“隠れた名作”紹介シリーズ最終回の第5弾!
今回は“音楽”をテーマに5本ご紹介します。
いわゆる音楽映画は、ミュージカルからアーティストの伝記的作品まで、様々な種類があります。
その中でも、特に心に刺さった作品をピックアップしてみました。
ぜひチェックしてみて下さい。
(冒頭画像:引用https://www.facebook.com/MusicAndLyricsMovie/)
《目次:隠れた名作映画 5選:テーマ「音楽」》
▶映画ライターHalle「隠れた名作シリーズ」
第1弾:「人生編」
『ライフ・イットセルフ 未来に続く物語』『プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命』『光をくれた人』『パーフェクト・センス』『ザ・フォール/落下の王国』
第2弾:「超現実編」
『ザスーラ』『ベルベット・バズソー』『ミッション:8ミニッツ』『トランセンデンス』『イーオン・フラックス』
第3弾:「胸アツのスポーツ映画編」
『ドリフト 神がサーフする場所』『ボルグ/マッケンロー 氷の男と炎の男』『ドッジボール』『アイ、トーニャ 史上最大のスキャンダル』『サウスポー』
第4弾:「ブラックユーモア満載のコメディ編
『ボラット 栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習』『サンキュー・スモーキング』『ディック・ロングはなぜ死んだのか』『ザ・スクエア 思いやりの聖域』『ブラック・クランズマン』
1.原題:Velvet Goldmine
『ベルベット・ゴールドマイン』(98)
1970年代、イギリス。
あるロックスターが狂言自殺で姿をくらませた。
それから月日は経ち、当時そのロックスターの大ファンであった記者が回顧する形で、世間から注目を集めたロックスターの半生が描かれます。
ストーリーはそこまで練られたものではありませんが、当時流行ったグラムロックがベースになっており、中性的な容姿で性別を超えたあり方を主張した時代が描かれています。
(グラムロックで有名なミュージシャンといえば、デヴィッド・ボウイ(※Spotify)クイーンのフレディー・マーキュリー(※Spotify)など。)
この作品でも、実在の人物を彷彿とさせる二人のミュージシャンが登場します。
現在もLGBTQの話題はよく耳にしますが、この映画を通じて当時の様子を知ると“奇抜”という印象を抱くかもしれません。
とても刺激的な作品です。
主演を務めたジョナサン・リース=マイヤーズの変貌も見事で、いくつかの曲はMVのような映像もあります。
音楽映画としても楽しめますし、ロック好きにはぜひ観て欲しい作品です。
■DVD『ベルベット・ゴールドマイン』とデビッドボウイ【管理人・選】
※もっと、グラマラスに もっと、スキャンダラスに!70’sロンドン、世界を変えられると思っていた。ユアン・マクレガー主演、ジョナサン・リス=マイヤーズ、クリスチャン・ベイル他豪華競演のカルト・ミュージカル・ムービー!【引用:Amazon】
2.原題:August Rush
『奇跡のシンフォニー』(07)
孤児院で育ったエヴァンは、天才的な音楽感覚の持ち主。
ある日、音楽に導かれるように孤児院を抜け出した彼は、マンハッタンの街でギターの才能を見出され演奏活動を始めます。
両親の顔も知らず、でもひたすらに出会うことを諦めないエヴァンは、最後に“奇跡”を起こします。
『チャーリーとチョコレート工場』で有名な天才子役フレディ・ハイモアが主人公エヴァンを演じ、そのけなげさに心打たれる作品です。
(フレディ・ハイモアは『グッド・ドクター 名医の条件』でサヴァン症候群の若手天才医師を演じたことも、大変有名です)
鳥肌が立つようなラストシーンに心奪われること間違いなしで、こちらも隠れた名作と言えるでしょう。
■【管理人・選】
※11年と16日、施設で孤独な日々を耐えていた少年。「パパとママに会いたい-」その想いだけを胸にNYへやって来た。何ひとつ手がかりがないまま、両親を探し続ける毎日。しかし、その旅の途中で出会う人々、生まれて初めて手にした楽器の数々が彼の運命を変える。…【引用:Amazon】
3.原題:Music and Lyrics
『ラブソングができるまで』(07)
一世を風靡したグループ“PoP”のボーカル、アレックス。
時代に取り残され、干からびたような生活を送っていた彼に、人気女性歌手コーラへの楽曲提供という仕事が舞い降ります。
アレックスの部屋に植物の水やりとして出入りしていた、元ライターのソフィに作詞の才能があることを見出され、二人でコーラへの楽曲を作成していきます。
アレックスとソフィが次第に近づきながら、素敵な曲が完成する最後のクライマックスが本当に素敵です。
本作品で落ちぶれた過去のポップスターを演じたのは、ラブコメの王、ヒュー・グラント。
