
これって、まさかビートルズ映画?
音楽とのシナジー効果を狙った音楽映画は今も根強い人気があります。
フレディ・マーキュリー(クイーン)の『ボヘミアン・ラプソディー』はじめ、『アリー/ スター誕生』、『エルヴィス』などなど。
今作はちょっとタイプは違いますが、ビートルズのあの感動曲を取り上げた傑作がこの『イエスタデイ』です。
英音楽メディア『Mojo』は、音楽映画がヒットする背景として、聴いて観て楽しむ「YouTube」の影響が大きいと分析しています。
確かに、この『イエスタデイ』もビートルズの音楽を聴いて観て楽しめるストーリーになっています。
(冒頭画像:引用https://www.facebook.com/Yesterday)
あらすじ:誰もが知ってるはずのビートルズが…

ビートルズが活躍したのは、1960年代~70年代。
誰もが知っている20世紀を代表するアーティストと言われる一方で、ビートルズを知らない世代がもしかしたらいるのでは?
そこを逆手に取った「ビートルズ愛」がこの映画です。
ある時、時空が歪んだ(?)のか、世界中が一斉に12秒間停電。
イギリスの田舎町に住む売れないミュージシャン、ジャック(ヒメーシュ・パテル)は、暗闇の中を自転車に乗っていて事故に遭遇。
目覚めると、世の中から「ビートルズを知る者が一切、消えてしまった!」という設定です。
●ヒメーシュ・パテル(Himesh Patel)
誕生日:日 1990年10月13日生まれ
星座:てんびん座
身長:180㎝
出身:イギリス

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ビートルズを知っていた?唯一のミュージシャン…

ジャックのギターが事故で一緒に壊れたため、退院祝いとしてマネージャーのエリー( リリー・ジェームズ)と友達から新しいギターをプレゼントされます。
さっそくジャックがみんなの前でポロン♪ポロン♪と弾いたのが「イエスタデイ」でした。
ジャックの弾く曲に、全員うっとり!
そしてみんなに質問されたのが、「いつの間にそんな素敵な曲を作ったの?」。
ジャックは、全員に馬鹿にされたようで憤慨するのですが、みんなはキョトンとするだけ…。
●リリー・ジェームズ(Lily James)
誕生日:1989年4月5日生まれ
星座:おひつじ座
身長:170㎝
出身:イギリス
▶おすすめの代表作品
「Beatles」でGoogle検索、すると「クワガタムシ」?
家に帰ったジャックは、まさかという気持ちでインターネットで「Beatles」を検索。
出てきたのは、「車」と「クワガタムシ」(beetle)だけ。
以降、ジャックは半信半疑で身近な人やコンサートでビートルズの曲を聴かせてみせるのですが、みんな初めて聴く様子で、曲の素晴らしさに喝采を送ってくれるのでした。
ジャックが住む小さな町のこと、彼がすごいミュージシャンだという噂はすぐ広がり、地元のテレビ番組の出演も決まります。
世界に羽ばたくジャック、離れていくエリーの心…

それからというもの、彼の噂はどんどん広がり一気に全国レベルへ。
さらに彼の才能の可能性を見出したのは、なんとエド・シーラン(現役有名ミュージシャン、本人が出演!)。
自身のモスクワ公演の前座を頼まれることになります。
ここでは、「バック・イン・ザ・U.S.S.R.」を披露し、聴衆者の大喝采を浴びます。
エド・シーランは、彼が素晴らしい楽曲を1人で生み出す能力に脱帽します。
しかし、それは当然といえば当然。
ジャックしか知らない、ビートルズの曲を次々と披露すればいいだけなのですから…
アメリカ・ロサンジェルスからのオファー!

そして、ついにジャックの実力(?)は、ロサンゼルスのエージェントの目に留まることに!
マネージャーは、敏腕のデブラ( ケイト・マッキノン)。
ジャックに、「いくらでも稼がせてあげる!」と持ち掛けたのです。
ちなみに彼女は、『ゴーストバスターズ』(16)にユニークなキャラで登場。この映画でも思う存分楽しませてくれます。
さて、そんなジャックですがひとつの心残りがありました。
それは、イギリス時代に元マネージャーとして、自分をずっと支えてくれていたエリーのこと。
エリーは、ジャックが自分から離れていく淋しさを彼に訴えていたのです。
●ケイト・マッキノン(Kate McKinnon)
誕生日:1984年1月6日生まれ
星座:やぎ座
身長:161㎝
出身: アメリカ・ニューヨーク州
※『イエスタデイ』では、急に注目され出したミュージシャンを世界中に売り出す敏腕マネージャー役。目配せ、セリフの言い方、顔つきなど最高のコメディアン!
まとめ:ラストは最高に盛り上がる「ヘイ・ジュード」!

ジャックの悩みは、エリーの気持ちに正直に答えられずにいること。
それはまるで、「イエスタデイ」の歌詞そのものでした。
♬ Why she had to go
I don’t know, she wouldn’t say
I said something wrong
Now I long for yesterday ♬
そして、映画のエンディングは最高に盛り上がる「ヘイ・ジュード」!
愛くるしいリリー・ジェームズの涙に誘われながらもらい泣き。クレジットが流れても帰れません。
世代、国、地域を超えて愛される「世界のBeatles」が実感できるYouTube映像を紹介しておきましょう。
YouTube:The Beatles – Hey Jude
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