こんにちはこんばんは、ミナギです。
今回は2024年ホラー映画『ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ』の簡単なあらすじと筆者的魅力を紹介します。
こちらはアメリカ発の大人気ホラーゲームシリーズの実写化作品です。
ゲーム実況などで流行し、筆者も学生時代に実際にプレイしていたファンの一人です。
斬新なシステムとインパクトある恐怖演出でインターネットを中心に日本でも名を馳せたゲームですが、果たして映画ではどのように描かれているのか・・・。
(冒頭画像:引用https://twitter.com/uni_horror/)
あらすじ:廃墟レストランの夜間モニターの監視…
物語の主人公はマイク(ジョシュ・ハッチャーソン)。
幼い頃に目の前で何者かに誘拐され行方不明となった弟に囚われたまま、妹のアビー(パイパー・ルビオ)と2人で暮らしています。
両親も既におらず、親代わりとして必死に生計を立てるマイクですが、中々良い仕事も見つからず精神的にもかなり追い込まれています。
そんな時、これならと巡り合った唯一の仕事。
それは、廃墟となったレストラン「フレディ・ファズベアーズ・ピザ」の夜間警備員の仕事でした。
業務内容はただ一つ、“モニターを監視する事”。
●ジョシュ・ハッチャーソン(Josh Hutcherson)
誕生日:1992年10月12日生まれ
星座:てんびん座
身長:165㎝
出身:アメリカ:ケンタッキー州
▶おすすめの代表作品
児童失踪事件、動き出す物語と機械仕掛けのマスコット達
仕事を始めたマイクですが、業務中もろくにモニターも見ず、弟の誘拐事件の事ばかり考えています。
しかし、日を追うことにやがて不可解な現象が店の中で次々と起き始めるのです。
レストランが廃墟となったと同時に放置されていたはずのマスコットキャラクターの人形たちが動き出し、侵入者たちを襲い始めたのです。
徐々に危険を感じ始めるマイクですが、そんな時、街の警官であるヴァネッサ(エリザベス・レイル)と出会います。
ヴァネッサはこの廃墟となったレストランの事や、弟の失踪事件について何かを知っている様子。
マイクは無事、この夜間警備を生き抜くことはできるのか。
そして弟の失踪事件の真実は如何に・・・。
ライトな演出で楽しめる、サスペンス・ホラー
まず始めに、今作は恐怖表現や緊張を煽るシーンはかなり控えめです。
それよりも、登場人物たちの心情や過去に起きた事件などにフォーカスし謎を紐解いていく、といったサスペンス的な要素が強いです。
ホラー好きな筆者としては、期待値が高かっただけに割と物足りないポイントでもありました。
ですが一方で、オリジナルストーリーが充実しており、過激な表現も少ないため、原作ゲームを知らない人や世代を問わず純粋にいろんな人が楽しめるポイントなのかなと思います。
「廃墟のレストランで人形達が動き出す・・・」というキャッチコピーだけで、初見でもかなりワクワクしますよね。
閉園後の遊園地とか、チャイルドプレイのチャッキーのように、誰しもが1度は感じたことがあるであろう、定番の恐怖心をくすぐられますね。
ファンへの挑戦状!散りばめられた原作要素
そしてやはり、この映画にはファン達に嬉しい原作要素が盛りだくさんです。
実写化映画には珍しく、ゲームを制作した原作者のスコットカーソン氏の意見が100%反映されているのだそう。
裏話では、映画製作自体は2015年から決まっていたものの、スコット氏の意見を受け入れる事で作業が進まず、制作会社が変わってやっと2024年公開が決まったとの事。
強い拘りを感じますね。
ちなみに知らない人のために、原作はPCやスマートフォン様に作られたホラーゲームであり、今作の主人公マイクと同じく、自分の身を守りながら廃墟ピザ屋の夜間警備の仕事をする設定です。
時間が経つ毎に監視カメラを見ると、そこにいたはずの人形がいなくなっており、他の部屋のカメラを見るといつの間にかそこに移動している。
そうして段々と迫ってくるので、自分の部屋に到達する前に侵入を防ぐ・・・といった内容です。
扉を閉め、ライトを当てると人形達は逃げていくのですが、一日に使用できる電力が決まっており、うまく節約しながら5日間夜を乗り切る、といったゲームになります。
リアルに動く、ゲームファンお馴染みのマスコットたち
ここからはファンへのおすすめポイントを幾つか挙げていきます。
まずは何といっても、リアルに実写化された人形達。
