2020年初頭に制作が発表され、ティモシー・シャラメがボブ・ディランを演じることが話題となった映画『A Compelete Unknown(原題)』。
コロナのパンデミックで、一時制作が中断されていましたが、ようやく2023年夏に撮影が始まる模様です。
ティモシーのファンだけでなく、ディランのファンも楽しみにしているに違いない映画『A Complete Unknown(原題)』について、今回はできるだけ多くの情報を集めてみました!
(冒頭画像:引用https://www.indiependent.co.uk/)
ボブ・ディランの、若かりし頃を描く物語
ストーリーの詳細はまだ発表されていませんが、イライジャ・ウォルドの『Dylan Goes Electric』という本が※原作となっています。
この本は1965年のニューポート・フォーク・フェスティバルで初めてエレキギターを持ち、『Like a rolling stone』を披露したことについてなので、映画もその頃のボブ・ディランに焦点を当てたものになるようです。
無名だった青年が1960年にNYへ出てきてから、センセーションを起こすまでの6年ほどを描くとの情報もあります。
監督曰く当時ディランの恋人だったジョーン・バエズや、ピーター・シガー、ウディ・ガスリーなど当時のフォークシーンの※重要なシンガーたちも登場人物として描かれているとのことです。
■原作『A Compelete Unknown』と、自伝の紹介【管理人・選】
※今まで謎に包まれていた私生活や心情が本人の口から語られている点で、ファンならずとも非常に興味深い。特に、グリニッジ・ビレッジ時代、下積みの生活の中で交わった名もない芸人たちへのいたわりのまなざしや、コロンビアとの契約にこぎつけてはしゃぐ無邪気なディラン。(中略)さらには、世間に背を向け沈黙を守り通したウッドストック時代の痛々しいまでの葛藤も、本人のナマの言葉だけに、より強い実感をもって伝わってくる。【引用:Amazon】
コロナで制作を一旦中断、2023年夏ようやく撮影開始!
『A Complete Unknown(原題)』の制作開始が発表されたのは2020年でした。
年初にはティモシー・シャラメがボブ・ディランを演じることが決まり、順調に進んでいたものの、パンデミックの影響で制作中断を余儀なくされました。
その後、制作再開の音沙汰がなくSNSでは中止になったのでは?と噂されたほどでしたが、2023年夏にようやく撮影が開始されることになりました。
ジェームズ・マンゴールド監督と、噂のキャスト
監督を務めるのは、映画『ウォーク・ザ・ライン/君に続く道』や『フォードvsフェラーリ』などで知られるジェームズ・マンゴールドです。
リース・ウィザースプーンがアカデミー賞を受賞した『ウォーク・ザ・ライン/君に続く道』では、ジョニー・キャッシュを描きました。
監督にとって、伝説的なミュージシャンを描く作品は2作目になるようです。
また、キャストはティモシー・シャラメしか発表されていませんが、クリスチャン・ベールかベネディクト・カンバーバッチがピーター・シガーを演じるのでは?といった情報もあります。
まだ正式ではないので、首を長くして続報を待ちたいところですね。
ティモシー・シャラメの、役作りがすごい!
ツイッターでボブ・ディランの自伝『Chronicles: Volume One(原書)』を読んでいるところをアップし、ボブ・ディランを演じることを発表していたティモシー・シャラメ。
映画『ボーンズ アンド オール』のプロモーションでティモシーが語ったところによると、中断されてからの2年間はずっとこの役のために準備していたとのことです。
2020年秋、パンデミックの最中にはウッドストックのAirbnbに滞在していたそうです。
ウッドストックといえば、1969年に開催された伝説的なミュージックフェスティバルが有名ですよね。
ボブ・ディランは出演を断ったようですが、当時の音楽シーンやカルチャーにおいてとても重要な場所で過ごしたティモシー。
理由としては「ここにある何かと繋がっていたかった」からとのこと。
役作りのため、多方面からアプローチしてきたようです。
ティモシー・シャラメの美声が聞ける?