対するソフィ役はドリュー・バリモア。
ラブコメ映画界で確固たる地位を確立している二人が、音楽を通じて大人な恋を描くところにも注目です。
また、この映画での注目ポイントは映画のオープニングで流れるMV。
ヒュー・グラント渾身のMVに、一気に惹きつけられます。
2000年代らしいポップな雰囲気で観やすい作品です。
4.原題:Inside Llewyn Davis
『インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌』(13)
フォーク歌手、ルーウィン・デイヴィスの冴えない1週間を描いた作品。
女に罵倒され、男としても残念な彼は、締め出された家から飛び出してきた猫を抱え、さまよう日々。
それでも最後には屈することなくライブハウスで歌い続ける…
その観客の中には、のちに世界的に有名になるボブ・ディランらしき人物が憧れの眼差しでルーウィンの姿を見ていた…
風刺的な作品が多いコーエン兄弟監督の作品。
全体的に暗い色調ですが、それがまたルーウィンの心のモヤモヤを反映しているような演出も、無駄がありません。
ギターを抱えて歌うルーウィンを演じたのは、ジュリアード音楽院卒業で音楽の実績もばっちりのオスカー・アイザック。
彼の歌声が本当に素晴らしく、オスカー・アイザックがもっと好きになる作品です。
5.原題:Music of the Heart
『ミュージック・オブ・ハート』(99)
バイオリスニトのロベルタは、夫との別居をきっかけに息子たちと共にイーストハーレムへ引っ越すことに。
そこで職を探す彼女は、小学校でバイオリンを教えようと校長室を訪ねます。
イーストハーレムの子供たちにバイオリンは無理だと、断固拒否していた校長を何とか説得し、バイオリンクラスを開設することになります。
瞬く間に人気クラスとなりますが、市の予算カットのためクラス存続の危機に陥ります。
(実話ベースの物語です。)
メリル・ストリープ主演、1999年の米アカデミー賞主演女優賞にもノミネートされた作品です。
メリル・ストリープはこの役のためにバイオリンを猛特訓したという背景もあります。
ラストシーンで描かれるカーネギーホールでの演奏会は、実際にカーネギーホールを使用しており、音の響きが格別です。
小学校の子供たちに厳しくレッスンにあたる彼女の姿がある一方、「心で弾くの。」と時にぐっと引き込む指導もする姿もあります。
力強い信念を持つ主人公に注目の作品です。
監督は『エルム街の悪夢』『スクリーム』などホラー映画有名なウェス・クレイヴン監督。
彼のキャリアの中で数少ない非ホラー映画という点でも注目に値する作品です。
■【管理人・選】
※Amazon.co.jpで使えるギフトカードです。数億種の商品・サービスに利用できます。(ギフトカードなど、一部制限)ギフトボックスが付属します。有効期限は発行から10年です。
まとめ
いかがだったでしょうか。
これまで5回にわたって隠れた名作シリーズを掲載してきました。
みなさんの映画に対する興味を少しでもかき立てられるようなものになれば幸いです。
《まとめ:隠れた名作映画 5選:テーマ「音楽」》
▶ライターHalle「隠れた名作シリーズ」
第1弾:「人生編」
『ライフ・イットセルフ 未来に続く物語』『プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命』『光をくれた人』『パーフェクト・センス』『ザ・フォール/落下の王国』
第2弾:「超現実編」
『ザスーラ』『ベルベット・バズソー』『ミッション:8ミニッツ』『トランセンデンス』『イーオン・フラックス』
第3弾:「胸アツのスポーツ映画編」
『ドリフト 神がサーフする場所』『ボルグ/マッケンロー 氷の男と炎の男』『ドッジボール』『アイ、トーニャ 史上最大のスキャンダル』『サウスポー』
第4弾:「ブラックユーモア満載のコメディ編
『ボラット 栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習』『サンキュー・スモーキング』『ディック・ロングはなぜ死んだのか』『ザ・スクエア 思いやりの聖域』『ブラック・クランズマン』
《ライター:Halle》
暇さえあれば、映画観る!がモットー。
映画が好きになったきっかけは、時間を持て余していた大学時代。
うかつにも数々のシリーズ映画に手を出してしまったのです。
Marvel、DC、スター・ウォーズ、トランスフォーマー、パイレーツ…
今ではすっかり映画が生活の一部になってしまいました。
Twitterでも、気ままに映画・海外ドラマネタでつぶやいています。
良かったら覗いてみて下さい(^^)//
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