今作に出てくるマスコットは主に4体。
このレストランの顔、クマのフレディファズベアー。(画像右から2番目)
ゲームでは最初に動き出す為、多くの人が最初に恐怖を感じるであろうキャラクター、ウサギのボニー。(画像1番右)
カップケーキ・・・をもつ、可愛らしいフォルムをしたヒヨコのチカ。(画像中央、左から2番目)
後半は殆どコヤツを警戒するゲームとなる厄介キャラクターでお馴染み、キツネのフォクシー。(画像一番左)
全員、ゲームシリーズ1作目で登場するマスコットたちですね。
映像のクオリティはやはり相当高く、フレディ達の動く姿が大画面で見れるのはファンとしては嬉しいですよね。
筆者は個人的には、やはりチカが一番好きです。
よだれかけを身に着けた見た目も愛らしいですし、初めてゲームをプレイした時に見た、ダイニングエリアから監視カメラ越しにこちらを覗いていたあの顔は忘れられません。(笑)
細かく散りばめられた、多くの原作リスペクト要素
そして個人的にアツかったのは、マイクが業務初日に初めて監視室に来た際、電話が鳴り、仕事内容の説明を受けるシーン。
これは原作ゲームでもプレイ開始直後にあるシーンで、おそらくセリフも一言一句同じ。
声のトーンもそっくりそのままだったので、「おお・・・始まるぞ・・・!」とゲームを開始した時の様に非常にワクワクしました。
他にも、冒頭のスタッフロールのグラフィックや、途中で一瞬出てくる色違いのフレディ(ゴールデンフレディ)、エンドロール後に流れる機械音声など、ファンにはわかる細かい要素が書ききれないくらいに沢山あります。
実写化にあたって、原作ファンの期待に応えようとかなり力を入れていた事がわかりますね。
最後に、映画がもっと面白くなる豆知識を1つ。
役柄は敢えて伏せますが、このFNaF(シリーズの略称)のゲーム実況で一躍人気を博したアメリカの人気Youtuber「CorryxKenshin」氏が、今作にカメオ出演しています。
彼は実況中にOh, my goodness!とよく叫ぶのですが、映画内でもそのセリフがしっかり飛び出しており、非常に遊び心のある起用だなと思いました。
お名前やTシャツから察するに・・・かなり日本を好きでいてくれている方なのですかね。(笑)
それ以外にも、FNaFシリーズの謎を考察している他のYoutuberの方などもカメオ出演されているみたいです。
まとめ:すでに続編制作も決定、今後の展開は?
如何でしたでしょうか?
前述の通りかなりファン向けの要素が強い作品ですが、一方で、しっかりとしたオリジナルストーリーが主軸の男女大人子供問わず楽しめるライトなホラー映画です。
筆者としては、映画として少し物足りない印象もありましたが、なにせグッズも持っているくらいのファンなもので、高画質大画面でフレディ達を見れて満足でした。
(余談ですが、以前地元の古着屋で、背中に大きくフレディの顔が乗った、この廃墟レストランの従業員が来ている服をモチーフにしたシャツが800円で売られているのを発見したんですよね。
大分県の田舎で、一体誰がどこでこんな物を買って、挙句売りに出しているのだろうと街への思い入れを深めながら、即買いしましたね。(笑))
そして、既に続編の制作も決定しているそうなので、今後どういった展開を見せるのかも楽しみですね。
そして・・・ここからはさらに余談ですが、筆者がこの映画と合わせて是非一緒に見て欲しい映画があります。
2020年公開、ニコラス・ケイジ主演の『ウィリーズ・ワンダーランド』。
このFNaFシリーズから着想を得たという本作は、確かに似た内容でありながらも、全く種類の違うかなりインパクトの強い面白作品でしたので、こちらについての紹介記事も書けたらなと思っています!
それでは。
《ライター:野元ミナギ》クリックで担当記事一覧へ→
■1998年生まれ、大分県在住。
「Sleeping Girls」というバンドでボーカルとギター、作詞作曲をしています。
音楽、映画、お酒、オカルト、猫、水族館、お笑いなどなどが好きです。
好きな映画達の魅力が上手く伝われば幸せです。
■X→https://twitter.com/ponagitin6937
■Instagram →https://www.instagram.com/minagi6937
■X(Sleeping Girls) →https://twitter.com/SleepingGirls_
記事へのご感想・関連情報・続報コメントお待ちしています!