NYの街をギター片手に歩いているところを何度も目撃されていたティモシー・シャラメ。
ボブ・ディランといえばやはりギターなので、演じるためにレッスンしているのだろうと予想されていました。
監督が先日インタビューで答えたところによると、劇中では全てティモシー本人が歌うとのことです。
ということは、ティモシー・シャラメの『Like a rolling stone』が聞けるということかもしれません。
多才なティモシーなのでとても楽しみですね!
●ティモシー・シャラメ(Timothée Chalamet )
誕生日:1995年12月27日生まれ
星座:やぎ座
身長:182㎝
出身:アメリカ・ニューヨーク
▶おすすめの代表作品
映画タイトルは、あの名曲から!
ボブ・ディランをよく知っている人ならピンと来るかもしれませんが、タイトルの『A Complete Unknown(原題)』は、ディランの名曲『Like a rolling stone』の一節です。
「完全に無名」という意味のとおり、映画は無名だったディランが、1965年の※ニューポート・ミュージック・フェスティバルでセンセーションを起こすまでの物語となりそうですね。
The Lyrics 1961-1973(自作詞全200篇を収録)
※風に舞う問いをたずさえ、水銀の音を手に入れ、時代とともに変わり続けた十余年の軌跡。収録曲「風に舞っている」「はげしい雨が降る」「時代は変わる」「自由の鐘」「サブテレニアン・ホームシック・ブルース」「ミスター・タンブリンマン」「ライク・ア・ローリング・ストーン」「雨の日の女」「ジョハンナの幻影」「見張塔にずらりと」など。【引用:Amazon】
■参考:1960年代という時代※ニューポート・ミュージック・フェスティバル他【管理人・選】
ニューポート・フォーク・フェスティバル feat.ボブ・ディラン
※「ウッドストック」に先立つ1965年、ニューポート・フォーク・フェスティヴァルの模様を収めた記録映画(67年公開)。監督は、同じくウッドストックの巨匠、マレー・ラーナー。最大の見所は、ボブ・ディラン。エレクトリック・スタイルでの登場は、ロック史上に残るエポックでロックファンすべてに捧げる映像である。【引用:Amazon】
※60年代、ニューヨークのグリニッチ・ヴィレッジで巻き起こったフォーク・リヴァイヴァル・ムーヴメント。その中心人物の一人であり、若きボブ・ディランの憧れの存在でもあった伝説のミュージシャン、デイヴ・ヴァン・ロンクが、いかにしてムーヴメントが始まり、全米の若者を熱狂させ、そして収束していったかを振り返る回想録。(中略)本書に登場するミュージシャン ボブ・ディラン フィル・オクス ジョニ・ミッチェル ピーター、ポール&マリー サイモン&ガーファンクル ジョーン・バエズ ピーター・シーガー オデッタ ウディ・ガスリー レヴァランド・ゲイリー・デイヴィス ミシシッピ・ジョン・ハート ほか多数
まとめ
情報が少なく、ティモシー・シャラメがボブ・ディランを演じるということ以外はハッキリしたことが判明していません。
ですが、それでもこれだけ話題になっているということは、映画ファンからも音楽ファンからもかなりの期待が寄せられているということなのだと思います。
撮影が開始されたら続報も出てきそうなので、楽しみですね!
参考:ボブ・ディラン音楽【管理人・選】
※ボブ・ディランのデビュー30周年を記念し、豪華ゲストを多数招いて行われた92年のトリビュートコンサートをBD化。スティーヴィー・ワンダー、ルー・リード、エリック・クラプトンほか、スーパースターたちが魅せた全29曲を収録。特典映像も収める。【引用:Amazon】
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高校時代にハマった映画観賞が、いつのまにかライフワークに。
ハリウッド大作からインディペンデント作品まで、ジャンルを問わず見ています。
オタク気質ゆえ、気になる作品はとことん調べてしまいます(笑)
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