップダンスグループの「ヒップ・オペレーション・クルー」が誕生します。
彼らは“エンタメ最高峰の国”ラスベガスで行われる、最大規模のヒップホップダンス大会への出場を目標に活動していますが、実は普通のダンスグループとは少し違う所があります。
なんと、平均年齢が83歳なのです。
聴きなれない音楽に身体もうまく動かず、それぞれ持病を持っていたりと、振り付けを覚える事もままならない彼らは当然の如く苦戦します。
それどころかラスベガスへの旅費や長距離移動の方法、家庭の事情といったことも含め、彼らには問題が山積みです。
しかし、「ラスベガスへ行きたい」という夢を持ち、人とのふれあいや音楽を楽しみながら練習を重ね、少しずつダンスも成長し、それぞれ抱えている問題に立ち向かっていきます。
彼らは無事にラスベガスへ行き、大会へ出場する事ができるのでしょうか!?
見どころ:夢は何歳からでも!勇気と感動を貰える映像。
ドキュメンタリー映画が好きになったキッカケの作品かもしれません。
タイトルやジャケットの写真から既にインパクトがあり惹かれる作品ですが、肝心の内容も本当に素敵です。
基本的にコミカルでハートフルな作品ですが、それだけではなく、年齢ならでは悩みやシリアスな展開も要所要所含まれます。
ですが、それぞれ問題を抱えて向き合いながらも、ヒップホップダンスを通して人生に新たな目標と楽しみを見つけ、全力で人生を謳歌している姿を見るととても勇気づけられます。
何歳になっても楽しみは見つけられる、夢を追いかけ、叶えられる。
まだまだ人生これから!と、抱えている悩みや焦りが少しちっぽけな物に思えてくる、そんな力のある作品です。
③『ボビー・フィッシャー 世界と闘った男』
あらすじ:国を背負って闘った、天才チェスプレイヤーの半生
1970年代初頭、アメリカのチェスプレイヤーとして活躍した、ボビー・フィッシャー。
世は冷戦時代であり、敵国であったソビエト連邦とはチェスにおいてもライバル関係にありました。
そんなソビエト連邦の選手に打ち勝ち、アメリカ合衆国初の世界チャンピオンとなったフィッシャーは、英雄としてもてはやされます。
しかし、タイトル放棄や失踪、試合拒否など奇行も多く、ミステリアスで数奇な人生を送った人物としても知られています。
そんなフィッシャーの半生を、貴重なアーカイブ映像やチェスプレイヤー達のインタビューから紐解いていく、といった映像作品になります。
見どころ:とにかくカッコイイ!静かなる鬼才
チェスって、小学生くらいの頃無性に憧れませんでしたか?
男の子だからでしょうか?(笑)
筆者は世間でいう中二病的な趣味嗜好が未だにあるので、実写版デスノートで藤原竜也氏と松山ケンイチ氏のチェスでお互いの心情を読みあうシーンを初めて見たあの時から、チェスが大好きです。
(ちなみに全然強くはありません。)
フィッシャーは正に静かなる鬼才といった感じで、上述の通りミステリアスで変人といった印象もありつつ、やはり雰囲気から只物ではない風格があります。
時代背景と共に、彼の天才的なプレイや性格、彼自身の心情について触れるにつれ、チェスが好きな人も、そうでない人も、フィッシャーという人物とそのプレイに魅了されること間違いなしの一作です。
またフィッシャーは日本に滞在していた時期もありその時期になんと拘留されていたり、「チェス960」という一部ルールを変えたオリジナルの変則チェスを生み出したりといったエピソードもあります。
・・・何かと中二心をくすぐってくるやつですね。(笑)
④『謎の天才画家 ヒエロニムス・ボス』
あらすじ:謎に包まれた天才画家ボス、奇作「快楽の園」に迫る
ルネサンス期に活躍した天才画家、ヒエロニムス・ボス。
現存する作品はたったの25点のみで、その素性は没後500年経った今でも生年月日すらわかっていません。
そんなミステリアスな彼とその作品は、多くの美術愛好家を魅了し多くの画家に影響を与えています。
そんな謎めいた彼の、もっとも有名な作品が「快楽の園」。
三面鏡の様な構造で、それぞれの面にショッキングにも感じる様々な世界が描かれたこの絵画は、横幅は2m以上、縦幅は3m以上といったかなり巨大な絵。
何処を見ても奇怪なシーンばかり、正に美術史に残る問題作。
現在保管されているプラド美術館全面協力のもと、その絵画に込められた思想と情熱に迫ります。
見どころ:天才か変人か?描かれているのは天国か地獄か?
謎に満ちた鬼才画家。
先ほど中二病的な好みが強いと説明したばかりですので、この肩書きの時点で筆者にとって大好物なのは一目瞭然でしょう。
筆者がボス、そして「快楽の園」に出会ったのはかなり前で、その瞬間から心をつかんで離さない大好きなアーティストの一人です。
(去年のクリスマス、「快楽の園」の一部が描かれたTシャツとロンTを、母親から頂きました。(笑)
「ボス」という人物について謎を解明していくというよりは、「快楽の園」という作品について深堀していくといったところがメインの今作。
美術家や作家、歌手や作曲家といった様々なジャンルの著名人が、この作品について語ります。
大画面で一部分ずつ丁寧に見ていくことで、改めて感じる絵のインパクトと、それに負けず劣らずな著名人たちのコメントの癖の強さ。
グッとくるコメントが飛び交う、非常に見応えのあるドキュメンタリーです。
著名人が抱く別々の印象、それぞれにとっての「快楽」とは?
終盤、この「快楽の園」を出演したそれぞれの著名人が一言で表していくシーンがあるのですが、全員全く違った別々の言葉を使って思い思いに愛を語るんですね。
最初に紹介した「天才たちの頭の中」とも通じてきますが、同じ作品をみてそれぞれ全く違う印象を与える、まさに芸術!といった感じがして素敵ですね。
筆者個人の感想としては、「ポップな変態かと思っていたけど、意外と宗教的でスピリチュアルな人なんだなあ。」でした。(笑)
具合の悪いときに見た夢の様な、あるいは瞑想中に見る精神世界の様な。
そこに描かれているのは天国なのか、地獄なのか。
謎の天才という言葉の似合う、時代を超えても色あせない独創的な作品、あなたを魅了すること間違いなしです。
まとめ
いかがでしたか?
気になるドキュメンタリー作品はありましたでしょうか。
筆者自身もまだまだたくさんの作品を見れている訳ではなく、これからどんどん掘っていきたいジャンルの一つであります。
「現実は小説より奇なり」という言葉があるように、フィクションに負けず劣らず、数奇で知らない世界がこの世にはまだまだ沢山あるなあという気持ちになります。
知識見識を広げて、人生を豊かにしてくれるドキュメンタリー作品に、これからもっと出会いたいですね。
それでは。
《ライター:野元ミナギ》クリックで担当記事一覧へ→
■1998年生まれ、大分県在住。
「Sleeping Girls」というバンドでボーカルとギター、作詞作曲をしています。
音楽、映画、お酒、オカルト、猫、水族館、お笑いなどなどが好きです。
好きな映画達の魅力が上手く伝われば幸せです。
■X→https://twitter.com/ponagitin6937
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